環境デザイン領域
建築デザイン

Environmental Design Field

一流の現場に立ち、実践を身につける。

日本の大学で不足しがちな「実務教育」に力点を置き、働きながら学び、学位が取れるプログラムを実施。気鋭の現役建築家が率いるスタジオに所属し、スタジオ独自のプログラムを通して、建築設計の思想と実践を追究します。時が過ぎても変わらない建築設計の本質を探究しつつ、プロをめざす人たちに、具体的な実務への入り口をつくります。

分野の特長

現役建築家×少人数スタジオ制

堀部安嗣(東京)と、横内敏人(京都)。現役建築家が主催する2つのスタジオから1つを選択し、入学時から修了まで一貫した研究指導を受けながら、実務で通用する知識や技術を修得。ここでしか得られない、建築設計における思想やノウハウを学ぶことができます。

実務経験2 年間に相当する一級建築士免許の登録要件を満たせる

本課程における指定の30単位以上を修得することで、一級建築士免許登録要件の一部(建築に関する2年間の実務経験)を充足することが可能です。

※教育訓練給付制度 指定講座 ※詳細は『募集要項2021』をご確認ください。

学びのすすめ方1年次

プランニングの基礎をじっくり修得。住宅設計に何が必要かを考える。

環境デザイン演習(建築デザイン)
(スクーリング科目、スクーリング研究制作科目)

具体的な条件設定に基づいた建築の設計を通じて、改築、増築、建て替えについてのプランニングを徹底して行い、設計の考え方、何を手がかりにそれをすすめるかについて学びます。クライアントから提示される要求を真摯に受け止めることからはじめ、建築設計に何が大切かを議論・考察していきます。「環境デザインIV‒3・IV‒4」では、建築現場や建築物の具体例を実地で見学します。

環境デザイン特論Ⅲ-1、2
(テキスト科目)

「プロジェクト研究」「工法・素材研究」について、それぞれ基礎的資料収集・調査、あるいは教材の精読、および整理・分析を行います。それらを通して建築設計業務に関するインターンシップに関連する知識を身につけることを目的とします。さらには、修了制作のテーマを抽出するための基礎知識や観察力を獲得し、自身の設計を客観的に位置づけることのできる判断力を養います。

学びのすすめ方2年次

第一線の建築家が指導するスタジオで生きたノウハウを学ぶ。

環境デザイン研究(建築デザイン)
(スクーリング科目、スクーリング研究制作科目)

敷地と建て主を実際に設定し、現実的制約条件の中で基本設計から実施設計までの作業を行います。修了制作では人の活動を取り巻く環境に対する疑問や問題提起を持ち、明確なコンセプトに基づいた住空間の提案をするとともに2年間の集大成として設定した研究テーマについての考察を行います。

年間のスケジュールモデル

年間のスケジュールモデル

スクーリングは各年次毎に、年間を通して週末(土・日)を中心に開講しています。
詳しい日程は下記『大学院スクーリング日程2021』でご確認ください。

■スクーリング日程 大学院スクーリング日程(2021年度予定)
■授業一覧 授業一覧(2021年度予定)
■教員 横内 敏人(教授)堀部 安嗣(教授)

学生紹介

大橋 巨哉42歳 岡山県 大学院2年次

大学院で住宅の設計課題に取り組み、「建築と住宅の違い」「住宅とは何か」「人が暮らすとは」「どう自然と関わりたいのか」を、深く考えるようになりました。優しい住宅には、健やかなる時も病める時も、住まう人をやさしく受けとめる大らかさがあります。住宅は個人の所有物ですが、街並みをつくる公共建築的性格もあります。建築が利他的なものとなれば、より豊かで楽しくなるはず。学びを通して、そんな気づきを得られました。いま取り組んでいるテーマは、「自然を味方にする家」。自分の思い描く空間を表現し、その空間について人の共感を得たい。人の動きを想像しながら、心身にフィットする動線やゾーニングを書くのにひたすら手を動かし、建築の骨格の中へ上手く納められるとうれしくなります。ここで得た経験を糧に、住まう人や街に対して、魅力的で愛される住宅をつくっていきたいです。

修了制作 作品ギャラリー

横井 夏香43歳 愛知県 2019年度修了(堀部スタジオ)

[修了制作について]テーマは自邸。何よりも考えたのは、「敷地」に対しての解といえるプランになっているか、周辺環境を配慮した「控えめな佇まい」の、利他的な建物であるか。先生方から発せられる言葉を、宝物のようにいつも頭に置いていました。

[成果、そして、これから]インテリアデザインという自身の仕事を追究したい、自邸を自分で設計してみたいという思いから進学。尊敬する先生方のもと、志の高い同級生と切磋琢磨し、家族からの協力・応援を受けた、この2年間の充実度は計り知れません。


社ヶ丘の家 ―自邸の研究―

栗田 啓子50歳 神奈川県 2019年度修了(堀部スタジオ)

[修了制作について]寒冷地の森に、建築がどう佇むか。環境や歴史、生息する動物・植物など、様々なことを把握した上で設計に臨んだ。豊かな自然と共存し、厳しい冬でも暖かくすごせる住まい。森の中で純粋に音を楽しむ空間。美しく風化していく建築をめざした。

[学びの振り返り]建築はその土地の歴史、住む人の記憶を紡ぐものでなければならない。大切なことは、技術だけではなく、風土や文化、取り巻く環境、地域のことまで思いやり、考えることだと思う。2年間の学びはとても深く、見えないものの大切さを痛感している。


森の別荘 ―寒冷地における別荘のパッシブデザイン―

津田 博之36歳 京都府 2019年度修了(横内スタジオ)

[修了制作について]テーマは、外部空間と繋がりを持った家庭の在り方。緑のある家が減りつつある京都市内。共働きと子育てで日々忙しくも、家に帰ると自然に囲まれて落ち着ける空間が欲しいと考える家族のため、庭や遠くの山並みを借景に、内部全体がひとつの大きな空間であるような住宅をめざした。

[学びの振り返り]仕事で住宅設計に携わり、建築を見つめ直すために進学。実務と課題、修了制作で、あっという間ながら、とても充実した2年間でした。さまざまな世代の仲間と切磋琢磨しつつ学んだことは、今後の建築を考えていく糧となりました。


北白川の家 ―外部空間を取り込む住まいの研究―

福本 英一49歳 東京都 ●2019度修了(横内スタジオ)

[修了制作について]テーマは、「職住一体の建築」の研究。楕円という形状の特徴を活かし、密集した都内の住宅街において敷地を最大限に利用するとともに、アイストップとなる佇まいを持つ住宅として、人を呼び込む力のある建築をめざしました。

[学びの振り返り]大学院での2年間は、あらためて真正面から「建築」に向き合った、濃密な時間でした。先生方からは、粘り強く、しつこく考え抜くことの大切さを学びました。この貴重な経験を今後の設計活動に活かし、進んでいきたいと思います。


職住一体の建築の研究 ―粕谷の家―

資料請求 あたらしいパンフレットができました。

芸術×大学院×通信 京都芸術大学通信制大学院 入学説明会