通信教育部

2017年5月

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2017年5月17日  授業風景

【染織コース】「型染の風呂敷」スクーリング

5月13日から「型染の風呂敷を染める」スクーリングが行われました。
このスクーリングは前半の「型染の風呂敷をデザインする」を受講したのちに受けるスクーリングです。最初の3日間でスケッチから風呂敷のデザインを考え、型紙を掘り上げます。
さて、後半の3日間は糊置きからスタートします。兼先先生の糊置きのデモンストレーションです。
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4回送りになっています。隣同士、糊を潰さないよう慎重に糊置きをしていきます。
うまく糊は置けたでしょうか?2

型紙を洗うこともテクニックが必要です。型紙に負担を掛けないよう慎重に水を流します。3

ツリを直します。4

色草稿を確認しながら、染めていきます。5

元気の良い、明るい色彩があふれています。6

糊を水で洗い流します。この作業を水元(みずもと)といいます。7

アイロンを掛けて仕上げます。8

型染めの風呂敷の出来上がりです。
この後、合評会が始まります。9

兼先先生の的確なコメントに納得です。10

素晴らしい作品が並びました。
今回のスクーリングで型染めの面白さに開眼したのではないでしょうか。

みなさん、お疲れ様でした。

 

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2017年5月16日  授業風景

【建築デザインコース】スクーリング授業「スターター」、特別講義「原田真宏氏『ありかたのデザイン』

皆さんこんにちは。
先日の5月12日土曜日に東京外苑キャンパスで建築デザインコースのスクーリング『環境デザイン概論[建築]』(以下、「スターター」)が行われました。スクーリングは土日2日間連続で行う対面授業のことですが、このスターターとは、入学後すぐに学習のスタートダッシュを決めてもらうために設定している授業です。必修科目ではありませんが、1年次テキスト科目のガイダンスや制作体験を行い、卒業までの学習のすすめ方や各自の履修計画の確認を行います。
建築デザインコースでの学び方を学ぶ授業であり、スターターのテーマはズバリ「見てみよう、調べてみよう、描いてみよう」です。

教室にはたくさんの建築本を並べ、初学者学生の皆さんを迎えました!

写真0_0674

早速1講時目では履修計画の立て方を確認しました。スクーリングでは開講までに自宅でやってきてもらう課題「事前課題」というものがあり、受講者の皆さんには事前課題で履修計画を立ててきてもらったうえで、授業に挑んでもらっています。

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履修計画の立て方を確認できたところで、いよいよ1年次テキスト科目の制作体験を行っていきます。図面を描く・読むうえでおさえておきたい図法、「三面図」に挑戦したり、

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建築家を調べてその結果をまとめるグループワークを行ったりして、初日を終えました。

 

またこの日は、夕方から建築家原田真宏先生の講演会が行われる日でもありました。この講演会は特別講義と題され、毎年東京外苑キャンパス・京都瓜生山キャンパスで年4回、ご活躍されている著名な建築家を招いて開催されています。学生以外の方も聴講可能な講演会です。
スクーリングが終わった後の時間から開催される講演会なので、スクーリングを受講していた学生の方々をはじめ、たくさんの方々が聴きに来てくださいました。
会場は満員です。

写真3_0677

建築家、原田真宏先生は同じく建築家の原田麻魚さんとともに建築設計事務所「マウントフジアーキテクツスタジオ」を主宰されています。

原田先生が講演してくださったテーマは「あり方のデザイン」。紹介してくださった作品はどれも合理的であり魅力的で、原田さんの作品から、建築行為とはただ単に機能的に設計するだけに留まらず、その場所にどう存在すべきかを広く多角的な視点で考えていかなければならないことを改めて学びました。
建築初学者の学生の方々にとっても満足度が高くとても刺激的な講演となり、大盛況のうちに終了しました。

 

さて、一夜明けてスターター2日目、最終日です。この日はまず、前日にグループワークでまとめてもらった名建築家とその建築作品について、まとめたことを各グループごとに発表してもらいました。

写真4_0684

各グループとも丁寧にまとめてあり、先生のより深い解説もあって、知らなかった名建築とその背景に触れることができ、皆さんが建築の奥深い魅力への第一歩を踏み出されているように見えました。ノートをたくさんとっている姿が目につきます。

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名建築を学んだ後は図面のトレースの仕方を学びました。先生の実演をしっかりと見て学習します。

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最後はいよいよ、模型道具を使って模型制作に挑戦です。
手元に用意してきた模型材料を机の上に並べ、先生の見本を見て、いざ、模型道具の使い方を体験してみます。

