2020年度に予定されている「社会実装プロジェクト(PBL型授業)」各プロジェクトの紹介、履修登録上の注意点などをご案内しています。プロジェクトの履修を希望する学生は、注意事項をよく読み、申込方法にしたがってエントリーしてください。
 また、新型コロナウイルスの国内外での感染拡大及び緊急事態宣言の発令に伴う京都府からの要請を受け、学生の皆さんの安全と継続的な教育の提供を最優先とし、2020年度前期は、インターネットを活用したオンライン形式で実施いたします。

申込締め切り日:5月14日(木)17:00

  • 今後の政府の方針や感染拡大の状況により、プロジェクトの延期または中止の判断をすることがあります。
  • 変更の際は、こちらの特設サイトを通じ、最新の情報をお知らせしますので、定期的に確認してください。

社会実装プロジェクト(PBL型授業)とは

 京都芸術大学は、開学の理念として、「藝術⽴国」「京都⽂藝復興」を掲げ、「社会の変⾰に役⽴てる⼈材の育成」を教育⽬標に掲げています。その本学が取り組んでいるのが、「社会実装プロジェクト」です。

 プロジェクトの多くは、実際の社会(企業や自治体等)との関係の中で、学生の皆さんの社会参加や、芸術による社会貢献ができる人材の育成を目的としています。もう少し具体的にいうと、実際の「仕事」を通じて、皆さんが社会に出て行く時に必要となる力=「社会人基礎力」を身につけてもらうためのプログラムです。所属する学科やコースを問わず、本学の学部生であれば誰でも参加可能です。ぜひ、2020年度に開催される「社会実装プロジェクト」の中から、あなたがチャレンジしたい取り組みを見つけてください。

プロジェクトへの参加応募は、本学通学課程の学生に限ります。

プロジェクト演習科目(芸術教養センター)

 企業や自治体が抱える課題をアート・デザインの力で解決するプログラム。「クライアントのニーズをとらえ、課題を発見し、リサーチする」という一連の流れの中で、企画提案やものづくりを実践。商品開発からまちづくりまで、多様なプロジェクトに学科や学年を越えたチームで取り組みます。

  • 一定の条件を満たしたプロジェクトは、芸術教養科目または創造学習科目の中の演習科目(プロジェクト演習)として単位が認められます。
  • 学科・学年を越えたプロジェクトチームで取り組むため、領域を越えた仲間がつくれます。
  • プロジェクト指導のプロが集結。長年蓄積されたノウハウで「社会人基礎力」が身につきます。

応募上の注意事項

プロジェクトは、週1回程度の定期ミーティングを始めとして、リサーチや企画立案等を行いますので、複数のプロジェクトを同時期に履修することはできません。

プロジェクト紹介

HAPii+2020 ホスピタルアートプロジェクト

病院の空間をアートやデザインの力で、心地よい空間に変えることをはじめ、その場所に一番長く滞在する医療スタッフの労働環境の改善することを目的としたプロジェクトです。今回は京都大学医学部附属病院の北棟・小児センターを施工します。

ミス・パールプロジェクト

100年を超える歴史をもつ日本の宝石・真珠。その価値を再発見し、若い世代に向けた提案を行うミス・パールプロジェクトは、2014年の活動開始から学内外で大きな注目を集めています。ミス・パールというブランドのファンを増やし、みんなで真珠が「大好き!」と思えるための楽しい企画やイベントを一緒につくっていきましょう。

南座看板制作プロジェクト

南座は歌舞伎発祥とされる四条河原町にある400年の伝統を持つ京都でも由緒ある劇場です。一昨年11月に耐震補強工事が完了し、伝統を保ちながら新しいイベントもできる劇場として新開場しました。横幅10メートルを超える一文字看板の制作を行い、地域性や創造性などを学ぶことができます。

学園祭お化け屋敷プロジェクト

学園祭の大人気企画である「学園祭お化け屋敷」の企画・立案のプロセスを学ぶことができるプロジェクトです。「人はなぜ怖いものに惹かれるのか」「本当の恐怖とは何か」をホラー映画やWebなどを使ったグループワークで学びながら、企画の「軸」となるストーリーを作り、お化け屋敷内の部屋の場面設定や内装を企画することができます。

粟田大燈呂プロジェクト

天保3年以前に途絶えたといわれるこの「夜渡り神事」を、180年ぶりにアートで復活させ今回で13年目。単なる制作だけではなく、神社や周辺地域の歴史・伝承等を調査、京都の歴史・芸術・文化を掘り下げ、そこから見えてくる日本人の感性を捉えなおし、モノづくりの神髄を学びます。

フコクアトリウム空間プロデュースプロジェクト

JR大阪駅前にある大阪富国生命ビルの地下2階から地上4階にわたる吹抜けアトリウム空間「フコク(生命)の森」をアートでプロデュース。今回で6年目の節目の年を迎えるこのプロジェクトでは、今年も夏季にライブペインティング形式の巨大壁画制作、冬季にはスノーマンをテーマに盛り込んだ本格的な立体オブジェの制作を行ないます。

