こども芸術学科

1日体験入学に、参加いただきありがとうございました。

6月11日体験入学の授業に参加いただき、ありがとうございました!

 

植木鉢に未来を描き育てる
手からの表現と創造性
未来を植木鉢にのせて!

 

こども芸術学科の鉢植えをつくる体験授業は、芸術系教員の村山が担当しました。まず、大学の瓜生山含めた自然物に手で触れて、制作に使えそうなものを拾い採集し、五感の中の触覚の感性を高めてもらいました。

sIMG_2172

ここは、こども芸術学科の制作場所である至誠館4階にある、庭園です。植物に久しぶりに触れて、香りなども確認しましたようです。

 

今回は、筆やペン、はさみなどは使わないで、空の鉢に絵具を直接手や指で鉢に描く制作になります。紙と採集した植物は、手でちぎって貼ったり、紐でしばったりして、今までにやったことのない「手での表現」の手づくりの体感する授業になります。

sIMG_3661

こちらが、制作に使う空の鉢です。京都の花屋さんから、捨てられるものをいただいて来て、きれいに洗ったものです。身近にあって価値がないようなものにも、創意工夫により、新たな価値を生み出すことは、それこそ芸術なのだと思います。事前に、こども芸術学科の学生さんが、鉢の表面をヤスリかけをしてくれました。つるつるしていますと、絵具が付かないこともありますので。

 

制作した高校生から、子どもの頃に戻ったように、たのしく制作が出来ましたと言ってもらえました。とても大事なことですね。こども芸術学科では、美術の手法や技術を学ぶことだけでなく、自身のこどもの頃のルーツを探りながら、子どもの目線や子ども心を大切に、純粋に表現することが最も大切であると考えています。

 

sIMG_3663

それぞれの思いが形になりました。とっても素敵な鉢になりました。手で紙をちぎると思いもよらない形になってそれが味や良さに見えてきますね。指で描いた絵具のタッチも、筆やペンでは出せない思いがけない表現と、それを見て生かして行くことの中で、どんどんオリジナルな鉢になって行きました。生の植物も、生け花のようにつけたり、貼ったりすることも今まさにつくったと言う新鮮さも面白いですね。

 

sIMG_3662

学科長の近江先生の、こども、芸術、教育の話を、熱心に聞いてくれていますね。

 

 

今回の体験授業では、最後に土と花種を参加者全員にお渡しして、自宅などでここで制作した鉢に土を入れて種を育てるところまで、授業の一つとしています。

 

本日参加してくれた皆さん、種を、子どもの成長に見立て育てて見る中で、生きているものの実感と、多くのことを学び考える機会になってくれれば幸いです。

 

体験授業の教室の中には、在学生の授業で行った作品やポートフォリオなども並べました。また、授業のサポートとして在学生2名にも来てもらいましたので、こども芸術学科の大学での様子なども聞ける機会にもなったと思います。

こども芸術学科のことをより詳しく知りたい人は、体験入学必見です。

 

高校生の皆さん、それでは7月の体験入学も是非楽しみにお越しください。

 

(教員/村山)

 

 

—————————————————————————————-

【こども芸術学科7月の体験入学のご案内】

 

1日体験入学 B日程 7/9(日)「ものがたりをつくる。」

 

私たちは、「言葉」と「表現」という素晴らしい道具を持っています。この日はこどもの頃へタイムトラベルしたり、自分と他者の間に生まれるコミュニケーションからいろんな発見があるはずです。キャンパス内を散策し、自然からインスピレーションを受け、1つの物語をつくります。それを絵本や紙芝居にまとめ、発表し合い、いろんな物語を楽しみましょう。

【Webからお申込みいただけます。申し込みはこちらから!】

https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc06-11_07-09/

 

 

<253254255256257>