通信教育部

2018年1月

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2018年1月23日  イベント

【建築デザインコース】冬の1日体験レポート プリミティブエンベロープ

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京都造形芸術大学通信教育学部、冬の1日体験入学が行われました。建築デザインコースの体験授業では、今年もみなさんで実物大の空間の制作を行いました。

 

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はじめに、今回の体験授業のテーマと制作の方法についてレクチャーがありました。テーマは、「プリミティブエンベロープ」です。日本語では「原始的な覆い」という意味ですが、一体どのようなものになるでしょうか?

 

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レクチャーの中で、原始的な小屋から現代建築まで事例が紹介されましたので、みなさん、それぞれイメージが湧いてきたようです。今回つくるのは、「雲の茶室」です。白い風船を繋げて、人が中に入れる空間をつくります。

 

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教室の中に、大小2つの空間をつくる計画です。円形と、ひょうたん型の平面です。

 

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みなさんで手分けをして、大量の風船を膨らましていきます。

 

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平面形状に合わせながら、協力して組み立てていきます。

 

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風船を支えながら壁から天井へとつなげていき、うまく反対側と繋がると安定しますが、これがやってみるとなかなか難しいです!身体を使って一つ一つ組み立てることによって、立体の組み立てや構造のバランスを体感できます。

 

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途中、崩れながらも、なんとか立ち上がりました。圧巻のボリュームです。みなさんで苦労した分、達成感があります。

雲の茶室の内部空間です。白い風船から柔らかな光が透けて美しいです。中に入って、実際の空間に包まれる体験ができました。

 

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最後に、雲の茶室でコースの説明を聞きました。建築の可能性に触れる楽しい1日になりました。

 

 

【参考図書】
レクチャーの中でも紹介された、バーナード・ルドフスキー著『建築家なしの建築』では、原始的で風土に根ざした土着的な建築が写真で多数紹介されていますので、今回のテーマを掘り下げたい人におすすめです。

 

 

 

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2018年1月22日  イベント

【芸術教養学科】未知に触れて、つながるということ

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こんにちは、芸術教養学科教員の下村です。

去る12021日に、瓜生山キャンパスで本学通信教育部の一日体験入学が開催されました。

これは入学を検討されている方向けの、一日完結のミニ講座ですが、それぞれの学科の最もエッセンシャルな部分をお見せすることになるので、公式の授業にも増して熱が入ります。

特に、私たちの「芸術教養学科」は、webだけで学びが進められることが大きな特徴となっており、顔を合わせての「体験入学」は、ある意味最初から矛盾を抱えているともいえます。入学してからでは味わえない、しかし同時に芸術教養学科の本質が伝わるような、そういうものを目指しました。

以下、ちょっとした誌上講義のようなかたちで、当日の様子をお伝えしようと思います。

 

芸術教養学科の一日体験入学は、120日(土)の13時から開講されました。13:00から14:45が私、下村の担当するレクチャー&ワークショップ、15:00からが加藤志織先生によるカリキュラムと学び方についてのレクチャーという構成です。

 

やはり、芸術教養学科とは何を学ぶところなのか、どういうことを考えるのか、というところから話はスタートします。

芸術教養学科は、いわゆるプロのアーティストが創造する「芸術」、既知の作品だけを相手にするわけではないこと、卒業研究でも、多様な対象が取り扱われていることなどに触れました。それは、人間がその生(生活・人生)をよりよいものにしていくために企図(デザイン)する、モノやコトのすべてなのです。

そして、この学科では、そうした人間の企図のありようを考え、進めていくために、「伝統文化」と「デザイン思考」の両面からものごとを見つめていくことを話しました。

 

芸術教養学科では、多数の人の間から創発されるものにも注目しています。ものごとは一人の人の内側からだけ表現され、生まれるものではないからです。いろいろなよいこと、美しいものが、人々の関わりあいの中から生み出されています。

