- 2017年10月30日
- 日常風景
手塚 眞先生特別授業!
11/27の3、4講時にヴィジュアリストの手塚眞先生の特別授業がマンガ学科で行われました!
手塚眞先生はマンガ家の手塚治虫先生の御長男でもあられます。
3講時は主にご自身と映画、映像の事について様々なお話をしていただきました。
幼いころからマンガとアニメがあまりに身近にあったため逆に実写映画に興味を持たれたのだそうです。
学生時代から学生映画賞に向けて8㎜フィルムで映画を撮影し、賞をもらって人脈を増やしていかれたとのことでした。
このお話は受賞し、アシスタントあるいは読み切りと段階を踏んで
マンガ家になるという道筋と似ており学生にとっては想像しやすいものだったのではないでしょうか。
3講時の最後に1999年に公開された『白痴』という映画を文字通り命を賭けて制作されて、心身共に疲弊された手塚眞先生は
「もう撮りたくない。でも撮ってしまうんです。好きだから。」と語っておられました。
作品に対する熱量はお父様の手塚治虫先生のイメージと重なりとても印象深いものになりました!
4講時は手塚治虫先生の作品に触れつつ、
マンガのルーツや技法などについて講義していただきました!
マンガの描き方が今ほど確立していない頃から様々な技法を使っておられた手塚治虫先生。
特徴的なコマ割り、キャラクターのデフォルメはもちろん
感情の表し方など今となっては当たり前になっている事から、先生ならでは手法まで。
手塚治虫先生を一番近くで見ておられた眞先生から教えていただくことで、
学生達にも生の声として響いていたのではないでしょうか。
そして手塚眞先生は2018年正月に新作映画の公開を控えています!
30年前に制作されたロックミュージカル映画を続編でもリメイクでもなく、
全く新しいニューカルトムービーとして制作された本作。
授業を聞いた学生はまた違った目線で楽しめるかもしれませんね!
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