歴史遺産学科

イベント

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2021年2月19日  イベント

【卒業展】ご来場ありがとうございました!

こんにちは、歴史遺産学科です!

 

26日(土)~214日(日)に開催されました「京都芸術大学2020年度卒業展」は無事終了いたしました。歴史遺産学科の展示会場には、会期中約1,200名のお客様がご来場くださいました。この場を

お借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました!

 

<歴史遺産学科受賞式>

26日(土)初日、歴史遺産学科受賞者6名の発表が学科長の仲隆裕先生よりありました。

 

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【学長賞】近藤真愛さん「平安貴族の饗宴宇治別業出土土師器皿の考古学的研究

 

<指導教員 杉本先生コメント>

この研究は平安貴族の宴会の実態を、宇治の邸宅遺跡から発掘された数百に及ぶ素焼き小皿から迫り、型式・法量・数量の分析からこの土器群と「餓鬼草子」絵巻の宴会場面との類似性を指摘した。分かっていそうで分からない貴族の宴会の一端を考古学的に解明した研究で、破片化し嫌になりそうな膨大な出土土器に、まったく根気強く立ち向かい成果獲得した労作である。

 

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【優秀賞】森林瑠里さん「焼付技法からみる産地の異なる漆の性質の違い」

 

<指導教員 増渕先生コメント>

本論文は金属表面に漆塗膜を固着させるための伝統技法である「焼付」に着目したユニークな研究です。日本だけでなく海外の漆工にも視野を広げたことで得た「産地による漆の成分の違いが、漆の物性や完成後の作品の特徴に影響を与えているのでは?」というオリジナルな着想をもとに、丁寧な実験と検証が行われています。同テーマでの今後の研究の礎としても評価できる示唆に富む内容です。

 

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【奨励賞】藤原りかさん

    「京都のこれからの観光 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前後から考察する持続可能な観光

【奨励賞】湊颯佳さん「和中庵における『水』の造形」

 

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【奨励賞】酒井陽加さん「戦時グラフ誌『同盟グラフ』と戦況の関連性について」

 

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【同窓会特別賞】丸岡温海さん「水無瀬駒と水無瀬書について ~島本町における活用の在り方~」

 

4年間の集大成が評価されての喜ばしい受賞となりました。今年度のパネルは、ZOOMの画面を模したもの。コロナウイルス感染症のため、最後の1年間はこれまでとは全く違うスタイルでの大学生活となりました。まさに今年度の世相を映しだした見事なデザインは梅津舞さんによるものです! 

 

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  また、ゼミごとに違う背景のスクリーンは、各先生のイメージを色とデザインで表現してくれたものです。

 

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  感染症対策の噴霧器。火炎土器からの噴射が注目の的に!

 

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  尾池学長が内覧にお越し下さいました。みんなでパチリ!

 

<卒業論文発表会>

26日(土)歴史文化領域、27日(日)文化財保存修復領域と、2日間にわたり卒業論文発表会が行われました。1人持ち時間は15分、10分間の発表の後、5分間の質疑応答が行われました。3回生が、司会進行、受付など、会の運営を全て担ってくれました。3回生のみなさん、ありがとうございました!

 

また、今回の発表会は対面&ZOOMのハイブリッド形式。12回生、また会場にお越しいただけなかった遠方の方にもご参加いただける形となりました。

 

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発表が終わった後は一様にほっとした様子の4回生でしたが、最後の講評で先生方から頂いたメッセージは、しっかりとみなさんの胸に響いたようでした。研究を通して学んだことを、就職する人も、進学する人も、次の環境でしっかりと活かしていってくれることと期待しています!

 

4回生のみなさん、素晴らしい卒業展をありがとうございました!

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2021年1月7日  イベント

【歴史研究クラブ ご参加ありがとうございました!】ハンコの祖先「円筒印章」をつくってみよう!その②

前回では、ハンコの歴史について学びました!今回は円筒印章の制作をご紹介します!

 

実際に円筒印章を粘土と円柱の発泡スチロールを使って、制作していきます。

当時も現在も印章は所有者と物を結びつける役割を果たしていましたが、当時は特に他の人と区別するために、ユニークなデザインが多く使われていました。

 

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まずは、粘土に絵の具を混ぜ込み、オリジナルの印章にしていきます。当時の円筒印章と同じく個性が大切ですね!

 

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次に円筒印章に彫り込んでいくデザインを考えます。円筒印章は転がして印影をつけるハンコなので、再現したいデザインと鏡写しのデザインを彫る必要があります。そのため、アイデア用紙に正転のデザインを描いた後に、反転のデザインを描いていきます。頭の体操ですね!

 

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オンラインで参加している方にも制作手順が分かるように、増渕先生お手製のYouTube動画を見ていきます。いつでも見返すことができるので、オンライン参加している人も安心して授業を受けられますね!

