PHOTO

PHOTO

芸術学コース

2018年03月08日

【芸術学コース】研究の日常風景

皆さん、こんにちは。芸術学コース教員の金子典正です。3月といえば大学では何といっても卒業式のシーズンです。芸術学コースでも毎年多くの卒業生を送り出していますが、卒業生の方々はいずれも大学の勉強の総仕上げである「卒業研究」を見事に完成させて卒業されます。自ら問題点を見出し、研究を深め、論文を執筆することは、学問の府ならではの経験です。芸術学コースを含む芸術学科では「論文研究基礎」→「論文研究1」→「論文研究2」→「卒業研究」という卒業論文を書くための授業を段階的に履修することによって、マイペースで研究が進められるカリキュラムとなっています。今年もレベルの高い「卒業研究」の論文が何本も提出されました。その成果物は3月17日の卒業式の1週間前から開催される学内の卒業・修了制作展で実際に見ることができますので、お時間がありましたら是非お越しください。

ところで、研究という点では大学も立派な研究機関ですので、所属する教員もそれぞれ専門分野があり、授業のかたわらで個々の研究を日々進めています。そこで、今日は私の研究の日常風景について、少しご紹介したいと思います。まずは一枚目の写真です。

 

image1

黄金に輝く四頭立ての象に普賢菩薩像が坐っています。これだけでも相当インパクトがあるのですが、その大きさは、、、なんと高さ48メートルもあります。そしてこの像は重さが660トンもある巨大な金銅仏なのです。写真の下方に人物が映っていますので、その大きさが分かると思います。そしてさらに驚くのは、この普賢菩薩像がある場所です。パンダや麻婆豆腐で有名な中国四川省にある峨眉山にあるのですが、実はこの像はその山頂にあります。峨眉山は中国の仏教聖地のうち普賢菩薩の聖地として有名で、その標高は3099メートル。三千メートル級の山頂にこうした建造物があること自体が驚きです。どうやって資財を山頂まで運び、どのように制作したのでしょう。その様子は現地のパネルで解説されています。そしてこの山頂は、その標高ゆえに、上の写真のように快晴になるのは実はとても珍しいことで、この写真は知り合いの研究者が以前に私に送ってくれたものなのです。因みに、かつて私が訪れた際の様子は次の通りです。

 

image2

現地の方に聞きましたが、峨眉山はこのように霧がかかった状態が日常だそうです。山頂から景色を愛でるどころか、どの方向をみても霧、霧、霧でした。

研究を長く続けていると、国内のみならず国外の各地を訪ね歩きますが、さまざまな非日常的な場面に偶然出会います。そうした時、自分の限られた知識で考えていた仮説が再考を余儀なくされることも多々あります。机上の考察ではなく、現地に出かけて色々と体験して初めて見えてくることが沢山あります。ですので、もし皆さんが芸術や美術の研究を志すようになったら、ぜひ出来る限り現地を訪れるようにしてください。たくさんの非日常があなたを待っているでしょう。

 

——————–

「卒業・修了制作展」「芸術学コース卒業研究懇話会」について、以下のリンク先で詳細をお知らせしています。

https://air-u.campus.kyoto-art.ac.jp/news/detail/905/

——————–

京都造形芸術大学通信教育部 芸術学コースでは以下のwebサイトでお知らせを定期的に更新しています。ご都合が合うイベントがありましたら、 お気軽にご参加ください!


芸術学コースのつぶやき@geigaku4
芸術学コースコースサイト Lo Gai Saber|愉快な知識
芸術学コース |学科・コース紹介

この記事をシェアする