情報デザイン学科卒業生で美術作家の城下浩伺さんが、通信教育部写真コース 非常勤講師の写真家・三保谷将史さんとの協働で創る作品の展覧会が行われます。

（以下、プレスリリースより抜粋）

2020 年4 月～6 月、城下が新型コロナウイルス感染拡大の最中に開催した「PICTURE」展は、
紙に墨が定着する前の、まだ液体として生々しい瞬間を写真で捉えた“絵画” によって、絵画の
“本質” はどこにあるのか、「作品の実物」にのみに宿るものなのか、という作家の疑問を、撮影、
プリント、展示という工程を経て問うものであった。
写真家三保谷将史との協働によって絵画の新たな可能性を切り開いた城下が新たにモチーフとし
たのは、スマートフォンの速度制限中にのみSNS に現れる読み込み完了前の画像や、映画の1 シー
ンの背景に映り込んだボケた絵画などの「新しい風景」である。
カメラレンズを通した画面を見ながら墨や絵具を使って描いた「元画」を、三保谷がアウトフォー
カスで10～20 枚撮影し、その中から城下が1 枚を選び出してプリントした“絵画” を展示する。
新型コロナウイルスによって大きく変化した人や物事との距離感の不分明さを、「どこにも焦点
が合っていない絵」を通して問いかける。

京都芸術センター制作支援事業
文化庁　文化芸術活動の継続支援事業

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〇城下浩伺　美術作家
京都生まれ、京都在住。京都造形芸術大学 情報デザイン学科卒業。2015 年、現代美術の国際コンペティション「Art Olympia 2015」5 位入賞。
2014 年からは関西を拠点とするクリエイターグループ「_act_」のメンバーとしても活動。
墨とペン、毛筆で描く細密・密集するイメージは、完全な自由を絵画の中で成立させる為タイトルや一切のモチーフの放棄を制約として課すという矛盾をはらんでいる。
2020 年、写真を使った絵画作品シリーズを発表し、絵画の本質を自由に移動させる試みを行なっている。

〇三保谷将史　写真家
大阪生まれ、京都在住。大阪ビジュアルアーツ夜間部写真学科卒業。京都造形芸術大学 芸術学部 通信教育部写真コース 非常勤講師。
主な受賞歴に2018 年度JAPAN PHOTO AWARD など。
近年は古典的な写真技法を通し、日常にありふれる特別では無いものに焦点を当てた作品を制作。城下浩伺の近作において協働し、写真撮影を担う。
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[ 会場 ]
KOUSAGISHA GALLERY
京都市左京区浄土寺上馬場町113 木のビル1 階
[ 会期 ]
2020 年11 月11 日～12 月6 日
[ 時間 ]
12:00－19:00
[ 定休日 ]
月曜・火曜
[ 予約について ]
展示の観覧は　予約制となっておりますが、毎水曜は予約なしでご観覧いただけます。
ご予約は［●お名前 ●来られる日時 ●電話番号］を記載の上、kousagisha@gmail.com
までご連絡ください。
・電話での受付はしておりませんのでお気を付け下さい。
・ご予約は当日でも承ります。
・毎水曜は予約なしでご観覧いただけます。
・作家在廊日は毎水曜を予定しております。その他の日については作家HP
（https://koji-shiroshita.com）でご確認ください。