 

本番に挑む前に円柱の発泡スチロールを使って試作をします。

爪楊枝を使って、デザインを彫り進めていきます。細かい作業ですが、みなさん集中して取り組んでいました!!

 

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さて、実際にデザインを彫れたら、次はいよいよ印影を転写していきます!思ったとおりのデザインが浮き上がるかドキドキですね・・!

 

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おっ!!きれいにデザインが浮き出ていますね!!文字に挑戦した方もいい感じです!!

 

試作ができたら、次は本番の色をつけた粘土にデザインを彫りこんでいきます。粘土は乾かすのに時間がかかるため、陰影の転写の作業はすぐにはできません。試作の陰影と共に乾燥させて、作品として完成させてくださいね。

 

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最後に増渕先生より、まとめのレクチャーです。

円筒印章の制作途中で参加者の方から、「当時は石材やガラス等の固い材料にどのようにして模様を彫っていたのですか?」という質問をいただきました。円筒印章のような石の加工に、先の尖った今でいうキリの形をした道具や、弓の弦を引く力を応用したドリルのような道具が使われていた様子が当時の壁画から確認がされています。このように制作の途中を示す壁画等の資料が、そのまま発見されたらラッキーですが、そのようなケースはごく稀のようです。多くは、使用した道具の遺物や制作痕等を分析観察して、明らかにしていくようです!

今回の歴史研究クラブを通して、①当時より自分だけのマークを押すことや書くことによって、所有者と物の関係性を持たせていたこと、②ハンコの歴史を読み解くことで、なぜハンコが今まで継承されてきたのか、残し続ける「価値」とは何か、を学べました!

 

さて、今回で歴史研究クラブに興味を持ってくれた方へ、次回の歴史研究クラブのご案内をします!

次回、202126日(土)14001600(対面での実施)

「拓本で考古学者に挑戦してみよう」を行います!下のURLから詳細をご確認いただけます。

この日は、卒業展も開催している日なので、是非お申込みをお待ちしております!!

https://www.kyoto-art.ac.jp/bukatsu/

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2020年12月25日  イベント

【歴史研究クラブ ご参加ありがとうございました!】ハンコの祖先「円筒印章」をつくってみよう!その①

こんにちは、歴史遺産学科です!

12月19日(土)は歴史研究クラブで「ハンコの祖先「円筒印章」をつくってみよう!」をテーマに勉強会を実施しました。歴史研究クラブは、歴史遺産学科が主催で行っている歴史好きな高校生・受験生限定の勉強会です。いつもは対面形式で行っていましたが、今回は対面とオンラインを同時に行うハイブリッド授業で行いました!

オンラインではなんと海外からもご参加いただきました!お申込みしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

今回、授業をご担当くださったのは、文化財科学、考古科学がご専門の増渕先生です。

 

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ハイブリッド授業のため、このような感じで、対面で実施している教室の雰囲気も中継してお伝えしました。

 

さて、今回の歴史研究クラブでは、ハンコの祖先である「円筒印章」をテーマにしていきますが、今、ハンコと言えば、河野行革担当大臣が、各省庁に行政手続きの際のハンコの使用について、廃止を求めた「脱ハンコ」がニュースになりましたね。

みなさんも普段の生活の中で、荷物を受け取る時の受付印や、学校へ提出する書類に必要な保証人印等、様々な場面でハンコを目にする機会があるのではないでしょうか??

 

参加者にもこの「脱ハンコ」制度について、賛成か反対か、意見を聞きました。オンライン参加者の方は、チャット機能を使って、積極的に意見を出してくれました!実際に発言してもらった意見を少し紹介したいと思います。

【賛成派】ハンコを探すのが面倒、署名だけでいいような気がする。実印は必要に感じるが、他の種類のハンコだったら誰でも買えるから意味がないような気がする。

【反対派】押印がないと書類の信頼性がなくなるような気がする。せっかくの日本の伝統文化が衰退していくのでは・・・。

 

ハンコと筆跡によるサインを併用すればいいのでは、という中立的な意見もありましたが、やはり白黒はっきり結論をつけるのは難しいテーマですね・・。

 

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さて、ここは歴史研究クラブ!ハンコの歴史について掘り下げていきましょう!

日本における最古のハンコは、歴史の授業で習った金印ですね。「漢委奴国王」という文字が記され、権威を示すものでした。ここ京都でも、都が京都に遷都した平安時代より官印の制作が広まり、「京印章」という伝統文化が生まれました。日本でも時代の流れとともに、ハンコや花押などのサイン(署名)が形を変えながら、現代まで印章文化が継承されてきています。

一方、今回のテーマである「円筒印章」は今から約5000年前のメソポタミア文明から使われています。当時は石材やガラス等の様々な円柱の材質に模様や文字を彫り、生乾きの粘土板に転がして、印影を記していました。

 

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講義の後はいよいよ円筒印章の制作をします!制作については、その②でご紹介します、お楽しみに!!

