学長賞

舞台芸術学科 舞台デザインコース

Title
舞台音響における音風景の創出 -音環境の構造分析から見る荒木優光の「再生」-

コメント

言語化が困難な舞台上の音環境を捉えるためにサウンドスケープ論を用いる着想がまず面白い。視覚的要素や空間的要素とあわせて検討し、観客の聴取体験を丁寧に分析する手法にも説得力がある。舞台芸術学科で樋口は音響を実践的に学んできた。上演の構造をよく知る創り手だからこその分析の緻密さ、こだわり、そして何より溢れ出る音への愛が本論にはある。本論の視座は、今後の音響研究に新たな地平を拓く可能性を秘めている。