- 2016年8月8日
- イベント
前期合評レポート!
7月30日、前期合評が行われました。
合評は年に二回だけ行われる講評会です。発表者の作品ひとつひとつについて、忌憚なく意見します。
上級生も下級生も入り交じり、まっすぐな目でもって互いに研鑽するこの合評会は、
文芸表現学科での伝統となっている一幕です。
今回から公募制を取り入れ、授業に出していない制作物にも合評の対象を広げました。
応募してくれた何名かの作品はこの日一発目に合評しました。
個人的には、これまでの合評にはあまり出てこなかったような
試みを感じる作品が現れ、合評に新たな一面が生まれたような気がしています。
また後期でも募集する予定ですので
今回に間に合わなかった人は是非送ってくださいね〜。
さて、ここからは通常どおりの合評です。
何かと忙しい一回生たちも作品を読んでよく発言してくれました。
四回生や先生方からの指摘が飛び、対する発表者はしっかり自分の構想を伝え、
聴いている学生たちも真剣な顔つきでした。
そして! 前期合評恒例、俳句と短歌の講義(制作基礎I)から
それぞれ句会と歌合(うたあわせ)を行いました!
まずは俳句。
授業を担当される千野帽子さんが選抜した句の一覧から、
あらかじめみんなに投票してもらった状態でスタートします。
投票者から、どうしてこの句に投票したのか? どんな解釈でこの句を読んだか? など、
作者のいる場で自由に発表し、ときに作者の意図も聴きます。
俳句に触れたことのない人でも、そして俳句を知る人はさらに楽しめる、それが句会です。
つぎに短歌。
「歌合」という、古くは平安時代から続くバトル形式での発表となりました。
紅白に分かれ、今回はターン制で自分のチームの歌を褒めたり、相手チームの歌を批判しました。
そして勝敗のジャッジは観客と、授業を担当される永田淳さん、新元先生、四回生の田口さんに託されます!
これを繰り返し、超接戦の末に白組の勝ちとなりました。
回を追うごとに発言の切れ味がどんどん増していって(笑)、見ていて本当に面白かったです。
今回の合評はこの一日のみの開催となりました。
それでもやることはいつもの合評と同じなので、ちょっと疲れたかもしれませんが、翌日からは夏休み。
たくさん遊んで、また元気な顔を見せてくださいね。
(スタッフ・加藤)