「まごころボックス」は、ボードゲームを通して人と人との関わりや気持ちのやりとりを丁寧に引き出す5つの作品である。対話や即興性を重視した設計には、こども芸術学科で培われた「あそびを通した表現」が息づいている。発想の出発点には作者が長年綴ってきた「日記」があり、日々の出来事や自身の気持ちを言葉にする経験を通して、自己理解と対象者理解が重なり合い、人と人をつなぐ表現として成立している。
薮内都