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2020年12月21日  イベント

【12/12 1day芸大体験、ご参加ありがとうございました!】

こんにちは、歴史遺産学科です。

1212日、13日は、京都芸術大学の1day芸大体験でした!

「芸大ってどんなことを勉強するんだろう?」「自分にあった学科やコースってどこなのだろう?」そんな疑問をスッキリ解決するため、まずは自身が1日芸大生になってみて、みなさんの踏み出す一歩を応援するイベントです。

1212日(土)は歴史遺産学科の「歴史を支えた「和本」の形」をテーマに体験授業を行いました。

全国様々な場所からご参加くださり、ありがとうございました!!

今回の講義は、東洋の書画や写真の保存修復がご専門の大林先生にレクチャーをしていただきました!

 

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今はメールやインターネット、テレビやSNS等、人から人へ情報を伝える手段はたくさん溢れていますが、歴史を振り返ってみると、文字を紙に記すことが情報を伝える起源になっています。まずは、紙の歴史について学んでいきます。「エジプト文明」、「黄河文明」、「パピルス」等、中学校の社会歴史で学んだ言葉がたくさん出てきました。大学の学びも中学校や高校での基礎的な学びの上に成り立っていることが実感できますね。

 

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紙の歴史に関するレクチャーの後は、実際に日本の伝統的な巻子(かんす)の制作を行います。巻子はいわゆる巻物で、和紙を糊でつないで制作してきます。

 

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 まずは、大林先生のデモンストレーションから。

 

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参加者のみなさん、手際よく和紙をつないでいきます、1枚の長い和紙になっていきますね。

 

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現役生の学生スタッフも、しっかり体験授業のサポートをしてくれています!心強いですね!

 

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和紙をつなぎ合わせて、木材の棒を軸に巻いていきます。たるみやしわ、偏りがないように・・。

巻子は、一方向の表記となるため、物語等の読み進めていく情報であれば問題はありませんが、例えば辞書のように必要な箇所から情報を捉えることには向いていません。

 

そこで、今の本の形の原型とも言える、粘葉装(でっちょうそう)が生まれます。

先程の巻子は、1枚の和紙を長細くつないでいきましたが、粘葉装は和紙の端に糊を付け、和紙を一冊の本のように重ねていきます。

 

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今の本に近い形になってきましたね。

 

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最後に大林先生から、学んだ技法と同じ技法で作られた昔の教科書やお経(経本)を参考資料として、見せてもらいました。本物を手に取ることで学んだ技法が生きた知識として身に付きますね。

 

歴史遺産学科では、今回の体験授業のように、過去を知り、歴史を学ぶことにより、未来に向かいどう生きていくかを考えています。

歴史遺産学科をもっと知りたい!という人は、歴史遺産学科主催の歴史研究クラブもオススメです!!

https://www.kyoto-art.ac.jp/bukatsu/

202126日(土)「拓本で考古学者に挑戦してみよう」は、卒業展と同時開催のワークショップですので、是非参加してみてください!

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2020年11月19日  イベント

miniオープンキャンパスご参加ありがとうございました!【清水焼銘陶を修復しよう】

今回は、10月24日(土)、25日(日)のminiオープンキャンパスについて紹介いたします。

歴史遺産学科のワークショップは、恒例となりました清水焼の修復体験です。

 

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清水六兵衛窯からお譲りいただいた由緒正しい銘陶の修復、

「梅」→やや簡単、「竹」→ふつう、「松」→むずかしい、の3レベルから選んでもらい、いざ挑戦!

 

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パズルのようではありますが、全てのピースが揃っていない場合もあり、接着する順番も極めて重要になります。

参加者からは、「プラモデルを思い出してワクワクした!」「絵柄をヒントにつなげることが楽しかった!」などの感想をいただきました。

 

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歴史遺産学科には、実際の遺跡から発掘された磁器や土器を修復している学生もいます。

この写真よりも細かなものもあり、1つのピースを繋ぐことに数日かかることもあるそうで、はまった時の喜びはひとしおとのこと。

 

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相談ブースでは、入学後のカリキュラムの相談や卒業後の進路などについて、専任教員がお話しいたしました。保護者からもたくさん質問がありました。

 

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歴史遺産学科のワークショップに興味を持って下さっているみなさま、次回は「1day芸大体験!」12月12日(土)にて、和本制作体験を予定しています。

詳細、ご予約は大学ホームページにて!

 

https://www.kyoto-art.ac.jp/1day_hajimete/

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