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初めて触る方も多いであろう模型制作道具「スコヤ」の使い方も教えます。

写真8_0698皆さん、初めての体験で戸惑いながらも楽しんで作業されています。
スチレンボードの紙1枚だけを残して切る通称「1枚残し」にもチャレンジしました。

写真9_0704
模型制作の基礎を学んだところで、2日間の全日程を終え、スクーリングは終了しました。
2日間ともに内容の濃いスターターで、授業終了後は皆さん口々に、参加して良かった、ためになった、とおっしゃっていたので我々教員としても嬉しい限りでした。
ここから建築への学びをスタートされる皆さんにとって、原田真宏先生の講演で大きな刺激を受け、スターターで建築を大学で学ぶ目的や基礎技術、建築の魅力を学べた実りある2日間になったことを願います。
とはいえ、建築への学びは始まったばかりですし、スターターや特別講義に参加されなかった方々も学習がスムーズに進むように、定期的に開催される自宅学習科目に関するガイダンスやオープンゼミ(※オープンゼミとは、キャンパスに教員が待機し、学生の皆さんからの質問や相談に対応するものです。)、スクーリングなどを有効に活用して継続的な学習を心がけてほしいと思っています。

 

 

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2017年5月10日  授業風景

【染織コース】大学院スクーリング

先日、大学院スクーリング 美術・工芸演習「天然染料の色を探る」が行われました。

ワークショップの紹介と成果物をご覧いただきたいと思います。

 

担当は石塚先生です。最初に石塚先生の貴重なコレクションと、今回の染色方法のレクチャーがありました。今回使う染材は紫根と紅花です。

湯を沸かし、紫根を揉み出しながら色素を取り出します。

大学院スクーリング_石塚先生

 

媒染には灰と酢酸アルミの2種類を使います。

 

灰を溶かしているところです。昔から染色には灰汁が使われてきました。灰にはアルカリ成分と僅かなアルミ分が含まれています。この灰は紅花の抽出にも使いました。

 

大学院スクーリング_石塚先生2

灰で先媒染し、それから染料に浸けていきます。

鮮やかな紫色に染め上がりました。

 

大学院スクーリング_石塚先生3大学院スクーリング_石塚先生4

紅花はアルカリで抽出し、その後、酸で中和します。

 

大学院スクーリング_石塚先生5大学院スクーリング_石塚先生6大学院スクーリング_石塚先生7

 

染め重ねる回数を増やすと、底光りする紅に染め上がります。石塚先生から江戸時代の紅と紫を見せてもらいました。

 

大学院スクーリング_石塚先生8

 

100年以上経っているのに紅や紫の鮮やかさが失われていません。

この色を出すのに何回も染め重ねられたことでしょう。

最後は成果物を前に、技法の振り返りです。被染物に対し染料の量や助剤投入のタイミング、染織時間など今回のワークショップの技法を振り返ります。

 

大学院スクーリング_石塚先生9

化学染料の無い時代、鮮やかな色を纏うことは権力と富の象徴でした。目も覚めるような紅や紫はどれほど人の羨望を集めたことでしょうか。

今回の大学院のワークショップで、古来の染色方法の一端を窺い知ることが出来ました。

 

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2017年5月10日  学生紹介

【写真コース】卒業生の活躍

写真コースではこの3月にコース史上最多の卒業生を送り出しました。

これは東京での卒業制作が2016年度より始まったことや最短2年で卒業が可能な

3年次編入学(異分野)が導入されたことが大きく関連しています。そのような中で学生同士が

刺激しあいながら学習と制作に励んでいます。

卒業後間もないにも関わらず学外での活動が盛んな卒業生が多々おり、研究室としても応援を

続けています。今回はその中からお二人の活躍ぶりを紹介いたします。

 

北桂樹さんは情報デザインコースに入学されたのちに写真コースに編入されました。

スクーリングで知己を得た講師の営む出版社から昨年写真集『Máni』を出版されています。

卒業制作展終了直後の3月にその写真集により香港でHK Photobook Fair、翌4月には台北で

Photo EYEというPhotobook Fairに参加されました。

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ブースの様子

 

Photo EYEはアートイベントであるYang Art Taipeiに併設されたPhotobook Fairです。

どちらも会場には連日溢れんばかりの観客が訪れ、作品のプレゼンテーションにも磨きが

かかったようです。

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熱心に写真集に見入る来場者

 

