授業風景
2016年1月13日 授業風景
11/27~29と12/18~20の6日間、東京・外苑キャンパスで「洋画Ⅴ-9(抽象)」スクーリングがおこなわれました。
担当の山河全(尊志)先生よりご報告です。
先ずは前半の発想からの発展形を含めた、後半の作業や目標のプレゼンテ―ションから入りました。皆さんそれぞれに、油彩などの乾燥を含めて計画があります。
プレゼンの後、思い思いの作業にとりかかります。
頭に浮かぶ画像を手掛かりにする方や…
取材風景をもとに絵具をたっぷりと使い画面に乗せていく方、
難しいドンゴロス(荒目麻地)にアクリルで描画挑戦する方法や
計画した図面をもとに絵を起こす方法など様々です。
心の中に潜む画面を徐々に出していく
こちらは、滑りやすいキャンゾール下地に更に絵具を塗り、2日目にはスクロールする風景から…何ができるでしょう。
具象的な風景をどんな風に抽象にもっていくのか?
ポップなコラージュをエスキースに…
エリザベス・マーレイからフランク・ステラへと変化します。
滲みばかりでは、こんな作業も新鮮になります。
ということで過ごした三日間でしたが、皆さんそれぞれに充実した進展をみせてくれたので、
最後は合評で互いの感想も述べ合い、ひとつの達成感があったことと思います。
構成的な作品もそれぞれに表情が豊かです。
表現的な方法論にもそれぞれの個性が表れています。
ともかく、前後半6日間のスクーリングで抽象について学びましたが、それぞれの方がなんとなく何かを掴んだように思えます。少なくとも抽象を見る目が変わったことは確実でしょうが、無理に抽象を目指すのではなく、ここで体験した絵具という特性をしっかりご自分の表現で生かせるよう努力していただければと思います。
インフルエンザの季節になり、だんだんと寒くなります。
皆さんお身体大切に!
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