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2017年11月6日  イベント

【写真コース】「秋の収穫祭」にて2014年度卒業生によるレクチャーと展覧会報告

通信教育部主催イベント「秋の収穫祭」にて2014年度卒業生によるレクチャーと展覧会会場にてギャラリートークが行われました!

2014年度卒業生の高橋親夫さんの展覧会「タイル・ルート・トタン」が201778日から宮城県仙台市のせんだいメディアテークで行われました。1

展示の立て看板。横には鷲田清一館長のテキスト

展覧会最終日の101日に通信教育部の恒例のイベント「秋の収穫祭」を開催。高橋さんによるレクチャーと展覧会会場でのギャラリートークが行われました。2

本年の「秋の収穫祭」は通信教育部20周年を記念した拡大版で、全国7箇所で行われます。その最初の開催地が仙台です。卒業生が登壇するのは仙台と福岡のみで、高橋さんの地域に根差した活動が高く評価されたことによります。

当日は東北はもとより、関東関西からも多くの学生が参加しました。

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冒頭の司会進行は空間演出デザインコースの川合先生。手前に見えるのは高橋さんが撮影した場所を記録した図面。和紙に緻密な情報が描きこまれています。

 

高橋さんのレクチャーに先立ち、まずは「こども芸術の村」プロジェクトの早川欣哉先生による特別講義「地元を芸術で耕す」が行われました。「こども芸術の村」プロジェクトは、芸術を通して東日本大震災で被災した東北のこども達の心と身体の健康を育み、様々な芸術文化活動に目覚め、こども達が夢と新しい未来を手に入れることを願って発足したプロジェクトです。地域の歴史や特産物をベースとしたユニークな7つの事例が紹介され、こども達の未来に明るい希望の火が灯りつつあることが示されました。

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雄勝にルーツを持つ子供たちによる特産の雄勝石の粉末による粘土を押し付けて作った、海の特産物である帆立貝型の皿。

 

高橋さんのレクチャーは1984年に始まった地域の記録写真の紹介から始まりました。一緒に記録しようと周囲の方に声をかけたが、その意義を全く理解されず協力を得られなかったそうです。撮影位置と方向を地図上に記載し、旧高砂村の範囲を記録したところで約一万枚の写真とともにまとめ2008年に仙台市博物館に寄贈されました。歳月とともに風景は変わってしまい、今ではかつての場所がどこだったか見当もつかないそうです。

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写真コースの勝又先生の司会進行によりレクチャーが始まりました。

 

2011年の4月から写真コースに入学する予定にしていた311日に東日本大震災が起こり、再び地域の記録写真を撮り始めたそうです。この時も周囲の写真仲間の方々は被災地を撮影することに否定的だったそうですが、高橋さんは撮影を続け、卒業制作の『復興大地』、その後に出版された写真集『あの日に続く時間』へと結実しました。

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静かな語り口ながら熱くレクチャーする、高橋親夫さん。

 

その後2年ほど前から撮影地域を福島県に拡げ、今回の展覧会「タイル・ルート・トタン」は仙台の荒浜と藤塚地区と福島の浪江町の作品で構成されています。

 

レクチャー後に展覧会会場へと移動し、まず今回の展覧会を企画した「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の田中さんよりそのご活動と展覧会の説明がなされました。高橋さんは2015年から参加されています。また2017年度生の工藤さんもメンバーの1人です。

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地図を前に話し合う髙橋さんと工藤さん。

 

その後実際の作品を前に改めてご本人より説明をして頂きました。壁面のない空間のため、吊りを主にした展示の構成になっています。

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高橋さんの地道で孤独な営みが時とともに周囲にその価値や意味を理解され、様々な利用やコラボレーションへと広がっていることや写真の持つ力の凄さを改めて認識することができました。また高橋さんの緻密な記録とそれをまとめ上げていく力、また建築士という職業によって培われた知識と能力が作品に活かされていることがよくわかりました。

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壁面のないラウンジ展のため、板を山型に支え合い、仮設の壁による廊下状の空間を作って展示をするなど随所に工夫がされています。

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仙台メディアテークの清水さんにより館内の見学ツアーも行われました。

 

参加者からは各講師に活発な質問や意見交換がなされ、シリアスなテーマながらも過去と未来の双方に目を向けた活気のある有意義な会になりました。

 

写真コースでは、地域で奮闘する学生、卒業生の活動をフォローし、卒業後も変わらぬ交流を通じて、生涯に渡る研究と制作の支援と地域や文化の創造への貢献を目指しています。是非皆さんも、ご活動を報告してください!

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