実体験・自己分析からテーマを「偏見=色眼鏡」とした本作。その課題に対して「視点や意識を変える」ことへの重要性をストーリーの中にしっかり落とし込んでいる。作画のクォリティも極めて高く、マンガという表現形式によって鑑賞者が楽しみながらメッセージを実感することができる。芸術を志向する学生として「思考力」「表現力」が傑出した秀作です。
かわのいちろう