美術工芸学科

2014年12月

  • LINEで送る

2014年12月17日  ニュース

【日本画】第8回『放課後の日本画研究会』

こんにちは。

日本画研究室です。

 

爆弾低気圧のせいで冷たい強い風が吹き荒れている京都です…。

今日のブログでは、先週12月12日(金)に行われた

「放課後の日本画研究会」の様子をお伝えしていきたいと思います。

 

放課後の日本画研究会は第8回目。

今回は京都 洋傘製造卸 小野内商店の小野内香織先生にお越しいただき、

「日本画を社会に活かす術」というテーマでお話いただきました。

小野内先生は以前本学日本画コースの副手として働かれており、

今は傘のデザインから制作までされ、傘の展覧会なども開催されて

TVでも取り上げられたりと活躍されている先生です。

 

▼日傘の紹介。布が二重にかさなっており、日があたると木漏れ日のような影が出る素敵な日傘でした!

 

 

ただ二重なだけでなく、布と布の隙間が木漏れ日の表現に重要だったりと奥深い話でした。

 

▼放送された番組のDVDも持ってきていただいたので鑑賞会!

番組では小野内先生の傘に対する思いや、実際の仕事ぶりなどが紹介されていました。

オーダーメイドで代々受け継がれてきた着物を傘にしたり、

人の思いが詰まったものを裁断して傘にリメイクするプレッシャーは相当なものだと思いました。。

 

▼本革の傘!革で作品を制作されているアーティストとのコラボレーション作品だそうです。

革はやはり取り扱いが難しいものなので、伸縮を計算に入れて骨組みに張っているとの事でした…!

機械では出来ない職人技です!(ちなみに持ち手は漆塗りです)

 

▼すごく本革の傘が似合っていた吉川先生。

現代では使い捨ての傘が大量に出回っていますが、

一つの傘を大事に使う、大切にしたいと思える傘を持つという事は

単純にエコにもつながるし、物を大切に扱う心も生まれると思いました。

(´-`).。oO(マイ傘が欲しくなりました…)

 

小野内先生は日本画を制作するなかで学んだ事(配色の妙や柄を配置をするときの空間の取り方など)や、

学芸員のアルバイトで数多くの文化財に実際に触れた体験、

日本画コース副手で身につけたパソコンの技術(HPを開設したりDMや名刺を作ったり)などなど、、

今まで生きてきた中での様々な経験が今の仕事に結集しているとお話されていました。

 

やりたい事をやるために、やりたくない事もしなければならない時もあるけれど

それをいかに楽しみながらとことん突き詰めて行い、自分のスキルアップに繋げていくか…

それが今後社会に出てバリバリ働きたい人にも、絵を描き続けたい人にも大切な事。

という言葉がすごく印象的だった第8回放課後の日本画研究会でした!

 

 

*****************************

美術工芸学科 日本画コース

twitter : @kznhng

*****************************

  • LINEで送る

2014年12月7日  ニュース

【現代美術・写真】交換留学してみる??その2

 

こんにちは!現代美術コースの愛子です(◎ω◎)

 

前回のつづきです!

 

本当に大変なのは、そう、交換留学が決定してから なのでした。

 

 

 

海外渡航に向け、準備を始めなければなりません。

まずパスポートを取得、そしてやっかいなのが、「ビザの取得」です。

海外に渡航する場合、ビザを取得しなければなりません。

 

日本人が海外に行く場合、パスポートさえあれば!殆どの国で事前にビザを取得せずに入国できます。

しかしそれは観光目的の場合のみ!だいたいね。

 

ビザスタンプ

 

パスポートにこんなスタンプ押されますよね。観光のときはこのスタンプを押してもらうだけでノープロブレムなわけです。

 

 

 

長期滞在もしくは観光以外の目的で滞在するときは、だいたいの国でかならず、そのためのビザが必要です。

行く先の国によって条件や、ビザの必要性も変わってくるのですが、

わたしの居るチェコ共和国では、

観光以外の目的あるいは90日を越える滞在”にはそれが必要です。

これを取得するのが大変なんだ、また。

 

ところで「ビザ」ってなんですか。

っていう人もいるよね。わたしも最初は曖昧でした〜

 

