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2017年6月30日  インタビュー

教員コラム紹介⑤「世界が広がる-縮尺という魔法-」/川合健太教員

 

世界が広がる-縮尺という魔法-

空間演出デザインコース /川合健太教員

 

「縮尺」という概念を皆さんはご存知でしょうか。例えば、地図の片隅に書いてある125000 1/25000 という数字がそれを表しています。

つまり、今ここにいる私たちの身の回りの 世界を「1」とすると、その目の前の地図が表している世界が 1/25000 であることを示しています。もちろん、これは紙上に表されたイメージの話であり、実際にはそのような小さな世界は存在していないのですが、古来より人びとはこうした概念をもとにして、未知なる世界の全体像を把握しようと努めてきました。そして、これはわれわれが取り組む空間演出デザインでも同様です。

 

インテリアデザイン、生活デザインの分野では、実寸(11)はもとより、150 1100 の縮尺など、自らの身体(11)を基準にして、さまざまな縮尺を渡り歩きながら、空間を把握し、関係を分析し、発想を練り上げて、図面や模型といったツールを用いて表現していきます。これは言わば、デザイン思考を掌中におさめるための王道であり、建築デザインや空間演出デザインに携わる人にとっては欠かすことができない概念です。

例えば、図面を見ることを「図面を読む」などと言いますが、図面を読むためには縮尺を知らなくてはいけません。どの縮尺で描かれているかによって、そこに描かれた図の意味することが大きく異なってくるのです。いかに素早く図面の縮尺に馴染めるか、それがプロと素人の境目であるとも言えるでしょう。

そして、この「縮尺」がすごいのは、使い方を変えてみると、ある時はアリの視点になって世界を見たり、ある時はゾウの視点になって世界を見たりと、まるで魔法のようにいろいろな世界の見方を獲得することができるのです。縮尺を知るときっと世界がひろがります。

 

 

 

ミニ講義

実寸(1:1)で空間を考えている授業のひとコマ

 

 

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