2021.04.21

KUA ANNUAL 2022 募集要項

募集テーマ「 C | 接触と選択」

昨年の今頃は緊急事態宣言が発出され、自宅で多くの時間を過ごしていたでしょう。一年経って、それなりに外出はできるようになったけれど、ほとんどすべての人がマスクをする風景が当たり前になりました。異様な風景ですが、私たちはすっかりこの状況にも慣れてしまいましたし、まだしばらく続きそうです。

ところで、コロナ禍によって私たちは「触れる」ことや「選ぶ」ことに対して大変過敏になったのではないでしょうか。何かに触れることを躊躇し、ただ集まることにさえ慎重な選択を迫られます。接触は避けられ、選択を求められる。英語で、接触は「Contact」、選択は「Choice」。どちらも頭文字は「C」。「C」の発音は「siː」で、「見る、分かる、会う」などを意味する「see」とも重なります。「see」は、美術にとって欠くことできない行為です。

本年度のKUA ANNUAL 2022は、現在の世相において意識的にならざるを得ない「接触と選択」について改めて思考を巡らせ、AかBかではない別の道や場所としての「C」の可能性を模索したいと思います。どのような表現形式でも構いません。本テーマに応答する作品の応募をお待ちしています。

服部浩之(インディペンデント・キュレーター、京都芸術大学芸術学部客員教授)

※募集説明会の動画は、こちらよりご覧ください。

KUA ANNUAL とは?
京都芸術大学が主催する学生選抜展。2018年より東京都美術館で開催し、今年度で5回目を迎えます。作家として選ばれた学生と、キュレーターの服部浩之氏、ULTRA FACTORYを含む本学教職員チームとが、毎月ミーティングを重ねながら12月のプレビュー展@本学ギャルリ・オーブ、そして、2022年2月の本展に向けて企画展をつくりあげていきます。

 

今年度の学生選抜展「KUA ANNUAL 2022」に参加する、作家およびアシスタント・キュレーターを以下のとおり募集します。

募集要項

選考方法:応募書類選考(1次)とプレゼンテーション選考(2次)
対象学科:芸術学部(通学部)に所属する全学科学生および大学院生
応募条件:表現方法やジャンルは問わない。指定の会場で指定の期間にこのプログラムを通じて制作したものを公開すること。
2021年12月1日(水)~12月20日(月)の期間に、本学ギャルリ・オーブにておこなうプレ展にも参加できること。
募集形態:作家(個人/グループ)、アシスタント・キュレーターのいずれか(いずれも自薦とする)
1次選考結果発表:6月14日(月)予定 在校生専用サイトにて発表、およびメール通知
2次選考:6月18日(金)・19日(土)作品、ポートフォリオ等を持参して対面でのプレゼンテーションを予定
2次選考結果発表:6月25日(金)予定 在校生専用サイトにて発表、およびメール通知 

応募書類

エントリーはGoogle Formより受付します。

※提出データに不備がある場合は、受付できません。
※提出データは指定のサイズ・書式で提出すること。

提出締切: 5月24日(月)23:59締切
提出データ:以下のとおり
参考:
PDFデータを圧縮する方法はこちらから

【作家必須】
1)「C | 接触と選択」に応じた作品や活動のプラン
PDFデータにまとめ、添付すること(10MB以内)。
ファイル名は、「00000000(学籍番号8ケタ)_氏名(グループ名)_活動プラン」としてください。
例)12101999_北白川太郎_活動プラン.pdf

2)ポートフォリオ
1つのPDFデータにまとめ、添付すること(20MB以内)。動画等は、URLのリンクをPDFに記載し、提出してください。
ファイル名は、「00000000(学籍番号8ケタ)_氏名(グループ名)_ポートフォリオ」としてください。
例)12101999_北白川太郎_ポートフォリオ.pdf

【アシスタント・キュレーター必須】
1) 応募動機
PDFデータにまとめ、添付すること(1MB以内)。書式自由。
ファイル名は、「00000000(学籍番号8ケタ)_氏名(グループ名)_応募動機」としてください。
例)12101998_北白川花子_応募動機.pdf

2)課題「あなたがこれまでに鑑賞した展覧会から最も印象に残っているものをひとつ選び、企画やキュレーションという観点から800字で論じてください」
PDFデータにまとめ、添付すること(1MB以内)。書式自由。
ファイル名は、「00000000(学籍番号8ケタ)_氏名(グループ名)_小論文」としてください。
例)12101998_北白川花子_小論文.pdf 

その他

・作品運搬費や会場の展示設営費、保険料は大学経費とし、現地までの交通費・滞在費、作品制作費・梱包費等は自己負担とする。
・東京都美術館の公募展マニュアルを確認し、規程に則って作品制作・展示を行うこと。
・本学および東京都美術館の感染対策ガイドラインに従うこと。

開催概要(東京都美術館)

会  期:2022年2月23日(水)~2月26日(土)4日間
2月20日(日)〜21日(月)········ 展覧会設営(8:45~17:30)
2月22日(火)·································· 内覧会・オープニングレセプション(予定/感染拡大状況によって中止となることもあります)
2月27日(日)·································· 撤収(8:45~17:30)

会  場:東京都美術館(上野公園)、1階第2・3展示室

総合ディレクション:服部浩之(インディペンデント・キュレーター、京都芸術大学芸術学部客員教授)

制作指導・協力:ウルトラファクトリー、ヤノベケンジ(美術工芸学科)、家成俊勝(空間演出デザイン学科)、見増勇介(情報デザイン学科)、林田新(アートプロデュース学科)、山城大督(アートプロデュース学科)、髙橋耕平(美術工芸学科)、江南亜美子(文芸表現学科)

設営および設営指導:HIGURE(予定)

問い合わせ先

KUA ANNUAL事務局(kuaannual@office.kyoto-art.ac.jp)