ビザ(日本語でいうと「査証」)は、ひらたくいうと入国許可証です。

外国人を受け入れるのは少なからずリスクがありますから、きちんと身分や目的や安全性などを証明した上で受け入れてもらうのです。

わたしは現地で学生をするために長期滞在するので、

学生ビザをもって、「うむ、よかろう!」と入国させてもらうわけです。

 

これがね、やっかいでね、知ってる人は知っているんですけどね。

ざっくりいうと

・ビザの申請に必要な書類を準備する

・ビザを申請する

・ビザが発行され、受け取る

これだけなんですが。

 

まず申請と発行は大使館じゃないとできません。そしてそれがあるのはだいたい東京。

京都に住んでるわけですから、いちいち行かなきゃいけないんですよね。

そして申請から発行されるまでにおよそ二ヶ月待たなきゃいけないんです(これも国によってちがいます。)

その前にパスポートがなかったらそれも作るでしょう、それも1ヶ月くらいかかりますよね。

必要な書類(これまた国によってちがいます。)を揃えるのも、

なかなか重要な書類が多いですから、入手するのに2週間3週間とかかかるものもあるんですよね

(チェコ語に翻訳したり、必要な書類のために必要な書類があったり。)

新しく口座を作ったり、有効なクレジットカードをつくったり、現地で住む家を決めてなきゃいけなかったり、

役所のおじさんがこわかったり、手違いでやり直しがあったり…

 

やることがいっぱい。

芸大生って忙しいですから、もういっぱいいっぱいですよ!笑

大学に入学するとかよりはるかにややこしい書類戦争です!

 

これがちゃんとできなかったら、せっかく決めた留学も行けないですからね。

気をつけなきゃいけませんね!

 

 

 

 

 

 

あとは留学前の能力的な準備

これは必修科目ではありません。

わたしにとってそれは、ざっくり言って「英語」と「制作」。

 

 

至らなさすぎる英語を、出発前に少しでも上達させようと、

ビザ申請もあって忙しいですけど、してました。

 

 

うそですあんまりしてませんでした。

 

 

これが!!!

これが留学が始まってからものすごく後悔したことです!!!!笑

もちろんちょっとはしたんです。

もうね、

「I am a student」

から始めました。

洋楽を聞いたり、字幕をつけたりはずしたりして洋画を何度か観たりしました。

 

「ピーターパン」を。

ウェンディはいい女ですね。

 

でもでもでも、 正直ぜんぜん不十分でした。

わたしはコツコツやるのが苦手なので、語学の勉強はとっても苦手でした。

だから英語の勉強に挑戦することから一苦労。

 

現地の方と用があってやりとりするために英語でメールしてたんですが、

メール一通かくにも一苦労。そんな日々。

だけど私は、この容赦ない英語メール祭でちょっとだけ英語に慣れたような気がしました。

 

 

 

 

 

 

こんな感じですから、現地で言葉に困ることは重々承知の上でした。

だからわたしはそれよりも 「イメージで伝える力」を伸ばそうと考えました。

イメージっていうのは「想像」じゃなくて、「画像」ですね。

 

わたしは写真で留学しているので、まさに「画像」が主体になるんです。

そうじゃなくたって芸術で行くなら、みせるものはおおよそ作品。

もちろん言葉で説明することはあるものの、つたえたいこと、やろうとしたことを

できるだけ作品が語ってくれたら、

言語力の負担も少ないし、作品としてもきっと良いですよね。

 

その能力を育もう!と、制作活動にいつもより熱心になっていた気がします。

 

もちろんそう思ってからすぐに結果がでるわけじゃなかったけど、

今でこそ、その影響が無くはないな、と思っています。

モチベーションを保つのが上手になりましたね。

いつもは制作が上手くいかないと立ち止まって悩んで、いっそ嫌になって復活するのに時間がかかったんですが

「作品の伝える力」向上したいっていうテーマが制作の背後にあることで

努力する、悩む方向がみえるようになったんですね。

何がダメなのかわかって、具体的に悩めれば、立ち直りも早いんですね。そっかそっか。

 

「傾向と対策」みたいなものですね。ちょっとちがうかな笑

 

 

 

 

