通信教育部

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2017年10月30日  授業風景

【染織コース】「スクリーンプリントの手ぬぐいを染める」紹介

こんにちは。通信染織コースです。10月に開講されたスクーリングの中から「スクリーンプリントの手ぬぐいを染める」をご紹介します。

 

合評会の様子

合評会の様子

 

 

色とりどりの作品が並んでいます。これは最終日の合評会の様子です。中段には正方形の色見本が貼られています。その下はB4の紙に絵の具で塗った図案です。上下には一人ずつの作品が展示されています。上下は同じ学生の色違い作品です。作るのは手ぬぐい。綿の布1メートルほどの長さで、元々は手を拭く布なのですが、昔から様々な意匠がほどこされてきました。最近は壁面を飾る布として使われることもあります。

1色紙を切り抜いてデザインを練る

色紙を切り抜いてデザイン練る

 

2色紙を破ってデザインを練る

色紙を破ってデザインを練る

 

3切り抜き

切り抜き

 

4破り

破り

 

絵の具で真っ白な紙に下絵を描いていくのはちょっと勇気が必要です。色のついた紙を切ったり破ったりしたものを紙の上に置いてみると思わぬ形の魅力を発見できます。デザインを練る時のヒントになりますね。

5マスキングシートをカットする

マスキングシートをカットする

 

スクリーンプリント用の版を準備します。下絵の上に透明なシートを置いています。赤い半透明のシートは光を遮断します。一つの版で色を刷りたい部分のみを残して切り抜きます。

6オペークで描く

オペークで描く

 

こちらも版の準備です。オペークも光を通しません。一つの版で色を刷りたい部分に塗ります。

マスキングシートもオペークも役割は同じです。カッターで切ったような形はマスキングシートを使い、紙を破ってできたような複雑な形はオペークを使います。

7スクリーンプリントの版

スクリーンプリントの版

 

 

これがプリント用の枠です。スクリーンメッシュが貼られています。メッシュは目の細かい布で、染料を混ぜた糊(色糊)が通るようになっています。メッシュに紫外線で硬化する感光材を塗って、マスキングシートやオペークで色を刷りたい部分をマスクしたシート乗せ、露光(紫外線を当てる)させます。紫外線が当たって硬化した部分は色糊が通りません。マスクしておいた部分は硬化しないので水で洗い流すと色糊が通るようになります。今回の課題では2版作ります。

 

8アルギン酸ナトリウムの糊

アルギン酸ナトリウムの糊

 

スクリーンプリントで使う染料には糊を混ぜてドロッとした状態にします。粉末のアルギン酸ナトリウムに水を加えて糊を作ります。受講生全員分だと大量です。

9布に印つけ

今回の課題は手ぬぐいに4回繰り返し模様をプリントします。繰り返すつなぎ目もきちんとつながるようにデザインします。プリントする際にもずれないように印をつけておきます。

10絵の具で色草稿

絵の具で色草稿

 

合評回では作品と一緒に色見本が2枚ずつ展示されていました。2色を使ってプリントするので色選びは慎重に行います。絵の具を使って色を決めます。

 

11色糊作り

色糊作り

 

色見本で作った色を色糊で調合します。とかした染料を糊に混ぜて作ります。見た目の色ではなく、布にプリントして定着させ(洗っても落ちないように固着させる)水洗、乾燥後の色を出さなければなりません。

 

 

12プリント作業1

プリント作業

 

いよいよプリントです。布の上にスクリーンの枠を置き、色糊を乗せて駒ベラで刷っていきます。手に持っているのがゴム付き駒ベラです。

13プリント作業214シャープな線15色が重なる透明感

2版目を重ねる

 

2版目を重ねて刷ります。濃い色でも透明で下の色が透けて見えます。

スクリーンプリントはシャープな線を出せるのが特徴です。

16刷り上がり

刷り上がり

17蒸し

蒸し

 

反応染料を使っているのでアルカリで固着し、しっかりと定着させるために10分間蒸します。

18蒸しあがった布を広げる

蒸しあがった布を広げる

 

19水洗

水洗

 

20合評

完成作品を展示して合評会を行います。スクリーンプリントの特徴を活かしたデザインができたか、つながっていくデザインは思い通りにできたか、2版を重ねた効果はどうか、全員で振り返ります。忙しく体力のいる授業です。みなさんお疲れさまでした。

 

 


 

【秋の京都で1日芸大生】秋の1日体験入学受付中!

 

染織コースの体験授業は「カード織りを体験しよう」。
カード織りは古くからある紐作りの方法です。穴をあけたカードに糸を通して重ね、カードを回転させることでよこ糸を通す道筋をつくります。よこ糸を織り込んでいくととても丈夫な紐が織り上がります。1日体験入学では2 色の糸を選んでカード織りを行います。糸は授業で使っているものと同じで色数を豊富に揃えています。カードの回転を工夫すると自分だけの模様を織ることができます。織った紐はフック付きの金具をつけて仕上げます。ストラップやキーホルダーとして使うことができます。日常生活で使えることも染織の大きな魅力です。織って使って染織の世界に触れてみてください。

 

授業名 :カード織りを体験しよう −簡単な道具でできる丈夫な紐作り−

開催日 :11/5(日)12:00〜

担当教員:新田恭子、久田多恵

持ち物 :筆記用具、メモ

 

詳しくはこちらから ↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/1day_autumn/

 


 

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