- 2017年11月7日
- 日常風景
【授業紹介】石膏を知ろう
1年生の「造形表現Ⅱ」の授業では、パルプやこうぞを使って紙すきを行い、紙を作ったり、紅茶を煮詰めてインクを作ったり、葦(あし)という植物を使ってペンを作ったりと、様々な素材に触れてきました。
今回触れるのは石膏です。
石膏というと、石膏像や、家の壁面など、すでに固まって出来上がったもののイメージがあると思います。どのように形を作っているかというと、粉の状態の石膏と水を混ぜて液状にし、型に流し込み、乾燥するのを待つ。これだけです。水と混ぜてから20分ほどで固まり始め、すぐに形ができるのが魅力です。
授業では、身の回りにある卵パックや紙コップ、お菓子のプラスチック容器などを型として使いました。
白いまま石膏を固めた後は、色を混ぜて型をとっていきます。紙コップで固めるときに違う色を数回に分けて入れると、紙コップをはがした後にきれいな色の層ができます。
また、少量の場合すぐに固まることから、ビニールの上に流して偶然できた形のまま固めたり、たまごパックの型をとって、スーパーによって微妙に形が違うことに気づいたりと、色々な発見があったようです。
「子どもたちを対象に、石膏でワークショップをしたら、どんな発見をしてくれるのかな」という声もありました。「造形表現Ⅱ」の素材に触れる授業で、制作や保育、さらにはワークショップなど、色々なことに繋がる種を発見してほしいです。
(大塚:スタッフ)