「在学中に作品づくりをしたため卒業後も作家活動をスムーズに続けることが出来ています。

来場者の顔を見て自分の作品を手渡すことで、少しずつではありますが、着実に自身のマー

ケットが広がっているという実感があります。自身のコンセプトを表現した作品が世の中に

確かなと接点を持つためにはしっかりと活動を続けることが大切であると在学中に学びました。

これからも一歩一歩、作家として作品のために足を進めていこうと思っています。」と語る

北さん。6月には台北の1839當代藝廊というギャラリーでグループ展に参加、来年の4月には

再び日本のギャラリー冬青での新作の個展を控えています。

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銀座ニコンサロンでの展示風景

 

もう一方の村井博美さんは4月に東京の銀座ニコンサロンにて個展「ふかうら ~思いをつなぐ」

を開催されました。これは在学中から世界自然遺産・白神山地の麓にある青森県の深浦町に移り

住み、3年間にわたり人々の暮らしや伝統行事などを撮影した写真で構成されています。

当初は、なかなか思うように撮影が進まず「このまま卒業制作に入っても、満足できる作品に

ならない」と思い、卒業制作の着手を1年遅らせたとのことです。その甲斐あってか卒業制作

では優秀賞に選ばれました。

個展では卒業制作では使われなかった作品も含めた再構成がなされ、よりブラッシュアップ

された展示となっていました。来場者も2週間の間に3,200人を数えたとのことで、外苑キャン

パスでの新入生ガイダンスの後には見学のツアーが行われました。

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村井さんと2015年度卒業生の三井さん

 

5年計画で進めている青森県深浦町での撮影は、まだ3年が経過したばかりです。これからも

精力的に撮影を続けます。」と語る村井さん。年月をかけた制作により「これまでなら撮れなか

った写真が撮れるようになってきたのかもしれません。」とのこと。ますますの充実した制作の

日々が続きそうです。

 

 今回紹介できなかった卒業生にも展覧会に出品したり写真集の出版に向けた制作を続けている

人や大学院に進学された方など様々な形で研究を継続されている卒業生が多々おられます。

今後も卒業生の活動を応援しつつ、在学生が末長く写真文化と関わり続ける素地を養っていけ

るよう、研究室一丸となってサポートしていきます。

 

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2017年5月9日  イベント

【陶芸コース】2016年度 大学院生展

  今年は桜が咲きだすのが遅かったので、4月中旬まで花を見ることができました。これは高瀬川沿いの桜です。

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2新学期も始まっていますが、この時期、まだスクーリングは開かれていません。そこで今回は3月に開かれた昨年度の大学院生展をご紹介します。場所は銀閣寺近くの「ギャラリー揺」です。会期は卒業制作展と合わせて3/14(月)~3/19(日)まででした。M1生4名、M2生4名、教員1名の9人の展覧会です

 

3会場のギャラリー揺は床貼りの部屋や畳敷きの部屋、床の間的なところが、あったりと個性ある展示空間です

 

4音をテーマにした作品です。トランペットやホルンの楽器と音をイメージして作品化されています

 

5こちらは愛犬をモチーフにした作品です。窓から外を見ているようですが、何を見つめているのでしょうか

 

6土を焼いた表情を前面に打ち出した作品です。粗い土やガラスを土の板の上で溶かし、陶板として仕上げています

 

7故郷の海をテーマにした作品です。手前から奥へと波の表情をつぼ型の立体に表現しています。黒く見えるところは穴が開いているところです

 

8楽しい器たちです。イタリアの国旗の色を取り入れたワイングラスたち。中央の「SALUTEI」はイタリア語で乾杯という意味です

 

9こちらは日本的な染付の大鉢と湯呑。植物の絵が描かれています。壁の陶板はひも状の土を重ね合わせたものです

 

110この不思議な形はフィリピンのほうに生えているジャカランダという木の種です。家の中を動き回って天井に上っていくようです。

 

11阪神淡路大震災復興プロジェクトとして開園した「みなとのもり公園」では人々がドングリから育てた苗を持ち寄って森を育てています。森の手入れのためドングリをモチーフとした作品を販売してその活動に役立てているそうです。そんな活動に賛同した学生さんによる提案で実現したブースです

 

12このギャラリーは屋外にも展示できます。落ち着いた庭に光を浴びて穏やかな展示空間になっています

 

13先ほどの波とは少し印象の違った作品。石との関係が面白いです

 

14ユーモラスな作品です。パステル調の色がよく合っています。今にも動き出しそうな感じです。

 

15この金色のドングリは部屋の中から犬たちが見つめていたものです。

 

16最後は楽焼のカメレオン。光を浴びてきらきらと輝いています。

来年もこの会場で大学院生の展覧会を開く予定です。ぜひ見に来てくださいね。

 

 

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