本学科の「芸術教養講義5」という科目で特に取り扱っている「ワークショップ」も、そういうわざの一つです。ここで、会場のみなさんに「あなたが知っているワークショップ」について聞きました。

すると、「公共施設の活用のために地域の人に集まってアイディアを出してもらった会議」といったものと、「みんなでものをつくるワークショップ」「ダンスワークショップ」といったものが出てきました。「政策立案・コンセプトづくり系」と「芸術系」と整理してもいいでしょう。

前者は、模造紙の上にみんなで付箋紙を貼っていくスタイルの会議という形をとることも多く、「芸術教養講義5」でも、そうしたものを中心に扱っています。

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体験授業では、この2種類は別々のものなのだろうか、ということを考えました。「芸術教養講義5」の動画教材などを参照しながら、

 ・フラットな参加資格

 ・体験・プロセスへの注目

といったことが、全く異なって見える2種類の「ワークショップ」で共通していること、ローレンス・ハルプリンのしごとなど、この2つが重なることだってあるのだということにも触れました。

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さて、ここからはワークショップの実践です。

この日は、音・音楽を扱うワークショップについて、音を出しながら考えることにしました。

音楽は楽しいものですが、「歌の上手い・下手」「リズム感の有無」といった、ふつういわれる音楽の得手不得手は、人々をときに分断してしまいます。

「そうではない」「もうひとつの」「オルタナティブな」音の楽しみを、「共有」する場を経験してみよう、というのがこの日の試みです。うまいへたのないところでの、新しい経験です。

 

ゲーム形式でのグループ分けと、自己紹介タイムを経て、場がなごみ、暖まってきたところで各グループに配られたのは、「炊飯釜」でした。

炊飯釜はおそらくほとんどの家庭にあるものですが、それが美しい音を出すことを知っている人はあまりいません。

そして、それをすりこぎで摩擦することで、美しく幻想的な持続音を出すことができることを知っている人は、ほとんどいないといってもよいと思います。

炊飯器の中の釜を手のひらにのせて、すりこぎで円を描くようにしてその縁をこすります。釜を握らず軽く保持すること、すりこぎは少し押し付けるようにすることがコツです。すりこぎにはガムテープ等を巻いておくと、表面の摩擦ノイズが吸収されてよく釜がよく鳴ります。だんだんウォーンとか、キーンといった持続音がうねりながら発生してきます。これを読んだみなさんもぜひ挑戦してみてください。

まず下村が手本を見せたあとで、会場のみなさんにも挑戦していただきました。炊飯釜を鳴らす技術というのは、ふつうの生活で役にたつものではありませんが、鳴らせるとやはりうれしいもの、そこかしこで顔がほころびはじめます。

次は、6つのグループ全体で、合奏をしてみました。かすかだったり、部屋全体に響いたりする釜の音を、お互いに聴き合いながら、音でコミュニケーションをします。部屋を暗くして、みんなで耳を澄ませました。一人で鳴らすのとは違う、響きあいの空間が生まれました。

 

この炊飯釜のあとは、不思議な民族楽器「口琴」を試したり、独自の方法による「誰でも弾ける爆音ロックギター」教室、それから下村による特殊唱法「ホーメイ」のデモ演奏といったことをしました。

みなさん、それぞれに相談しながらいろいろな試みをし、いろいろな音を生み出し聴き合っていました。

アンケートを拝見したところ、知らない音楽に触れ、驚きを感じた方も多かったようです。

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不思議な音を出してみる、聴き合ってみる、ということ自体、大変面白い経験なのですが、学んで欲しかったのはそれだけではありません。本当に気づいて欲しかったのは次のことです。

それは、未知の経験を共有することは、新しいつながりと場をつくりだすことができる、ということです。これは、新鮮で創造的なワークショップには、さまざまな人が平等な立場で参加できることが不可欠ですが、未知のものは、多様な背景や出自の人々が協働しあう環境を創りだしてくれるものなのです。