とにかく留学が決まってからは、「少しでも、なんとか成長してから行かねば!」と

情熱的になってしまってたいへんでした。

いいこともわるいことも全部その材料になるわけですから、神経がピンピンで。

 

 

 

 

 

 

でも現地に行けるのが楽しみでしょうがなかった。

 

不安だけど、

わるいことも同様に起こるだろうってわかってたけど、

それも含めて、新しい発見しかないんだってことも、わかってました。

 

 

 

 

そんな留学前愛子。

こうやってつらくても努力する機会ができたり、

ワクワクできることが最高に嬉しかったです。

国を出る前から、留学生活は始まっていたのかも。

 

 

 

 

ここまでは留学センターや

先生、友人にたくさん助けられてやってこれたわけです。

感謝しきれませんね。

でもこれからは、そう、もっと「孤独な」闘い…

 

知り合いすら居ない未開の土地で、

わたしは約半年間を過ごすことになるのです☆恐怖☆

でもなんとかやっていけそう。っていう全く根拠のない自信。

その壊れそうな自信をなんとか守って、

 

チェコ、プラハ。

海外の大学。

言葉も文化も違う世界。

 

 

で、私は今生活しています。

 

次からは

もっと「なう」な内容をお届けしますね!!:)

 

 

長くなっちゃったけど、読んでくださってありがとう!

 

CHAO!!

 

 

  • LINEで送る

2014年12月5日  ニュース

【日本画】山田伸ゼミ展『耀』

 

こんにちは。日本画研究室です。
今回は毎年恒例の、山田先生ゼミ展のおしらせです。

 

—–

 

 

耀

― 京都造形芸術大学大学院 日本画 山田伸ゼミ展 ―

 

img07532

耀 我は描く事で耀かん  ―― 山田 伸

 

 

『私たち山田ゼミは、日々個人の研究テーマに向けて切磋琢磨しながら、制作に励んでいます。
今年は、一階と二階も使ってのゼミ展です。
作風の幅も広く、京表具師の物部先生(物部画仙堂)に表装していただいた、掛軸・屏風・額装などなど…
落ち着いた「和」の空間に出逢えること間違いなし!
今年は(月)も開廊していますので、お誘い合わせの上、どうぞご高覧ください。』

 

 

山田ゼミ一同

 

 

 

 

日程 2014年12月08日(月)〜 2014年12月13日(土)
時間 11:00 〜 18:00(最終日のみ17:00まで)
場所 河原町画廊
場所詳細 〒604-0911 京都府京都市中京区河原町二条上ル西側 佐藤ビル1階MAP
■お問合せ 河原町画廊 075-231-6249
■URL http://www.kawaramachigaro.jp/index.htm
■関連在学生 川村香月 品川亮 寺川成美 土井麻由沙 野村京香 八木佑介(大学院 芸術研究科 芸術表現専攻 山田伸ゼミ〔日本画〕)
■関連教員 山田伸(美術工芸学科 教授)

 

 

大学院生の作品だけでなく、山田先生自らも出品されています。
是非ご高覧ください。

 

 

*****************************

美術工芸学科 日本画コース

twitter : @kznhng

*****************************

  • LINEで送る

2014年12月5日  ニュース

【染テキ】今日は静かな教室。。。

11月28(金)

板締め絞りが終わり、今日からはロウ染めです。

チャンチンを使って模様を描き、染め重ねてサロンを制作します。

まずはサンプル制作。
初めて使う道具に苦労しながら、もくもくとロウ置き。

いつもはにぎやかな教室も、
今日はシーン。。。

 

非常勤講師:江島

 

image (1) image (2)image (4)image (3)image (5)

  • LINEで送る

2014年12月5日  ニュース

【現代美術・写真】交換留学してみる??

 

こんにちは!

現代美術コース、プラハに留学中の愛子です(◎ω◎)

 

旅行だろうが留学だろうが、誰でも一度は海外に憧れるもの!

