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2017年5月10日  授業風景

【染織コース】大学院スクーリング

先日、大学院スクーリング 美術・工芸演習「天然染料の色を探る」が行われました。

ワークショップの紹介と成果物をご覧いただきたいと思います。

 

担当は石塚先生です。最初に石塚先生の貴重なコレクションと、今回の染色方法のレクチャーがありました。今回使う染材は紫根と紅花です。

湯を沸かし、紫根を揉み出しながら色素を取り出します。

大学院スクーリング_石塚先生

 

媒染には灰と酢酸アルミの2種類を使います。

 

灰を溶かしているところです。昔から染色には灰汁が使われてきました。灰にはアルカリ成分と僅かなアルミ分が含まれています。この灰は紅花の抽出にも使いました。

 

大学院スクーリング_石塚先生2

灰で先媒染し、それから染料に浸けていきます。

鮮やかな紫色に染め上がりました。

 

大学院スクーリング_石塚先生3大学院スクーリング_石塚先生4

紅花はアルカリで抽出し、その後、酸で中和します。

 

大学院スクーリング_石塚先生5大学院スクーリング_石塚先生6大学院スクーリング_石塚先生7

 

染め重ねる回数を増やすと、底光りする紅に染め上がります。石塚先生から江戸時代の紅と紫を見せてもらいました。

 

大学院スクーリング_石塚先生8

 

100年以上経っているのに紅や紫の鮮やかさが失われていません。

この色を出すのに何回も染め重ねられたことでしょう。

最後は成果物を前に、技法の振り返りです。被染物に対し染料の量や助剤投入のタイミング、染織時間など今回のワークショップの技法を振り返ります。

 

大学院スクーリング_石塚先生9

化学染料の無い時代、鮮やかな色を纏うことは権力と富の象徴でした。目も覚めるような紅や紫はどれほど人の羨望を集めたことでしょうか。

今回の大学院のワークショップで、古来の染色方法の一端を窺い知ることが出来ました。

 

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