京焼 目利きプロジェクト

京焼・清水焼は、京都を代表する伝統産業で、その多くは東山区に集結しています。このプロジェクトでは東山区の委託をうけて、消費者の目線に立って窯元や販売店、器を使用する所などに伺い、情報収集をすると共にそれらを編集し、イベントや印刷物を用いて発信をして、東山区の京焼・清水焼の発展を手助けします。

VIVA SQUARE KYOTO×「くまのがっこう」プロジェクト

子供向け絵本で有名な「くまのがっこう」のキャラクターと京都市内にオープンしているVIVA SQUARE KYOTOというスケートリンクとのコラボ企画です。絵本「くまのがっこう」のキャラクターを用いて、企画、デザイン、プレゼン、制作といった全ての活動を行います。

さとゆめプロジェクト

今年度前期から新たにスタートする地域未来創造プロジェクトです。「株式会社さとゆめ」と一緒になって、私たちが日頃から見慣れている街の身近なモノや人、その地域で育まれてきたコトなど様々な資源をリサーチし、どのように社会に向け発信していくのかを探求します。

ゲーム業界を目指すクリエイティブ特講 by テクロス

企業の求めるニーズに応える力を養うため、実際に卒業生が活躍するゲーム会社の協力のもと実践的な課題に取り組みポートフォリオを充実させる特別講義を開催します。現場の第一線で活躍するクリエイターからの指導のもと、月1~2回・計8回の授業形式で、将来ゲーム業界を目指す皆さんを応援します。

プロジェクト演習科目に関するお問い合わせ

教学支援三課(プロジェクト科目担当) 永倉

ウルトラプロジェクト(ULTRA FACTORY)

 美術作家ヤノベケンジがディレクターを務める空前絶後の教育機関ULTRA FACTORYによるプロジェクト型実践演習「ウルトラプロジェクト」。今年も第一線で活躍するアーティスト・クリエイター・編集者などを迎え、現代美術から伝統工芸、演劇、映像表現、編集やイベント企画など多岐にわたるプロジェクトを展開します。

  • 一定の条件を満たしたプロジェクトは、芸術教養科目または創造学習科目の中の演習科目(プロジェクト演習)として単位が認められます(一部例外あり)。
  • 同時代に活躍するアーティスト・クリエイター・編集者との協働!最前線のクリエイションの現場に立ち会えます。
  • 普通見ることができないプロの現場を体験することで、制作スキルや思考力・社会で通用する実践力を身につけることができます!

応募上の注意事項

プロジェクトは、定期ミーティングを始めとして、リサーチやアイデア出し、制作等を行いますので、複数のプロジェクトを同時に履修することはできません。

プロジェクト紹介

ヴァーチャル×リアル彫刻プロジェクト

現代美術作家ヤノベケンジの彫刻作品をアナログ、デジタル両技法を駆使し共に制作を進めるプロジェクト。粘土、FRP、金属等のアナログ造形、3Dデジタルモデリング技術の習得と展覧会設営などの実践現場体験を通じ自身の表現領域を拡張します。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

やなぎみわシアタープロジェクト

美術作家でありながら演劇の世界にも活動の場を広げ、その両域を往還しながら創作を⾏うやなぎみわによるプロジェクト。今年度も、①美術作品(写真)の制作現場への参加、②野外演劇公演における、劇の内容に関するリサーチや舞台制作補助、③⼆つの領域における活動広報⽤のグラフィックデザイン補助など、多岐にわたる内容を予定しています。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

ULTRA SANDWICH PROJECT

名和晃平が主宰するクリエイティブ・プラットフォームです。アート・建築・デザインなど様々なジャンルで⽇々新しいクリエーションが起こり、⼀流のクリエイター達が世界中からやってきます。本年度は、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働による新作パフォーミングアート”PLANET [wanderer]”の舞台美術の制作や演出、ワークショップなどを予定しています。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

カラフル・ラボ/オンラインプロジェクト

東京・原宿を拠点に「KAWAII⽂化」を世界に発信するアーティスト・アートディレクターの増⽥セバスチャンが実施するプロジェクト。今年はオンライン中心の特別版です。
①前期:⽇本発の「KAWAII⽂化」に関するレクチャーやリサーチ、②後期:研究成果のアウトプットと世界KAWAII会議・KAWAII展に向けての活動を予定しています。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

映像内で触れられているプロジェクト内容は、当初の予定です。前期はオンラインでの実施を前提とし、内容に変更があります。詳しくは募集要項を確認してください。

ニッポン画屏風プロジェクト 2020

現代の⾵俗と⽇本の古典絵画が混在した、⽇本画ならぬ「ニッポン画」を提唱し作品を展開する画家の⼭本太郎によるプロジェクト。今年は、リサーチやディスカッションの他、オンラインでできる平面作品制作の実験も行う予定です。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

