文芸表現学科

辻仁成先生の集中講義

 
4月につづいて辻先生の2度目の集中講義が開講されました。
2日間かけて、学生の掌編小説を22作品、全員で合評します。
 
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今回は、全員が同じタイトル、同じ登場人物、同じ舞台設定、で掌編小説を書きました。
そのことにより、書き手一人ひとりの個性がより浮かび出るのではないか、という試みです。
 
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1回生から4回生までが、忌憚なく意見を交わし合い、
合評はとても盛り上がった様子です。
 
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辻先生からは、小説としてはまだまだ下手だけれど、みんなそれぞれに「何か」がある、僕はそれを伸ばしたいという励ましがあった一方、会話がとても駄目だという具体的な指摘から、思い切りが足りない、理論ばかりで空想がない、といった厳しい指摘もありました。学生たちの目や顔つきがどんどん真剣にかわっていくのが、見ていてとても面白かったです。
 
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次回は10月。
またべつの設定ですが、全員で同じ素材を書く予定です。
 
 
(文・たけうち)

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