- 2017年6月21日
- イベント
ASPer 2017 第二回「アートに会いに行こう!」レポート
6月18日(日)、高校生アート・サポーター・プロジェクト「ASPer」第二回が開催されました。
今回のテーマは『アートに会いに行こう!』。
前回プロジェクトを行ったARTZONE(http://artzone.jp/)とその周辺のギャラリー、工房を巡り、展示作品の鑑賞や「アート」が生まれる現場を通して、「作品をプロデュースすること」について考えるツアーを行いました。
ツアーの前に、山下里加先生から「ギャラリー」についてのレクチャーが行われました。企画ギャラリーや貸しギャラリーといった種類からそれぞれの役割の違い、訪問時の作法などを教えていただきました。
その後、まずはARTZONEで開催中の「SHINE」展を実際に鑑賞!1Fから2Fの展示の雰囲気が大きく変化して、高校生たちからは驚きの声が聞こえました。アートプロデュース学科の学生とともに作品を鑑賞しながら、高校生たちはそれぞれ作品の魅力や気になったポイントを探っていきました。鑑賞後は、展覧会の「キャッチコピー」を考え、発表しあうワークショップを行いました。1つの作品でも見る角度が異なれば、その分作品の見方や世界が広がることを体験できたように思います。
そしていよいよ、ARTZONEを出て周辺のギャラリーを見学です!
- ●同時代ギャラリー
レトロな雰囲気を出している建物は、1928年に「毎日新聞社」の京都支社として建てられたのが始まりです。現在は京都市登録有形文化財に指定されています。
同時代ギャラリーは1Fで運営されていて、その他ビル内ではカフェスペースや演劇の上演などもあります。
- ●Gallery PARC(ギャラリー・パルク)
美術家・田中真吾さんによる「Phantom Edge」展が開催されていました。田中さん本人から実際に作品の意図や制作過程におけるお話を聞くことが出来ました。ギャラリーの方からは、空間を運営するにあたっての意見や展覧会の趣旨なども聞けて、貴重な体験となりました。
- ●京都刺繍修復工房「三条工房」
ツアー最後に訪れたのは工房。ここ「三条工房」は、約100~150年前の刺繍打敷の修繕や独自で手がけた刺繍作品の販売、作品作りの実演などを行っています。オーナーさんからはお仕事の内容紹介とともに、活動を通して刺繍文化を守りたいという想いが語られました。
長いツアーの後は再びARTZONEへ戻り、これまでの体験を全員で振り返りました。この体験を通して、「アート」作品そのものやそれを作り出すさまざまな人との関わりを楽しんでくれていたらうれしいです!
そして、ASPer第三回目の開催は7月16日(日)です。いよいよ最終回となりました。こちらもまだたくさんのご参加をお待ちしています!
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●次回(最終回!)予告
高校生アート・サポーター・プロジェクト第3回『展覧会の裏側ってどうなってるの?』
日時:7月16日(日)14:00-16:00
場所:ARTZONE
展覧会の会場には、アート作品の魅力を引き出し、お客様に楽しんでもらうためのたくさんの工夫が仕掛けられています。それがどんなものか探してみませんか?
●参加申し込み方法
下記に参加者のお名前/高校名(所属)/参加希望日をご連絡ください。
京都造形芸術大学アートプロデュース学科
電話:075-791-9296 FAX:075-791-9429
e-mail:info@artzone.jp
※メールの場合は、件名に「ASPer申込み」を記載の上お送りください。
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