既知の、みんなが知っていること(音楽なら童謡など)は、既存の共同体のつながりを確認するのに役立ちます。これもまた地域系ワークショップなどでは重要な資源なのですが、異質な人々が出会いあう現代の市民社会の技として、この未知と冒険の感じというのを知ってほしいと思います。そしてこれは、政策立案系ワークショップであれ、芸術系のそれであれ、大切なことなのです。

 

芸術教養学科は、いつも炊飯器を鳴らしているわけではありませんが、教員たちはそれぞれのフィールドで研究・制作を進めています。今回の一日体験入学でのワークショップも、私のコミュニティ・ミュージックの実践研究や地域系スクーリングでの教育の試みを反映したものです。

普段はwebブラウザ越しのおつきあいになりますが、その向こう側には、今回変な音を出してみせたような生きた教員がいるのです。フライング・カフェと名付けられている対面の学習相談会では、実際に教員に会って話すこともできます。

 

さてこうした、京都造形芸術大学を体験する機会はまだあります。

入学説明会(ミニ講義付き)が、京都では24日(日)、東京では218日(日)に開催されることになっています。興味のある方はぜひお越しください。お待ちしています。

 

詳しくはこちら

https://www.kyoto-art.ac.jp/t/briefing_feb/

予約不要・参加無料

 

 

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2018年1月20日  授業風景

【写真コース】スクーリング紹介「V-8(白黒プリント)」

みなさんこんにちは。写真コースです。

今回は、先月の京都で開講されたスクーリング、「V-8(白黒プリント)」についてご紹介します。

 

この授業では、長らく写真の代表的なプリント表現であったモノクロ写真の技法について学びます。

デジタルカメラが全盛の現代において、シャッターを押せば画像が映るという感覚が一般的なものとなりつつありますが、光がどのようにしてフィルムという媒体に定着し、印画紙に焼き付けられていくのかという原初的な仕組みを、銀塩モノクロプリントという技法を実践しながら理解・体感していきます。

 

1日目は、各自撮影済みのモノクロフィルムを持参して頂き、フィルムの現像作業から始まりました。この行程では、現像液の温度や撹拌時間によってネガの仕上がりが変わってしまうため、特に正確な作業が求められます。

 

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現像作業は、遮光されたタンクの中で行われます。

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皆さん、初めてのフィルム現像ということもあり、とても真剣な表情で取り組まれています。

 

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現像液、停止液、定着液、水洗、乾燥と、いくつもの工程を経て、ネガフィルムが完成します。撮影時にフィルムに当たった光が、フィルム面に含まれている銀と反応し、薬品による現像作業を経てネガフィルム(光の当たった部分が黒くなった像)となります。

 

これまでお店で出来上がったネガフィルムをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、いざ自分たちの手で現像作業を行うと、その苦労もあってか感激の声があちらこちらで聞こえてきました。

 

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2日目はいよいよ引き伸ばし機を使ってプリント作業へと進みます。こちらはネガシートの下に印画紙を置いて密着露光したコンタクトプリント。ネガフィルムに光を当て、下に置いた印画紙に感光させることにより、ネガの黒い部分が白く、ネガの白い部分は黒へと反転した画像となります。

 

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そしてここからがこのスクーリングの最大の山場。音楽で例えるなら、ネガフィルムは譜面のようなもので、プリント作業はその素材を活かしていくための編曲作業でもあります。1枚のプリントを仕上げるために、コントラストの調整や焼き込みなどの細かな工程を幾度も試行錯誤しながら、各自の目指すイメージへ近づけていきます。

 

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先生の熱のこもった丁寧な指導で、初回とは思えないほどプリントの精度を高めていく学生も。

 

モノクロ写真の原理を知ることは、光と銀の粒子の痕跡が写真となっていく過程を理解することでもあり、今回の授業を通してブラックボックスの秘密を垣間見るような新鮮な驚きがあったようです。また、これから美術館やギャラリーなどで写真作品を鑑賞する際に、そのプリントがどのような制作過程を経て出来上がっているかという作り手側の目線をもてるような、意識の変化のきっかけになる授業でもあったかと思います。

