- 2017年10月24日
- イベント
第2回!歴史研究クラブ ~ヤコウガイでアクセサリーを作ろう!~
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
秋も深まり、朝晩に関わらず肌寒くなってきました。
紅葉が待ち遠しい季節ですね。
さて、今回は10月15日(日)に開催された歴史研究クラブの様子をお届けいたします!
第2回目となる今回は、ヤコウガイでアクセサリーを作ろう!–古代の技術に挑む–と題して、
ヤコウガイという螺鈿(らでん)や装飾品の素材として古来から用いられていた貝を使用した
アクセサリー作りを行ないました!
(第1回目歴史研究クラブの開催レポートはこちらです)
まず始めに、岡田先生よりヤコウガイや螺鈿についてお話を聞きました。
螺鈿とは、真珠層の部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む技法です。
隙間なく切り出すのは難しく、とても緻密で繊細な技術です!
本日使用するヤコウガイ(中央)です。
皆さん観察したり触ってみたり、興味津々です!
まず、どのようなものを作るのか想像を膨らませながら図案を描きます。
そして作りたい形に切り出したヤコウガイをやすりでさらに削り、その後磨いていきます。
はじめは粗いやすりで削り、次第に細かいものへと切り替えて断面や表面を磨きます。
真珠層が見えるまで時間をかけて削り、磨いていきます。
なかには敢えて表面の緑を残したり、自分のデザインにあわせて削り具合を変えている方もいました!
みな作業に夢中で約2時間、ひたすら磨き続けていきます。
そして最後に合評です!
削り方、形や厚みのこだわりなど、ひとりひとり発表を行ないました。
自分とは違った発想の作品の発表に聞き入っていました!
さて、この後どのようなアクセサリーになるのでしょうか。楽しみですね。
短い時間でしたが、皆さん一生懸命取り組んでくださり、とても良い作品ができたと思います。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!!
そして次回の歴史研究クラブは11月19日(日)に開催されます!
第3回目となる次回は染め、金や銀の細かい箔を散らすなどの様々な技法により
美しく彩られた装飾料紙を作ってみましょう。
古代の技術を実際に手を動かしながら学び、体験していただきます。
気になる方は、是非ご参加ください!みなさまのご応募お待ちいたしております!
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【第3回 歴史研究クラブ】
奈良時代からの技術を体験 装飾料紙を作ろう!
日時:11月19日(日) 13:00~16:00
集合場所:京都造形芸術大学 人間館(NA)4階 歴史遺産学科自習室
集合時間:12:45 ※当日はスタッフが待機していますので、全員で実施場所へ移動します。
解散場所:大学にて解散します。
対象:高校生・受験生
参加費:無料
持参物:筆記具・ノート
お申し込みはこちらから !
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