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2017年1月27日  イベント

【建築デザインコース】紙コップの茶室 冬の1日体験入学2016(東京)

皆さんこんにちは。
1月21日土曜日に東京外苑キャンパスで冬の1日体験入学が開催され、建築デザインコースでは参加者の皆さんと紙コップで茶室を作ることに挑戦しました。

手のひらサイズの小さな紙コップで、果たして人が入れる茶室を作ることができるのでしょうか!?

まずは参加者の皆さんに「紙コップをセロテープで組み合わせて、机から紙コップ5個が跳ね出すキャンチレバー(片持ち梁)を作ってください。」という課題にグループで取り組んでもらいました。皆さんアイデアを出し合いながら楽しんで手を動かしました。
※ キャンチレバー(片持ち梁)とは、一方だけしか固定されておらず、もう片方は宙に浮いている梁のことです。

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皆さんの創意工夫ある作品の数々に会場は盛り上がります。

蜀咏悄2

そしていよいよ茶室の制作に取り掛かります。
まずは下の写真のように紙コップの飲み口と底面をテープで止めてつなげるだけの、とても単純なトラスを作り、そして線を面にするが如く、紙コップを連結していき立体トラス(スペースフレーム)を作っていきます。

蜀咏悄3

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皆さん役割分担して立体トラスを制作しています。
セロテープの貼り忘れがないか念入りに確認しながら作り上げた立体トラスの美しさに、ひとときの達成感を味わいました。
蜀咏悄5
蜀咏悄6
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ここからいよいよ、この立体トラスを持ち上げてアーチ状にしていきます。
壊さないように慎重に、皆さん息を合わせて持ち上げます!
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かまくらのように、ふんわりと丸まり、自立すれば大成功!なんですが・・・

蜀咏悄9

一瞬自立したものの、真ん中から垂れてきて安定してくれません。
ここでは、さてどうすれば安定し自立するのかを参加者の皆さんに考えてもらいながら、時間の許す限りの検討を重ねました。
セロテープでの補強方法についてなど、皆さんと積極的な議論ができました。
蜀咏悄10
セロテープでテンションをかけた外観は圧巻です。
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構造的な考えだけでなく、美しさも体験してもらいます。アーチの内側に入ると紙コップのリングが光を取り込んでとても綺麗です。

蜀咏悄12

しかし、検討の甲斐虚しくタイムオーバーとなり、構造体を安定させるところまで至りませんでした。

参加者の皆さんには、成り立つか成り立たないかギリギリのところのスリリングな構造を実体験いただきましたが、構造解析の上に成り立っている複雑な立体トラスの建築物の実例も見てもらいました。

体験入学の締めくくりは、共同作業で作り上げた構造体の崩壊過程を確認しながらの建築デザインコースの概要説明です・・・。

蜀咏悄13

さて、我々教員は時間切れになったからといって、この実験を消化不良のままで終えられません!
皆さんがお帰りになった後、居残りして、見事に茶室を完成させることができました!

蜀咏悄14

長さを短くし、スパンを短くしたことで安定したようです。
短くした分で、床に人が座るための敷物、お茶を置くお盆もできました(笑)。

見たこともない空間にチャレンジできたことは我々教員にとっても大変刺激になりましたが、何よりも参加者の皆さんから、「ここをこうすれば良いのではないか」という意見交換が授業終了後も続いたことと、紙コップを美しい構造体にしていく体験を皆さんと共有できたことがとても嬉しかったです。
空間化することの楽しさを体験することと、美しい空間を成立させることの試行錯誤こそ、建築の醍醐味の一つです。今回の体験授業ではその醍醐味を少しでも味わえたのではないでしょうか。

参加者の皆さんにとってこの授業が、建築の学びについて考えるきっかけとなったことを願っています。

 

 

 

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