映画学科

大阪アジアン映画祭協賛企画にて、昨年度の大学院卒業制作作品が上映されます

昨日2月25日(土)より、2016年度の京都造形芸術大学卒業展(映画学科の上映スケジュールはこちらから)がスタートしましたが、本日は3月8日(水)に上映されます昨年度の卒業制作作品についてのお知らせです。

 

3月3日より開催されます大阪アジアン映画祭の協賛企画、芳泉文化財団助成作品の上映において、2015年度の本学大学院映画・映像研究専攻卒業制作作品でもあります「スウィーテスト・トゥルース」が上映されます。

監督のエブドクシア・キロプルさんはギリシャの出身、本作品は日本とギリシャで撮影されています。

hs05_1 映画は「シーシュポス」(Σίσυφος, Sisyphus)というギリシャ神話に登場する人物を監督なりに解釈した作品となっています。現在の社会に、現代のシーシュポスがいるかどうか?作中の主人公である二人の女性、日本人・シシィ(仲井笑美子:俳優コース6期生)とギリシャ人・カテリナ(エフスタシア・ツァパレリ)は、ギリシャと日本という違う国に住んでいるが、二人とも同じ人間であり、同じ痛みを抱えています。彼女達は己と向き合うため、シーシュポスと同じように山頂を目指します。異なる環境にいても、人間として共感できる部分は必ずあるはずであり、本作は映像を通してそれを表現する事に挑戦しています。

 

会場は大阪中之島の国立国際美術館、日時は3月8日(水)13:00からとなっております。ゲストとして、スタッフ(プロデューサー・撮影・ギリシャパートでは出演もしています)として参加していた仲村逸平さん(映画製作コース6期生)が登壇する予定です。入場は無料です。

この上映が初公開となりますので、この機会にぜひご高覧いただけましたら幸いです。

 

上映情報

作品名:「スウィーテスト・トゥルース」(2015年/日本・ギリシャ/58分)

監督:エブドクシア・キロプル

会場:国立国際美術館 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-2-55

日時:3月8日(水)13:00(「レンコーンの夜」と併映)

 

大阪アジアン映画祭

http://www.oaff.jp/2017/ja/index.html

芳泉文化財団作品

http://www.oaff.jp/2017/ja/program/index.html#hs

 

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