環境デザイン領域
建築デザイン

Environmental Design Field

一流の現場に立ち、実践を身につける。

日本の大学で不足しがちな「実務教育」に力点を置き、働きながら学び、学位が取れるプログラムを実施。気鋭の現役建築家が率いるスタジオに所属し、スタジオ独自のプログラムを通して、建築設計の思想と実践を追究します。時が過ぎても変わらない建築設計の本質を探究しつつ、プロをめざす人たちに、具体的な実務への入り口をつくります。

この分野の特長

3名の現役建築家×少人数スタジオ制

各スタジオで指導にあたるのは岸和郎(京都)、堀部安嗣(東京)、横内敏人(京都)。現役建築家から、ここでしか学ぶことのできない設計のノウハウを学べます。

社会人でも学びやすい週末のみのスクーリング

一部の合評を除くほとんどのスクーリングを京都・東京の各キャンパスにて開講。月1回、週末のみのスクーリングで修了できる、社会人にも取り組みやすいカリキュラムを整えています。

実務経験2年間に相当する建築士試験の受験資格要件を満たせる

一級建築士試験の受験資格(建築に関する2年間の実務要件を除く)を既にお持ちの方は本課程における指定の3 0単位以上※ を履修することで、一級建築士試験における受験資格の一部(建築に関する2年間の実務経験)を充足することが可能です。

※指定単位のうち修了要件の必修科目以外に、16単位のインターンシップ科目の履修が必要です。建築士試験の受験資格要件の詳細は、募集要項を合わせて確認してください(本課程を修了するだけでは一級建築士受験資格を得ることはできません)。

学びのすすめ方1年次

プランニングの基礎をじっくり修得。住宅設計に何が必要かを考える。

環境デザイン演習(建築デザイン)
(スクーリング科目、スクーリング研究制作科目)

ある実際の敷地に建つ実在の住宅をもとに、改築、増築、建て替えについてのプランニングを徹底して行い、設計の考え方、何を手がかりにそれをすすめるかについて学びます。クライアントから提示される要求を真摯に受け止めることからはじめ、建築設計に何が大切かを議論・考察していきます。

環境デザイン特論Ⅲ-1、2
(テキスト科目)

「プロジェクト研究」「工法・素材研究」について、それぞれ基礎的資料収集・調査、あるいは教材の精読、および整理・分析を行います。それらを通して建築設計業務に関するインターンシップに関連する知識を身につけることを目的とします。さらには、修了制作のテーマを抽出するための基礎知識や観察力を獲得し、自身の設計を客観的に位置づけることのできる判断力を養います。

学びのすすめ方2年次

第一線にいる建築家のスタジオで生きたノウハウを学ぶ。

環境デザイン研究(建築デザイン)
(スクーリング科目、スクーリング研究制作科目)

敷地と建て主を実際に設定し、現実的制約条件の中で基本設計から実施設計までの作業を行います。修了制作では人の活動を取り巻く環境に対する疑問や問題提起を持ち、明確なコンセプトに基づいた住空間の提案をするとともに2年間の集大成として設定した研究テーマについての考察を行います。

年間のスケジュールモデル

年間のスケジュールモデル

スクーリングは各年次毎に、年間を通して週末(土・日)を中心に開講しています。

■スクーリング日程 大学院スクーリング日程2018
※2019年度のスクーリング日程は2019年1月に公開予定です。

学生紹介

後藤 潤24歳 京都府 大学院2年次

学部で大規模な建築について学んだ一方、構造やインフラ面で自身の未熟さを実感。そこで、建築の最小単位である住宅に集中して、純度の高い建築をつくれるようになろうと大学院へ。それまではコンセプト重視で漠然と設計していたのが、屋根の掛け方や敷地に対する建物の配置、生活に基づいた平面計画の大切さに気づき、少しずつ豊かな住宅をつくれるようになってきました。また、寺社仏閣や現代建築と対面したときも、以前は目に留まらなかった構造や詳細な部分がわかり、建築を見るのがさらに楽しみに。2年目から仕事との両立になりましたが、生活にメリハリがつき、以前より限られた時間の中で設計に集中できている気がします。修了後は、住宅メインのアトリエ系設計事務所に就職を志望。最終的には、一から十まで住宅を設計できる力を身につけて、自分の事務所を持ちたいです。

