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日常風景

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2018年2月8日  日常風景

【和の伝統文化コース】梅のはなし

 

 

みなさんこんにちは。

立春が過ぎてもまだまだ厳しい寒さが続きますね。

 

雪も降って、外に出るのも億劫になるこの時期。凍えるような寒さの中、それでも春を待って咲く梅を見ると、耐え忍ぶ中でも見事に花を咲かせる梅の花の力に元気を貰えるかもしれません。

 

 

梅といえば、京都では天神さんでお馴染みの北野天満宮が有名です。

 

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北野天満宮の梅

 

 

 

北野天満宮では約50種類、1500本の梅の花を見ることが出来ます。

 

2月上旬からは、梅苑も公開され、2月25日には梅花祭も開催されます。

梅花祭では、茶屋で和菓子も振る舞われ、ほっこりした中での観梅を楽しむこともできます。

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また、梅は別名好文木(こうぶんぼく)と言ったりもします。

 

能の謡曲には、梅が好文木と呼ばれるようになったいわれが謡われてる「老松」という謡曲があります。

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「老松」 月岡耕漁 能楽図絵 シカゴ美術館 1898

 

 

 

謡曲「老松」では、唐の帝のおん時は、国に文学盛んなれば、花の色を増し、匂い常より勝りたり、文学廃れば匂ひもなく、その色も深からず、さてこそ文を好む、木なりけりと梅をば、好文木とは付けられたり、         (日本古典文学大系『謡曲集 上』「老松」より抜粋)と梅が謡われており、帝が学問に親しむと花が開き、学問をやめると花が開かなかったという故事の由来が述べられています。

 

 

また、能「東北(とうぼく)」では、東北院に咲く和泉式部の名を持つ梅の話の中で好文木という言葉が出てきたりします。

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「東北」月岡耕漁 能楽百番 1898-1903 シカゴ美術館

 

 

 

謡曲「箙(えびら)」では、梶原源太景季が箙(矢をさし入れて背中に背負う武具のこと)に梅を挿して奮戦した様が描かれており、若武者の勇壮な戦いが見られる曲となっています。

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「箙」月岡耕漁 能楽百番 1898-1903シカゴ美術館

 

 

 

祝言の席でよく謡われる謡曲「高砂」でも、「梅花を折って頭にさせば、二月の雪衣に落つ」という表現があり、桜だけでなく梅もまた能の謡曲の中ではよく出てくる花の一つとなっています。

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「高砂」 月岡耕漁 能楽図絵 シカゴ美術館蔵 1898

 

 

 

寒さ厳しいこの季節、寒さに耐え忍びながら凛と咲く梅を見て、春に向けた準備をする英気を養えれば良いかもしれませんね。

 

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【お知らせ】
2月18日(日)に、東京外苑キャンパスで入学説明会(コースミニ講義)を開催します

授業名 :茶人の素顔をのぞいてみよう

担当教員:高垣亜矢

持ち物 :筆記用具、メモ

 

 

事前申し込みは不要です。

詳細はこちらをご確認ください。

(今後の開催予定などもこちらのHPで確認できます)

 

 

 

 

季節感のある情報などお楽しみいただけるコースサイトはこちらから↓

 

和の伝統文化コース コースサイト

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学科コース紹介|和の伝統文化コース

 

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