- 2017年6月2日
- イベント
1回生研修旅行!-②-
こんにちは、歴史遺産学科の副手です。
先日の研修旅行1日目レポートに続き、今回は2日目をお届けいたします!
1日目レポートはこちら→◆
2日目まず向かったのは、「関鍛冶伝承館」です。
関鍛冶伝承館では鎌倉時代から受け継がれる関鍛冶の技を学びます。
関を代表する兼元・兼定をはじめとする日本刀や、その製造工程・歴史に関する展示がされており、また作家さんのコレクションや近現代の刃物製品も展示されています。
展示を見て周りながら、学芸員さんからお話をうかがいました。
繊細なつくりの刀剣や刃物に学生たちは食い入るように見ていました。
このように刀剣の重さを実感できる展示もあります。
重さは野球選手のバットと等しいそうです…!
なかなかの重さに体験した学生は驚いていました!
そして次は「美濃和紙の里会館」です!
まず館長の清山 健さんの講義をお聞きしました。
世界無形文化遺産となった日本の「和紙」。なかでも美濃紙が高い技術と検品によって最高品質が保たれていることがよく分かりました。
また、伝統を伝える取り組みについて、特に材料であるこうぞの栽培や紙漉きのための道具の製作に尽力されていることをうかがい、学生も真剣にノートをとっていました。
そして紙漉き体験です!
エプロンをつけ、講師の方に教えていただきます。
美濃紙は「流し漉き」という方法でつくられています。「化粧水」とよばれる紙の表面部分を形成する行程にはじまり、「調子」という縦揺りと横揺りの動きによって紙を漉いていきます。最後に「払い水」とよばれる行程の後、乾燥させます。
一通りやり方を教えていただき、いざ体験!
細かい動きに学生たちは苦戦しながらも、なかなかできない体験にとても楽しそうな様子でした。
漉いた紙に模様を施し、自分オリジナルの紙をつくります。
このように乾燥させ、完成を待ちます。
出来上がりが楽しみですね!
紙漉き体験の一方で、展示見学もさせていただきました。
様々な手漉き和紙
和紙を使用した空間演出・インテリア
美濃紙の歴史・製作工程の展示から、美濃紙を使用した作家さんの作品展示など、幅広く学ぶことができました。
そして最後に完成した手漉き紙をいただき、
次に向かった先は「岐阜県博物館」です!
まずは現在開催されている企画展「関ヶ原~天下分け目の合戦と美濃~」を見学しました。
担当学芸員の方が解説してくださり、その後常設展示を見学させていただきました。
また、今回特別にバックヤードの見学もさせていただきました。
実際にその空間にいながらお話をお聞きすることで、学芸員の仕事を肌で感じることが出来ました。
そして、展示見学からお世話になった学芸員の南本 有紀さんから博物館の仕事についての講義をお聞きしました。
現場のお話を聞くことで、1回生たちは学芸員とはどのような仕事なのかをより知ることができたと思います。
貴重なお話をありがとうございました!
以上で2日間の研修旅行は終了です!
今回の研修旅行では実際に足を運んで自分の目でみること、また体を動かして実際に体験することの大切さを実感しました。
見学先では多くの方に大変お世話になりました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
そして学生のみなさん、2日間お疲れ様でした!
7月28日(金)に研修旅行についての発表会が開かれる予定です。
この研修旅行で学んだことをどのようにまとめ、どこを掘り下げるのか研修旅行発表会が楽しみですね!
しっかり休んで、これからの授業・発表会に向けて、皆さん頑張りましょう!!