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2016年11月30日  イベント

【芸術学コース】特別講義を開催しました

みなさん、こんにちは。芸術学コース教員の池野絢子です。

 

今回は、11月23日に瓜生山キャンパスで開催された特別講義についてご報告します。

 

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芸術学コースでは毎年、学外のさまざまな先生をお招きして特別講義を行っています。

今回は、イタリア文化会館(大阪)との共催で、元ミラノ20世紀美術館館長のマリーナ・プリエーゼ先生にお越し頂き、20世紀イタリアの芸術家ルーチョ・フォンタナについてのお話を伺いました。

 

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カンヴァスを切り裂いた絵画で20世紀美術の歴史上に名を残しているフォンタナですが、プリエーゼ先生が講義のなかで注目したのは、むしろ彼の「空間環境」と呼ばれるシリーズ作品です。それは、ある空間のなかに吊り下げられた様々な物体なのですが、その物体だけではなく、それがそこに置かれている環境そのものが、一つの作品なのです。

 

このように「もの」と環境がセットになったような芸術作品は、いまでこそ「インスタレーション」という名前で私たちにとってお馴染みのものになりました。しかしフォンタナは、この「インスタレーション」が生まれるよりもはるかに早く、作品が置かれる場や、鑑賞者と作品の関係に注意を払っていたという事実を、プリエーゼ先生は様々な事例を挙げながら指摘されました。

 

 

私も知らない作品ばかりでびっくりでしたが、それもそのはず、プリエーゼ先生は現在、ミラノのハンガー・ビコッカ美術館で「ルーチョ・フォンタナ 環境」という展覧会を企画中なのだそうで、今回のお話はその展覧会のための最新の研究成果に基づく内容だったのです。フォンタナは、「空間環境」のほとんどを展示後に破壊してしまったため、実物は残っていないのですが、企画中の展覧会ではそのいくつかが再構築されるのだそう。講義を聞いて、私もぜひ見てみたい!と思いました。

 

先生のお話のあとの質疑応答では、空間、建築、テクノロジー、をめぐって活発な議論が交わされました。プリエーゼ先生が、「学生さんの質問がみな素晴らしかった」と、あとで仰っていたのがとても嬉しかったですね。長丁場にもかかわらず、熱心に聴いてくださったみなさん、ありがとうございました。

 

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《お知らせ》

2017年度学生募集に関連したイベントを今後予定しています。

皆様、ぜひご参加ください。

 

12月4日(日)12:00~ 瓜生山キャンパス 入学説明会

 

12月11日(日)12:00~ 東京外苑キャンパス 入学説明会

 

 

京都造形芸術大学通信教育部 芸術学研究室が運営しているツイッターもぜひご覧ください。

芸術学コースのつぶやき@geigaku4

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