妖怪なのか動物なのか、はたまた幻なのか、その存在すらも掴めないほどに自由な生物「不思議生物」彼らとの出会いを体験してみませんか。
コメント学内山中の趣のある建物一棟を占拠し大量の彫刻作品を設置。自らも作品を装着しパフォーマンスを行う。もはや鑑賞者は事件に巻き込まれる体験者となる。美術でも演劇でも映画でもない新たな美的表現を模索し続けた小西の集大成の現場がそこにあった。SNS での発信も表現メディアとして活用し、自らを「不思議生物研究者」と名乗るプロモーション能力には舌を巻く。何より訪れた観客全てを笑顔に変える愛らしい造形の存在が大きかった。ヤノベケンジ