今日は交換留学についてちょっと説明してみます。

ひこうき

 

交換留学制度は、提携を結んでいる大学同士で学生を派遣したり受け入れたりすることです。

京都造形芸術大学にはその提携校が多くて

英語圏、ヨーロッパ圏、アジア圏…ぜんぶで16の大学!から選ぶことができます。

たぶん、これからもっと増えると思う。

(姉妹校の東北芸術工科大学にも行けるそうです。システムは違うかも。)

 

すべての大学を選べるのではなくて、自分の専門領域が提携先と一致していれば可能です。

たとえば私が現代美術・写真コースなら、「現代美術・写真コース」の受け入れを許可している大学です。

 

 

まあまあ、こういう詳しい情報は専用のサイトからどうぞ!↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/info/cie/studyabroad/exchange/

 

 

 

私がお話しできるのは実体験ですね。

 

交換留学には春期と秋期の2期があります。(前期と後期ですね)

実は、今期は京都造形芸術大学から派遣されている留学生がとても多いんですね〜

とくにわたしの居る「現代美術・写真コース」からは5人世界に散らばっています。

 

みんなどうしてるかなあ…

今頃スイスでヤギを追いかけたり、フランスでチーズを食べたりしてるんだろうな…

 

「日本の教室は人数が減って寂しいに違いない!」とか思ってましたけど

あちらにも留学生が来ているようでそんなことないようです…エヘヘ…

 

 

最初わたしは、ほぼ「唐突な思いつき」で留学に申請書を提出しました。

〆切一週間前です。ポートフォリオと志望理由を書く必要があるので、英語がまるでダメなわたしは

優秀な友達を頼ってなんとか書き上げました。

 

海外に行くのは好きで、でも留学なんてとんでもない!と思ってたんですが(英語喋れないし)、

留学の募集をみかけるたびに、毎シーズン気になってました。

憧れません?憧れるよね?ちょっとは、ね?

4年生になったら、卒業制作と重なってしまうので半年といえど留学はキビシイ。

3年生の後期、いわばラストチャンスを迎える私は、ちょっとだけ現実的に考えてみた。

 

 

・留学といえば、まず「お金が…」

 

うちは裕福ではないので、美大に通ってる上に高額な出費があったらとっても大変です。

ところがよく考えてみたら、

この留学制度はいつも通り京都造形に学費を払えばそれだけです。

わたしは京都で一人暮らしをしているので、海外での生活費は普段一人暮らししてる分と同じくらい。

(チェコは物価が安いですからもっと安く済むかも!)

あとは渡航費ですよね。留学生に支給される10万円の奨学金で、ちょっとは楽ですが。

 

というわけで「かかる費用は普段と大して変わらないかも。」と思ったワタシでした。

 

・「卒業遅れたくない」

私はただでさえ留年してる経験がありますので、笑

これ以上卒業を遅れるわけには行きません!

が、ここでは休学扱いにはならず、海外で取得した単位も互換できる可能性もあります。

とにかくも、安全パイな単位さえ事前に用意しておけば、みんなと同じように進級できます。

私は進級に必要な単位をすでに持っていたのでクリア。

 

・英語が話せない!!

外国人に話しかけられても、怯えて「ノーサンキュー!」とか言ってダッシュで逃げたり…なんてことはありませんが

英語はぜんぜん話せません。

でも「話せるようになりたい」とは思ってました。

海外に直接行ってしまえば、いやでも話せるようになる!と期待を抱いたのも、きっかけのひとつでしたね。

 

 

ひととおりの問題が解決?してきたところで、

留学してみたい気持ちはある…今が最後のチャンス…とりあえずやってみよう!!

 

とにかく申し出ないことには始まらない、と急いで準備、急いで出願しちゃったわけです。

そして、いくつかの審査を経て、

そして、受かっちゃったわけです。

 

 

 

受かっちゃった!!受かっちゃったー!!!!

 

 

 

 

 

何の間違いなのか、とにかく留学することが決まってしまったのです。

 

それまで数々の書類作成、英訳、ポートフォリオづくり…結果待ちには心臓がたいへんバグバグしましたが、

 

 

本当に大変なのは、それからでした……

 

 

つづく…

1 2 3

コース・分野を選択してください

トップページへ戻る

COPYRIGHT © 2013 KYOTO UNIVERSITY OF ART AND DESIGN

閉じる

ABOUT

京都造形芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科21コース、通信教育部4学科14コース、大学院、こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。

各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都造形芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。