■教員 横内 敏人(教授)堀部 安嗣(教授)岸 和郎(教授)

すべての教員が第一線の現役建築家。
所属スタジオごとに独自のプログラムを通して
建築設計の思想と実践を追究します。

京都 岸スタジオ

【テーマ】 エジプト・ギリシアやローマから現代までつづく大きな時間の流れ

建築はどんな時代もつねにその流れの中にあります。そんな建築を現代にも求めることを試みます。

東京 堀部スタジオ

【テーマ】 風景と人の営みとの調和

住宅は、日本の大切な風景の一部。人の営みとの調和を考えながら、どんな時代でも変わることのない建築の価値を追究します。

京都 横内スタジオ

【テーマ】 自然と共生する現代住宅の設計

日本文化の中にある、自然と共生する思想・美意識・世界観といったものの価値を再評価し、現在の生活に取り入れることをめざします。

修了制作 作品ギャラリー

小林 亮介35歳 茨城県 2017年度修了

[修了作品について]複雑な条件、敷地、プログラム、佇まい等、色々なことを同時に考慮した上で、シンプルな考え方にたどり着くこと。その発想の転換を、ご担当いただいた先生から、身をもって教わることができました。

[成果、そして、これから]建主の要望や予算等を理由にして、自分がいかに思考停止していたか、先生との設計の中で気づかされました。設計者は、建築について妥協することなく、考えつづけなくてはいけない。そのことを学びました。


千波の家
―傾斜地に建つ事務所併用住宅の研究―

根本 毅39歳 東京都 2017年度修了

[修了作品について]原点を見直す意味で、自分の原風景である場所を取り上げ、日本が抱える問題に建築というかたちで解決方法を示すことに挑んだ。現在に答えるだけでなく、未来を創造する行為として、建築に向き合うことを忘れてはならない。

[成果、そして、これから]建築活動を行う上で、より高いステージに自分自身を引き上げる必要を感じ、進学を決意しました。素晴らしい先生方から近い距離で指導を受け、意識の高い仲間たちとともに学んだ時間は、大きな財産でありつづけます。


根本商店
―都市近郊地域における持続可能な集落モデル―

榎薗 弘介42歳 大阪府 2017年度修了

[修了研究・制作について]「人と人との関係をつくる建物」をテーマにそれぞれの作品に挑み、修了制作では自分の設計スタイルが見えてきたと感じています。得られた成果を、これからの設計活動で実践していきたいと思います。

[学びの振り返り]仕事をしながら大学院の課題をこなしていくのは、本当に大変でしたが、充実した2年間を送ることができました。木造建築についてのイロハを教わり、実務で活かせるご指導を受けることができたと感じています。


3世代の家
―生活文化の継承の為の家づくり―

細川 由美40歳 千葉県 2017年度修了

[修了作品について]耕作放棄された棚田の休閑地に「デイサービス(通所型介護施設)」、「半農半 福祉で暮らす家族の住まい」、参加型で農業を行う人々の「棚田クラブの集会所兼休憩所」を設計し、地域の自然と共に歩む建築を目指しました。

[学びの振り返り]光と闇、仕事する場所とくつろぐ場所のように、シーンの連続性から建築空間の本質を思索する大切さを知りました。この2年間は、住宅設計の基礎を学ぶと同時に、公共建築や都市にも通じる理念を学んでいたと感じます。


空とうた 水のもり(半農半福祉で暮らす家族の住まい)
―ノーマライゼーション思想と地域福祉を確立する建築の研究―

資料請求 あたらしいパンフレットができました。

芸術×大学院×通信 京都造形芸術大学通信制大学院 入学説明会