通信教育部

授業風景

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2017年6月19日  授業風景

【染織コース】スクーリング紹介「染織Ⅱ-1」(染色実験)

皆さんこんにちは。通信染織コースです。5月、6月と毎週末にスクーリングが開講されています。「染織II-1 染色実験」は入学後、できるだけ早い時期に履修することが望ましい授業です。合成染料の基本的な扱い方を実習します。

染めた布写真1染めた布

私たちがよく使う繊維は木綿、麻、ウール、絹、化学繊維などです。それらを染めるにはそれぞれに適した染料を選ぶ必要があります。授業では木綿糸、木綿布、羊毛、絹糸、アクリル布を染めます。染める前処理として精練と漂白も行います。

授業で使う試料(しりょう)木綿、羊毛、絹、アクリル布、木綿布写真2授業で使う試料

試料というのは「試験、分析、検査に供される物質。また見本。サンプル。」(大辞林 第三版)です。実験では糸や布の重さが大切です。糸や布は5グラムや10グラムに、またボールの中で染められるように小さな綛(かせ)に、布は伸子をかけて刷毛染めできる大きさに切り分けられています。授業前に必要量を切り分けるのはとても手間がかかりますが効率よく授業が進むように準備をしています。

今回は初日を久田が担当しました写真3久田
2、3日目担当の古濱先生写真4古濱先生

授業ではなぜ繊維に染料が染まりつくのか、結合のしくみを解説しています。化学記号も出てきますがわかりやすく図を交えて説明しています。 精練や塩素漂白、酸素漂白の実験に続けて直接染料による糸染めを行います。

糸の浸染(しんぜん 浸して染めること)写真5糸の浸染

近頃はあまり見かけない電熱器で加熱します。自宅で染色する際はガスやIHなど熱源はなんでもいいのですが、授業は普通教室で行うため電熱器を使っています。電熱器のコードは授業中に危険がないように養生テープで固定されています。準備と片付けが大変な授業でもあります。

布の刷毛染め写真6布の刷毛染め

真っ白の布を刷毛で染めるのはちょっと躊躇しますね。授業では同じ染料で濃淡を染めます。淡色の方が色むらになりやすくて緊張します。

蒸し固着写真7蒸し固着 
新聞紙に包んだ布写真8新聞紙に包んだ布
広げると・・・写真9広げると

刷毛染めした布は蒸し器で蒸します。水分と熱で染料が繊維に固着します。授業では家庭用の蒸し器を使います。さほど大きくない布なら自宅でも蒸すことができるので、自宅でも可能な方法を実習します。

実習棟にある蒸し器写真10実習棟にある蒸し器

奥にある円筒形の道具が染色用の蒸し器です。染色材料屋さんのカタログを見ると「簡易蒸し器」という名前でした。結構複雑な構造なのですが簡易とは!業務用の蒸し器は木でできた小屋のような形で、一度に多くの布を蒸すことができます。

乾燥中の糸や布写真11乾燥中の糸や布
糸、布サンプルを分類写真12糸布サンプルを分類
持ち帰るための台紙にサンプルを添付写真13持ち帰るための台紙

実験で染めたサンプルは持ち帰ってからサンプル帳にして提出します。わかりやすいようにまとめておいて今後の作品制作に役立てることができます。テキスト科目の「植物染料の色を知る」と合わせて染料について理解をし、使えるようになるのが目標です。

植物染料の色を知る写真14植物染料の色を知る 

染めた布写真15染めた布2

植物染料には独特の色味があり、合成染料は混ざり気のない色味から様々に混色した色味までを染めることができます。それぞれの特長、魅力を知って使い分けましょう!

 

 

 

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