アートプロデュース学科

授業風景

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2017年10月16日  授業風景

【特別講義レポート】『目の前に何がある?から始まる「つなぐ」仕事』 鈴木一郎太さん

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10月4日(水)に行われた特別講義は、ゲストに株式会社大と小とレフ取締役の鈴木一郎太さんをお招きし、『目の前に何がある?から始まる「つなぐ」仕事』というテーマでご講義いただきました。

 

今回鈴木さんをゲストとしてお招きしてくれたのは、3回生の大場美里さん。夏期から鈴木さんの元でインターンシップを行っていることがきっかけで、アートプロデュース学科で特別講義をしていただくことが決定しました。当日ははじめに似顔絵のワークショップを行い、後に大場さん、阿部先生(アートプロデュース学科教員)を交えて、鈴木さんの活動についてお話をしました。

 

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以下、大場さんの講義レポートです。

 

 

 後期第一弾の特別講義は、株式会社大と小とレフを設立しプロジェクト企画、マネジメント、アートディレクションに携わる「鈴木一郎太さん」をゲストとしてお招きし、どのような活動をしてきたのか、活動する時に大事にしていることなどをお話していただきました。

 一郎太さんはさまざまな活動をする中で「肩書を持たない」という姿勢で物事に取り組んでいます。どんなことをやっている人なのかを一言で表すことができません。しかし、肩書きを持たないところが一郎太さんの面白いところのひとつだと私は考えています。一郎太さんと初めて会った時に「僕自身はやりたいことがない。でも、誰かのやりたいことに関わって相手のやりたいことを成功させたい。」と言っていたことが、私の中で非常に強く印象に残りました。私以外にも、アートプロデュース学科の学生の中に、この言葉が響く人がいるのではないかと思い、今回講義をお願いしました。

 

 一郎太さんに「アーティストを子どもへの療育を行っている施設に招きたい」という依頼がありました。一郎太さんは施設では何が行われているのか、何か困っていることがあるのかなどを聞き、その施設に合ったアーティストを探し「織り込み」ます。その施設には演奏者が選ばれました。本来ならば「異物」である存在なのに、その場にとても溶け込み、空気のように馴染んでいました。こちらから積極的に動きすぎるのではなくその場に合わせて、子どもたちにとって居心地の良い場をつくるということが、この施設のしたかったことなのかなとお話を聞いて思いました。

 

 講義中、一郎太さんが活動の時に大切にしているキーワードとして「織り込む」という言葉が挙がりました。さまざまな糸が重なり合って布ができていくように、活動の中で関わりあう人たちが互いのことを意識することで、ひとつのモノができてくようなイメージが一郎太さんの中にあり、「織り込む」という言葉を大切にしているのかなと思いました。

 また、一郎太さんが「織り込む」という表現をした時、教室中が一気にざわざわしだし、多くの学生がメモを取っていました。学生たちにこのワードが響いたのだとすぐに分かりました。一郎太さんのいう「織り込む」という表現は、アートプロデュース学科の学生にとって「繋げる」という言葉と似たような感覚かもしれません。人と作品を繋げることを学んでいる学生として「織り込む」という表現は新鮮で、面白く、自分たちにも当てはまると感じたのだと思います。と同時に、一郎太さんの活動に興味が湧いた学生が多いということを改めて感じました。

 

 講義後、ある学生が「私も自分のやりたいことをやって自由に生きたい。会社に縛られないで生きていきたいと思っていたから、一郎太さんの講義は面白かった」という感想を言っていました。自由に生きていきたいけど、どのようにして生きていったらいいのか分からなかった学生にとって、ひとつのヒントになったのかなと思いました。

 

(大場美里)

 

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2017年8月31日  授業風景

東京研修に行ってきました!

