会田誠『MONUMENT FOR NOTHINGII』共同制作展

会田誠『MONUMENT FOR NOTHINGII』共同制作展


●会期 2009年4月28日(火)−5月21日(木)
●会場 京都造形芸術大学 GALLERY RAKU
●開館時間 11時00分〜19時00分 / 会期中無休
※4/28(火)〜5/21(木)の期間は、共同制作の現場をご自由にご覧頂けます。
●入場 無料
●共同制作者
[大募集]
本プロジェクトでは、約1ヶ月間、会田誠氏とともに作品を制作する参加者を広く募集しております。参加資格は問いません。ご参加をご希望の方は、1.氏名、2.生年月日、3.所属、4.連絡先をご記入の上、こちらのメールアドレス(yoshioka@kuad.kyoto-art.ac.jp)まで、お知らせ下さい。なお、参加に関するご質問は、同様のメールアドレスまで、お送り下さい。
●企画趣旨  『MONUMENT FOR NOTHING』シリーズは、天井高6〜7メートルある、現代美術館のいわゆるホワイトキューブの壁面に仮設展示する目的で作られます。本展で公開制作する『MONUMENT FOR NOTHINGII』は、“中世のゴシック教会に見られるレリーフ状の祭壇彫刻のようなもの”を漠然としたテーマに設定し、美術家・会田誠氏と、主に美術大学の学生たちによって共同で制作されます。目指すのは、視界を覆い尽くす巨大なスケールに、隈なく造形された細部、すなわち“今どき流行らない荘厳美”です。
  しかし、その圧倒的なまでの全体に対し、素材には、使用済みの“ヘナチョコ段ボール”のみが用いられます。また、接着・連結はクラフト紙の紐と必要最低限のガムテープ・ホットボンドのみといった、様々な縛りの中、愚直なまでの「手作業」を奨励し、手軽で「個性的」な制作方法は禁じられます。それは、芸術が個人の創造行為に限定されるようになった今、敢えて逆行する行為であり、また、無数のつくり手による合作であることこそが、このプロジェクトの要なのです。
  この共同制作における“個”の存在は、個別につくるものに対しては、唯一無二の主体であり、同時に、全体の中ではちっぽけな奴隷的存在に甘んじるしかありません。これは、現代における一般的な「生」のメタファーでもあります。その混沌とした制作の中で、現代の日本に生きる若者たちの共同幻想的なイメージが計らずしも立ち現れることに期待します。それは、確固たる体系も重みも持たないが、イメージの喚起力だけは十全にある、「現代の遺跡」という形容矛盾そのものなのかもしれません。
  プロジェクトの完成には、3〜5年の歳月が必要だと会田は言います。2008年6月に武蔵野美術大学で、9月には名古屋芸術大学で、それぞれ2週間程度の共同制作を行いましたが、そこで作られたものは、全体の3割程度です。各地で生み出されたパーツが、いつの日かすべて合体し、高さ約6メートル、幅約10メートルの巨大な作品となるまで、今後も美術大学を中心に、この共同制作を続けていく予定です。独自の揺るぎない視点で時代を見つめ続ける会田と、多くの若者たちの手でつくり上げられる「記念碑(モニュメント)」に、どうぞご期待ください。
“さぁ、なんにも考えないで、ただ作ろう。楽せず。”
●主催 京都造形芸術大学 GALLERY RAKU
●協力 ミヅマアートギャラリー
●作家略歴 会田誠(あいだまこと)

1965年 新潟県生まれ
1991年   東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料研究専攻修了

絵画のみならず、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画、都市計画を手掛けるなど表現領域は国内外多岐にわたる。主な著書に、小説「青春と変態」(ABC出版・1999年)、漫画「ミュータント花子」(ABC出版・1999年)、作品集「MONUMENT FOR NOTHING」(グラフィック社・2007年)。2006年4月〜2009年3月武蔵野美術大学非常勤講師。2009年の夏は、サンフランシスコや北京にて公開制作型のプロジェクトに参加予定。

詳細はミヅマアートギャラリーHPにて。http://mizuma-art.co.jp/

[主な個展・二人展歴]

2008 「ワイはミヅマの岩鬼じゃーい!!」 ミヅマアートギャラリー、東京
2007   「アートで候。会田誠 山口晃 展」 上野の森美術館、東京
2006   「Picture of Mountain Stream and others」 Andrew Roth Inc.、ニューヨーク、アメリカ
2005   「恋の前厄」 ミヅマアートギャラリー、東京
「Drink, SAKE alone.」 Lisa Dent Gallery 、サンフランシスコ、アメリカ
「Donki-Hote」 Man in the Holocene at IBID Projects、ロンドン、イギリス
2003   「My 県展」 ミヅマアートギャラリー、東京
2002   「第54回企画 会田誠展」 中京大学アートギャラリー C・スクエア、愛知
2001   「食用人造少女・美味ちゃん」 Murata&friends、ベルリン、ドイツ
1999   「男の酒〜ミレニアム〜」 ミヅマアートギャラリー、東京
「道程」 三菱地所アルティアム、福岡
1998   「パリ、津田沼」 ミヅマアートギャラリー、東京
1996   「NO FUTURE」 ミヅマアートギャラリー、東京
「戦争画RETURNS」 ギャラリーなつか、東京
1992   「絵は四角くなくなくてもよい」 谷中ふるふる、東京

[主なグループ展]

2008 「Heavy Light : Recent Photography and Video from Japan」International Center of Photography、ニューヨーク、アメリカ
「Laughing in a Foreign Language」 Hayward Gallery、ロンドン、イギリス
2007   「美麗新世界:当代日本視覚文化」 長征空間、北京  巡回:広東美術館、広州
「Thermocline of Art - New Asian Waves」 ZKM、カールスルーエ、ドイツ
2006   「第1回シンガポール・ビエンナーレ:BELIEF」National Museum of Singapore、Tanglin Camp、シンガポール
「Berlin-Tokyo」 Neue Nationalgalerie、ベルリン、ドイツ
2005   「平成17年春 大原美術館 有隣荘特別公開 『会田誠・小沢剛・山口晃』展」 大原美術館 有隣荘、岡山
2004   「六本木クロッシング :日本美術の新しい展望2004」 森美術館、東京
2003   「The American Effect-Global Perspectives on the United States, 1990-2003」Whitney Museum of American Art、ニューヨーク
2002   「ぬりえ」 カルティエ現代美術財団 、パリ、フランス
「第25回サンパウロ・ビエンナーレ」 サンパウロ、ブラジル
2001   「横浜トリエンナーレ2001」、パシフィコ横浜、神奈川
2000   「Five Continents and One City」 メキシコ市立美術館、メキシコシティ、メキシコ
1999   「日本ゼロ年」 水戸芸術館現代美術センター、茨城
1998   「SO WHAT?‐Donai ya nen」 エコール・デ・ボザール、パリ、フランス
1997   「こたつ派」 ミヅマアートギャラリー、東京
1993   「フォーチューンズ」 レントゲン藝術研究所、東京

[パブリック・コレクション]

国際交流基金、東京
広島市現代美術館、広島
豊田市美術館、愛知
高松市美術館、香川
東京都現代美術館、東京
Asia Society、ニューヨーク




展示風景:ミヅマアートギャラリー 2008年9月3日〜10月4日




ワークショップ:名古屋芸術大学 2008年9月19日〜30日