 

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2018年1月15日  授業風景

【歴史遺産コース】スクーリング報告 古文書研究(東京)

 

 

 

みなさんこんにちは。歴史遺産コースの比企です。

 

 

今回はこの週末に外苑キャンパスにて開講された【古文書研究b】の講義の模様についてご紹介します。

 

そもそも古文書とは、ある人(Aさん)から別のある人(Bさん)に対して、なんらかの意思を伝達するために記され、かつて授受された、いわゆる手紙の類の総称といってよいでしょう。

そして、古い時代のそれらの多くは、いわゆる“崩し字”で記されており、美しい活字が当然となってしまった現代のわれわれには、俄かには読み解けるものではありません。

 

そこで、この講義では、グループワークの形式を採用して、室町時代の武士が記した命令の手紙や織田信長・徳川家康といった有名どころの戦国武将の手紙、そして研究室所蔵の江戸時代のとある村落の生活にかんする文書−いずれも崩し字の史料です−を使用して、「古文書を読むこと」についての勉強をします。

 

 

 

念のために申しておきますと、これを受講すると「古文書ひいては崩し字が読めるようになる」のではなく、「読めるようになるためのコツが分かる」ようになるのです。たった3日間の講義で、スラスラと読める…などということは決してありません(あるなら誰よりも私が受けたいですが)。

 

でも、この講義を受けた方はすでに「読み方」を知っています。その人たちは受講後も引き続き学習を継続することで、きっと人一倍歴史史料が読めるようになることでしょう。史料が的確に読めるということは、すなわち日本の歴史について深く理解したり、また自分自身の頭で考えることできるようになることを意味します。自分自身で思索することは、当然、卒業研究に際して求められる力であることは今更いうまでもありません。

 

 

 

 

さて、それでは講義の様子を紹介します。

 

 

 

 

 

 

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中世の古文書分をご担当いただいた平野先生

 

事前課題についての詳細な解説と中世文書を読み込むときのルールを教授していただきました。

 

 

 

 

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グループワークではご用意いただいた文書(写真)を分担して翻刻します。

 

 

 

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ホワイトボードから察するに、進捗は…苦戦中でしょうか。

 

 

 

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2日目・3日目近世文書分をご担当いただいた髙見澤先生。中世文書から近世文書への変容について、近世の社会とは、そして近世文書の特質をしっかりと把握します。

 

 

 

 

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事前課題で取り組んだ文書の現物を実見します。

 

 

 

 

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グループごとに古文書から読み取れることを発表します。

 

 

 

 

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最初はおっかなビックリでしたが、次第に積極的に扱えるようになりました。

 

 

 

 

 

3日間の講義を通じて、初日には崩し字などまったくチンプンカンプンだった方たちも、どう取り組むかがわかったことで、いろんな文書を手に取り読むことへの楽しさに気がつけたようです。なによりの収穫といえるでしょう。

また、さすがに室町幕府の文書や織田信長・徳川家康らの中世文書を現物では学習に提供できませんが、江戸時代の村落文書とはいえ古文書を直接手に取るなどという機会はまずないはずです。それだけを取ってもこの講義は貴重な機会といえるでしょう。歴史上授受された生の史料を通じて、かつての人びとの息づかいに耳を傾けることは、歴史を学ぶ端くれとして至上の喜びです。

 

 

 

なお、次年度(2018年度)には、開講時期を大きくずらして、428日〜30日の開講となりますので、履修に興味のある方は、くれぐれもご注意ください。また、それにともなって講義の内容も良い部分は残しつつ、よりみなさんの理解が深まるよう考えていきたいと思います。

 

 

 

みなさんの積極的な受講を、心待ちにしています。

 

 

 

 

 

 

《お知らせ》

通信教育部では、冬の1日体験入学を開催します!!

お申込みなど詳細はこちらから↓(今後の開催予定などもこちらのHPで確認できます)

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/1day_winter/

 

皆さんにお会いできることを楽しみにお待ちしております!