8月24日(金)から25日(土)の1泊2日間で、東京研修が行われました。

この研修は、アートプロデュース学科の2回生が履修する「プレゼミ」という授業の一環で毎年開催されているものです。

学生は担当教員である阿部先生と田川先生に引率されながら、首都圏で注目されている展覧会やイベントなどに足を運び、それぞれの研究や活動に活かすことを目的としています。

各施設で先生方のレクチャーを受けながら、学生たちは訪れた場所でメモを取り記録写真を撮影した後、東京研修レポートを作成します。

 

1日目は東京駅に集合し、三菱一号館美術館「レオナルド×ミケランジェロ」展

丸の内JPタワー内にある インターメディアテク を見学しました。

その後、秋葉原へ移動し 3331 Arts Chiyoda へ。

 

2日目は、国立西洋美術館で開催されている「アルチンボルド」展を見学しました。

 

以下は東京研修の様子です!

 

「レオナルド×ミケランジェロ」展

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左:レオナルド・ダ・ヴィンチ《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》、右:ミケランジェロ・ブオナローティ《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》の大型パネル。

有名なふたりの素描や彫刻、絵画の比較から、それぞれの制作方法や思想の違いがみて取れる展覧会でした。

 

インターメディアテク(入り口にて)

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こちらでは常設展として動物の骨格標本や剥製の鑑賞を、企画展として東京に関するさまざまな資料を展示した「東京モザイク」展などを鑑賞しました。

その後、東京駅から秋葉原へ~。

 

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3331 Arts Chiyoda

3331 Arts Chiyodaは、中学校を再利用して運営されているアートセンター。ギャラリーの他にカフェなどもあり、展覧会以外にもワークショップ・講演会などが開催されている文化施設です。

今回は「2017 東京 現代アートによる国際交流展 “In Pursuit of Beauty” 『美の探求』」展を鑑賞しました。

 

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アルチンボルド」展

日本ではじめて本格的に開催するアルチンボルド展へ。油画や素描を含む30点の作品を鑑賞しました。

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先生方や他の学生と寝食をともにしての東京研修は、新しい発見に溢れたものになったのではないでしょうか。

それぞれこの経験を今後のレポート作成や、展覧会の企画運営、論文制作などに活かして学びをつなげていってほしいと思います。

2回生のみなさん、先生方、おつかれさまでした!!!

 

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2017年8月21日  授業風景

【授業紹介】 フィールドワーク演習I

みなさん、こんにちは。

夏休みも真っ只中、暑い日々が続きますが、体調など崩さぬよう過ごしてくださいね。

 

さて、夏休み中は前期にご紹介できなかったアートプロデュース学科の授業やイベントについてをお伝えしたいと思います!

夏のAO入試を終えてアートプロデュース学科の様子が気になる高校生や、今後受験しようと考えている高校生もぜひ参考にしてください。

 

 

● フィールドワーク演習I-日本のアートめぐり(6月1日)

 

フィールドワーク演習Iは、歴史ある京都ならではの工房や寺社、美術館を訪問しながら、日本の伝統文化や芸術について知る授業です。単に見るだけではなく、芸術的遺産や制作の現場を実際に足を運んで調査することによって、個人による視点からの考察を深めていきます。学外でのフィールドワークを体験することで、京都の特質・歴史・文化について理解を深める授業でもあります。

 

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6月1日(木)は、東福寺(http://www.tofukuji.jp/)へフィールドワークに行きました。創建750年の建築が残る歴史ある場所です。その中でも今回は、「東福寺 方丈 八相の庭」と「光明院」を見学し、各所の庭にまつわる歴史・特徴などを学び、調査を行いました。

 

「八相の庭」は南庭、西庭、北庭、東庭の四つの庭から成り立っています。ひとつひとつ巡りながら、講師である山内先生から庭を手がけた重森三玲(1896-1975)氏の庭造りに対する思想やエピソードなどをお話ししていただきました。

 

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庭の鑑賞を終えたあとは、東福寺の建物を見回りながら、東福寺塔頭のひとつである光明院の「波心の庭」を目指します。はじめに山内先生から入館についてや建物の歴史など、「光明院」に関してのレクチャーを受けました。

 

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学生たちは庭園内を自由に鑑賞。

この壮大で美しいこの庭も重森三玲氏が手がけたものです。「八相の庭」との違いを意識しながら各々興味を持ったスポットの写真撮影やメモを取ったりしました。このあと学生たちは課題として、調査対象のイラストを描き、内容をレポートとしてまとめました。

 

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フィールドワーク演習Iの他、アートプロデュース学科では座学以外にもさまざまな実践的な活動や授業を行っています。次回もお楽しみに!

