文化財保存修復・歴史遺産コース

第2回!歴史研究クラブ ~ヤコウガイでアクセサリーを作ろう!~

こんにちは。歴史遺産学科の副手です。

 

秋も深まり、朝晩に関わらず肌寒くなってきました。

紅葉が待ち遠しい季節ですね。

 

 

 

さて、今回は1015()に開催された歴史研究クラブの様子をお届けいたします!

 

 

2回目となる今回は、ヤコウガイでアクセサリーを作ろう!古代の技術に挑むと題して、

ヤコウガイという螺鈿(らでん)や装飾品の素材として古来から用いられていた貝を使用した

アクセサリー作りを行ないました!

(1回目歴史研究クラブの開催レポートはこちらです)

 

 

まず始めに、岡田先生よりヤコウガイや螺鈿についてお話を聞きました。

 

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螺鈿とは、真珠層の部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む技法です。

隙間なく切り出すのは難しく、とても緻密で繊細な技術です!

 

 

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本日使用するヤコウガイ(中央)です。

 

 

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皆さん観察したり触ってみたり、興味津々です!

まず、どのようなものを作るのか想像を膨らませながら図案を描きます。

 

 

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そして作りたい形に切り出したヤコウガイをやすりでさらに削り、その後磨いていきます。

はじめは粗いやすりで削り、次第に細かいものへと切り替えて断面や表面を磨きます。

 

 

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真珠層が見えるまで時間をかけて削り、磨いていきます。

なかには敢えて表面の緑を残したり、自分のデザインにあわせて削り具合を変えている方もいました!

 

 

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みな作業に夢中で約2時間、ひたすら磨き続けていきます。

 

そして最後に合評です!

 

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削り方、形や厚みのこだわりなど、ひとりひとり発表を行ないました。

自分とは違った発想の作品の発表に聞き入っていました!

 

さて、この後どのようなアクセサリーになるのでしょうか。楽しみですね。

 

 

 

短い時間でしたが、皆さん一生懸命取り組んでくださり、とても良い作品ができたと思います。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

そして次回の歴史研究クラブは1119()に開催されます!

 

3回目となる次回は染め、金や銀の細かい箔を散らすなどの様々な技法により

美しく彩られた装飾料紙を作ってみましょう。

古代の技術を実際に手を動かしながら学び、体験していただきます。

 

気になる方は、是非ご参加ください!みなさまのご応募お待ちいたしております!

 

 

 

 

 

 

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【第3回 歴史研究クラブ】

奈良時代からの技術を体験 装飾料紙を作ろう!

 

日時:1119() 13:0016:00 

集合場所:京都造形芸術大学 人間館(NA)4階 歴史遺産学科自習室

集合時間:12:45 ※当日はスタッフが待機していますので、全員で実施場所へ移動します。

解散場所:大学にて解散します。

対象:高校生・受験生

参加費:無料

持参物:筆記具・ノート

 

お申し込みはこちらから !

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