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文芸コース

2018年05月16日

【文芸コース】文芸コース主催5月読書会の報告

2018年5月12日、京都の瓜生山キャンパスで文芸コースの読書会が行われました。この日は、2回目の入学ガイダンス日。初めてのスクーリングを終えた新入生の方々もさっそく参加してくれました。在学生だけでなく卒業生も加わって、教室はちょっとした同窓会のような雰囲気に。緊張気味だった新入生のみなさんもすぐに打ち解けて、どんどん発言してくれました。

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とりあげた本は、『古都』川端康成。京都の行事や名所が美しい文体で描かれた有名な作品ですが、読書会がきっかけで初めて読んだ人や、十年ぶりに読んだ人なども多く、新たな魅力を再発見する時間となりました。映画を見てから読んだという人や、『古都』の舞台となった京都の名所を朝から歩いて回ってきたという人など、それぞれのやり方で『古都』に向き合い、個性的な感想が飛び交った楽しい読書会となりました。

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次の日は、東京・外苑キャンパスでも読書会が行われました。こちらで取り上げた本は、若竹千佐子の『おらおらでひとりいぐも』。昨年史上最年長(当時63歳)での文藝賞受賞作として話題になり、今年1月には第158回芥川賞を受賞したベストセラー作品です。 主人公は夫を失くし、ひとり暮らしをする74歳の主婦・桃子さん。深い悲しみのなかで半生を振り返り、再生していく姿が、東北弁を織り交ぜながら描かれています。作中の東北弁は、この作品にどんな効果をもたらしているのか。東北弁がわかる・わからないでは読み方が違ってくるのか? 家族との関わり、そして桃子さんの夫・周造についてと話題が尽きない有意義な時間となりました。人類の歴史のなかにいる個人が、自分の存在をどう定義するのか、そして「生命の連鎖」を感じさせるささやかだけれど美しいラストシーンを迎えたとき、参加者は作品に対して共感や疑問だけではない、それぞれ複雑な感慨をもったようです。

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文芸コースでは年に数回、東京・京都それぞれで読書会を開催しています。さまざまな年齢の学生がいるコースです。年代を越えて意見交換することで、新たな発見をすることになります。コース生だけでなく、一般の皆さんの参加も歓迎します。次回の予定はコースサイト等でお知らせしますので、興味を持たれた方はぜひチェックしてください。

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