 

 

asp

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2017年8月3日  授業風景

仮装行列開催!

みなさん、こんにちは。

暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。アートプロデュース学科の学生たちも、先週最終授業日や期末レポートの提出を乗り越えて夏休みに入りました~。

そして学科の最終授業で一番盛り上がるのが、表現演習Ⅰ(通称:ACOP)の授業で開催されている仮装行列です!毎年テーマを決めて仮装し、大学内を練り歩きます。

 

今年のテーマは「作品になる」

マグリットの『山高帽の男』やクリムトの『接吻』、やなぎみわさんの『エレベーターガール』、狩野永徳の『唐獅子図屏風』などなど。それぞれ工夫をこらして作品になりきっていました!!

 

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仮装に合わせて、ネタを仕込んできた学生も…!

 

 

人間館1Fの様子。ここからカフェを通り抜けて大階段を目指します~。

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これは高橋由一の『豆腐』!

 

最後に大階段で集合写真を撮りました!作品に合わせたポーズでパシャリ。

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★おまけ★

学科長と前学科長の風神雷神図屏風。とってもお似合い…!!

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前期も瞬く間に過ぎていきましたが、夏休み期間にしっかり休んでしっかり課題やプロジェクトもこなしつつ、

後期に元気な姿で会いましょう~。

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2017年7月13日  授業風景

【特別講義レポート】 『アートと環境をテーマとした仕事がしたい。』 等 徹彦さん

75日(水)に行われた特別講義では、株式会社 アソシエイテッド・アーツ代表の等徹彦さんをお招きいたしました。

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等さんは、建築とアートの融合を目指す独自の視点をもとに、公共施設をはじめとして、集合住宅・オフィス・教育・ホテル・病院・スポーツ・商業施設等のアートプロジェクトに参画し、プロデューサー/アートディレクターとして今まで200以上のプロジェクトに関わってこられました。今回の講義では、過去の時代背景を振り返りながら、等さんがこれまで行ってきた活動のご紹介とともに、アートディレクターの実務や都市や建築空間におけるアートの役割、将来を生き残る(サバイブしていく)ために必要なことをお話していただきました。

 

講義中、「みんながアートをはじめようと思った動機は?」、「なぜアートなんだろう?」と、いくつかの質問を学生たちに投げかけていた等さん。そんな真っ直ぐな問いに学生たちは考えこんだり、驚いたりしながらも、「アート」を学ぶ、「アート」を生かすことの意義や自分の活動・進路を改めて見つめなおすきっかけになったのではないでしょうか。

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最後に等さんは学生たちに向けて、「何をやりたいのか」をはっきりさせる。「本気」でやりたいことだったら、「勇気」を出し、まず踏み出す!「能力」や「知識」は後からついてくる。とメッセージをいただきました。

 

等さん、貴重なお話ありがとうございました!

 

以下、学生の感想から抜粋

 

アートが何を与えてくれるのか正直まだよく分からないし、今までは「楽しそう」という気持ちから選択してきたけれど、この先これでいいのかなと考えることが最近よくある。

それでも今日の話を聞いて、今時分が漠然と思っているやりたいことを、本当にやりたいことなのかをはっきりとさせ、それを続けていく覚悟をもてるようになりたいと思った。

 

「場所」と「アート」と「人」をつなぐというところは、まさにアートプロデュース学科で学んでいることだと思いました。(中略)子どもの頃になりたかったものに(進路の)手がかりがある、そして、それは現在に繋がっていていくつになっても飽きることがない、という等さんの話を聴いて、これから自分のやりたい事を探すきっかけがみつけやすくなるかなと思いました。

 

事業主の依頼→意図を汲み取る・言葉にして他者に伝える→アーティストが作品にする。

事業主とアーティストの間をサポートして、1つの形にすることは、ACOPの作者(作品)と鑑賞者の間をサポートして

「アート」をつくり出すことと、共通点があるなと感じました。今は「何をしたいか」をはっきりさせるために本気を出して探したいです。

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