優秀賞
アートプロデュース学科 アートプロデュースコース

芸術と生活する――《サン・チャイルド》設置プロセスから考察するアートプロデュースの必要性――

花島 果椰

コメント

芸術作品が公の場に姿を現すまでには様々な過程があり、そのことが発表後の社会的反応に作用している。そのような考えのもと本論では、ヤノベケンジ《サン・チャイルド》が阪急南茨木駅前に設置されるまでの過程を関係者へのインタビューを通じて記述していく。作品の有り様を安易にアーティストにのみ帰属させるのではなく、そこに関わった多くの人々の営みの帰結とみなし、その過程を詳らかにした本論は、アートプロデュースの現場についての良質なドキュメントである。林田 新

閉じる