 

【京都】

授業名 :だいじなものは、巻かれている-巻子を開いてみましょう-

開催日 :1/21(日)12:00~

担当教員:栗本徳子

持ち物 :筆記用具、メモ

 

 

 

 

 

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2018年1月11日  授業風景

【染織コース】大学院美術・工芸領域 染織分野授業紹介

みなさんこんにちは。染織コースの久田です。 お正月休みはいかがでしたでしょうか。 学生の皆さんは課題作品制作やレポート作成に集中して取り組めたことと思います。 年度末に向けてさらにスピードアップしていってください。 さて今回は12月に開講された大学院の授業をご紹介します。染織分野では作品制作と並行していくつかの技法研究を行っています。 染、織両方の技法を取り上げていて、大学院生はどちらかに取り組みます。 織物に関しては6月、8月に柴田博美先生担当で「もじり−絽、紗、羅」、 10月には木内小織先生担当で「花織」、12月には引き続き木内先生担当で「紋織」に取り組みました。

木内先生によるデモンストレーション

木内先生によるデモンストレーション


教室の様子

教室の様子


作業の様子

作業の様子


手元の様子1

手元の様子1


手元の様子2

手元の様子2


手元の様子3

手元の様子3

12月はインド東北部のナガランドに暮らしているナガ族の織物を参考に 模様を織り込む方法を腰機を使って織ってみました。

ナガ族の織物(表側)

ナガ族の織物(表側)


ナガ族の織物(裏側)

ナガ族の織物(裏側)

たて糸の密度が高く、よこ糸はほとんど見えません。よこ糸を浮かせた鮮明な模様が特徴です。これは大切な意味がある模様とのことです。布を裏から見ると、模様部分がうっすらとわかるのですが、浮かせている糸と浮かせない糸を交互に織っているため布はきちんと組織されています。よこ糸を浮かせるだけだと布の裏にたて糸が浮きます。小さな模様ならいいのですが大きな模様になると模様部分が布としての構造を持たないので弱くなります。浮かせない糸(地糸)がポイントです。9ナガランドの機前から10ナガランドの機横から

 

 

  ナガ族の織物は2016年6月に「日本織物文化研究会」主催のワークショップで見せていただきました。織り手は床に腰をおろして足を伸ばし、腰でたて糸の張り具合を調節しながら織ります。模様部分はへらですくいます。すくった部分によこ糸を通し、竹ひごのような細い棒も入れておきます。模様を織り進めながら竹ひごも次々と通し、順に糸綜絖の向こう側に移動させておきます。途中で今度は竹ひごを順に抜きながら模様部分をすくって織ります。竹ひごを入れながら織るのと抜きながら織るので模様は上下が対称になります。11ナガランドの整経台12整経台反対側

 

 

整経(たて糸の準備作業)は床面に立てた棒にかけていきます。 たて糸を操作するための糸綜絖(いとそうこう)は整経しながら作っていきます。 この整経方法はアジアではよく行われているものです。 このワークショップには木内先生と久田は別々の日に参加しました。 整経の方法も模様を織る方法も見ていると「ふむふむ」と納得できるのですが、 やってみないとわからない部分もあります。いつか織ってみたいと思っていたので学生と一緒にやってみました。

試織してみました

試織してみました


試織結果

試織結果

たて糸は白とピンク色の一本交互です。模様部分は濃紺の糸を四本取りにして織り込みました。 くっきりとした柄が織り出されました。帯やベルトなどの模様として応用できそうです。 次は糸綜絖を作りながら整経する方法をやってみたくなりました。  織物はたて糸とよこ糸で構成されるので縞や格子、絣などの模様が工夫されてきました。 絵画のように表現できる綴織もあります。織物の構造を利用して柄を織る紋織も多くの種類があります。 皆さんも機会があるたびに日本各地、世界各地の織物を見て試織してみてください。 また遠い海外まで行かなくても国内で紹介される機会もありますので積極的に参加してみてください。

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