「問いを立てる」ことを学科指導方針としている中、人を中心とした「動きのデザイン」から始まり、運動共感、身体的同調性などを手掛かりに感覚的インターフェースを探究した研究である。その間の思考とトライアルの繰り返しは質・量ともに過去に類を見ないレベルであり、それを高い造形力とビジュアルスキルに加え、電子制御を用いて魅力的にまとめ上げた制作を高く評価。まさに学修の集大成として受賞に相応しい研究制作である。
時岡英互