BYEDIT

さまざまな⼈の知恵や技術を掛け合わせて何かを⽣み出していくことは、編集の⼒のひとつです。BYEDITは「編集」の⼒を使いながら、ウルトラファクトリーから新たなメディアを⽴ち上げるプロジェクトです。毎週ゆるゆると編集会議をしながら、「メディアをつくる」「出来事をつくる」「ULTRA FACTORY独⾃のメディアをつくる」を実践していきます。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

kumagusukuプロジェクト

美術家の⽮津吉隆が経営し企画運営を⾏う「kumagusuku」に関わるプロジェクト。kumagusukuは、現代美術を中⼼に様々な展覧会やイベントを企画、⼈と美術の新たな関係を築いていく場として話題を集めています。今年度は、新しくオープンするスペース「kumagusuku SAS」を拠点に、商品開発や加⼯品の制作、展⽰や販売を⾏う予定です。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

MILESTONES

⻄陣織の⽼舗「細尾」が所蔵する江⼾時代からの⼿書き図案約2万点をデジタルアーカーブ化し、伝統素材を世界のラグジュアリーマーケットで戦う武器へと変換していくプロジェクトです。⻄陣織の「細尾」は元禄年間(1688年)、京都⻄陣において⼤寺院御⽤達の織屋として創業しました。プロジェクトでは、アーカイブからの商品企画、インテリア、ファッションの企画も予定!

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

淀川テクニック!プロジェクト

様々な場所に出向き現地のゴミを⽤いた作品を制作したり、ワークショップを⾏うなど全国的に活動を繰り広げている淀川テクニックの柴⽥英昭によるプロジェクト。素材集め(ゴミ拾い)から制作(素材が変わると扱い⽅も変わる)、ワークショップやグッズの企画制作、新聞連載が決まっているコラージュ川柳にまつわる活動やオンラインでのワークショップの実験、柴⽥英昭の相談相⼿など、携わる活動は多岐に渡ります。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

The Projected Image Laboratory

映像メディアを⽤い、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開するアーティスト・⼭城⼤督によるプロジェクトが始動します!ウルトラファクトリーのスタッフと連携しながら、オンラインでの教育プログラムをはじめとする様々な映像コンテンツを企画・開発し、配信していきます。プロジェクト参加学⽣は、⼭城と共に技術習得をしながら、コンテンツの企画、開発、実験から映像制作、配信までを⾏います。

※資料記載の内容や画像について、無断転載や引用、関係者以外への共有、SNSへの投稿は禁止です。

ウルトラプロジェクトに関するお問い合わせ

社会実装支援課(ウルトラファクトリー) 青山

京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)

 KYOTO T5は、京都における伝統文化の継承・発展に寄与することを目的とし、伝統文化資源のリサーチ、アーカイブおよび公開、事業化(製品化→販売)を推進する研究センターです。その研究活動には海外の関心も集め、RCA(Royal College of Art)およびHEAD(ジュネーヴ造形芸術大学)との共同研究や、日本国内の企業や自治体の共同案件も多数実施しています。その取り組みは「GOOD DESIGNAWARD(2019)」も受賞しています。

  • 京都の大学で学ぶなら、世界が注目する京都に内在する価値に気づかずに卒業するのはもったいない!
  • リサーチ→発信→商品開発のサイクルを回すことで、アイディアを生み出し、形にし、それを発信する力が身につきます。
  • 「伝統工芸だから」「京都だから」だけでは簡単にモノが売れないことを知り、その障壁を絶え間ない試行錯誤で取り除く経験を積むことができます。

KYOTO T5の活動に単位配当はありません。

応募上の注意事項

月に2度程度の定期ミーティング(現状はzoomを活用)に向けて、各自、各チームでリサーチや発信、商品開発の活動を行なってもらいます。そのため、他のプロジェクトと同時期に参加することは容易ではありません。

京都伝統文化イノベーション研究センターに関するお問い合わせ

KYOTOT5 吉田

スパイスカレー部(起業部 by スタートアップ支援室)

 「スパイス」には、「適度な刺激、面白み」という意味があります。基本を理解したら、そこからアレンジを加えて、無限に新しいカレーを生み出せることに例えて、このプロジェクトでは、仕事の基本を理解して、そこから新しいビジネスを生み出すことを目的とします。企業や自治体の案件を同時多発的に取り組んでもらいます。課題→リサーチ→提案→アウトプットまでの基本を、種類の異なる様々な仕事の中でアレンジしていく経験をしてもらいます。

  • 大学の関連会社 株式会社クロステック・マネジメントに寄せられる仕事の数々を一緒に取り組みます。
  • お菓子の開発、新しいサブスクリプションモデルの開発、自治体の案件など、商品・製品・サービスの企画やデザイン案件まで同時多発的に実施。
  • 将来的に、ここに参加したみなさんから、起業家が次々と生まれるモデルを作ることを目指しています。

スパイスカレー部の活動に単位配当はありません。

応募上の注意事項

毎週の定例ミーティング(zoom)の中で、次々と寄せられる企業や自治体の案件をお伝えして、役割を決めて、その活動に取り組みます。そのため、他のプロジェクトのように、「これ」と何か一つの案件に取り組むわけではありませんので、ご注意ください。

スパイスカレー部(起業部 by スタートアップ支援室)に関するお問い合わせ

スタートアップ支援室 吉田