美術工芸学科
アートプロデュース
コース
芸術祭、展覧会、ワークショップなどの
アートプロデュースで社会課題に挑む。
学べる分野
アートプロデュース|鑑賞教育|コミュニティデザイン|美術史・美学・美術批評|博物館学|アートプロジェクト論|文化政策
将来のキャリア・就職
美術館から地域活性化まで
幅広くアートプロデュースの力を活かす。
アートプロデュースを学んだ卒業生は、アート関連の仕事はもちろん、芸術祭の運営やまちづくりの団体、アート思考を取り入れた企業、教育現場などさまざまな領域で活躍しています。美術館やギャラリーでは、展覧会の企画をはじめ、教育普及プログラムの開発や市民連携などの第一線で卒業生たちが活躍しています。授業で学ぶリサーチ力やアートの発想法は、一般企業の企画やまちづくり団体での課題解決に大いに求められています。また、企画の実践などで得たコミュニケーション力は、教育や福祉など人との関わりを深める領域でも生かされています。
主な就職先
美術館・博物館(学芸員・教育普及・事務)
金沢21世紀美術館│丸亀市猪熊弦一郎現代美術館│山口情報芸術センター│京都芸術センター│福武財団
地域創造
おおさか創造千島財団│江之子島文化芸術創造センター│長野県文化振興事業団│アーツセンターあきた
教職
高校教諭(美術)│中学校教諭(美術)
一般企業
ほぼ日│TASKO│京都信用金庫│野村不動産ホテルズ│JINS│ディーゼルジャパン
進学
東京藝術大学│京都市立芸術大学│京都大学│九州大学│神戸大学│大阪大学│大阪公立大学│関西大学 ほか
入学に必要なスキル・知識
デッサンや美術を学んだ経験がない方も、このコースを目指すことが可能です。体験授業に取り組む姿勢や意欲などから能力や適性を評価する授業形式の入学試験に是非チャレンジしてください。
コースの特色
- 芸術を社会に活かす企画力を学ぶ
- 社会課題に取り組むプロジェクト型授業
- 行政や企業などと連携した実践的な活動
- 対話型鑑賞などの教育手法を習得
- 作家と連携して展覧会を企画・運営
4年間の学び
企画の基礎を学ぶ。
アートの力を活用するための基礎的な考え方やスキルを習得。「アートプロデュースとは何か」を学び、展覧会などの企画・実施に1年次から取り組みます。
展覧会をいちからつくりだす
身近な課題を解決するための展覧会をいちから企画・実施。その過程を通じて、展覧会に必要な道具や空間、企画を協働・運営するためのコミュニケーション力や運営の基礎を学びます。
社会で実践する。
プロジェクト型授業を通して社会の課題に取り組み、芸術を活用する力を磨く1年。自分たちの企画やアイデアを、社会に向けてどう実践するかを学びます。
社会と連携したプロジェクト
文化施設や企業などと連携して、それらが抱える課題を解決するための企画やプロジェクトを立案し、実施。当事者として社会と関わることで、将来めざす進路なども明確にしていきます。
将来の進路を考える。
一人ひとりが個人の関心領域で研究や活動を深め、専門性を磨きます。さらに、それぞれの専門性を社会に活かせる企画を立案・実現します。
企画の構想と実現
自らが見つけたテーマで問題を探り、解決に向けた企画を構想・実施。美術の展示、地域活性化イベント、教育に関するワークショップなどなど。進路を考えていく上でも役立ちます。
芸術で社会を活かす。
芸術を通して世の中に新たな価値を生み出し、よりよい社会を構想する力を身につけるとともに、社会における芸術の意義を高める制作や研究を行います。
卒業制作・研究
アートプロデュースがめざす究極の目的は、過去・現在のアートの力で、よりよい「未来を企画する」こと。未来に向けてアイデアや問題を投げかけ、人や社会を動かす制作・研究に挑みます。
TOPICS
これも、アートプロデュースコース。高槻芸術時間「インタールード」展開催
大阪府高槻市と、高槻市文化スポーツ振興事業団と協働し、新劇場の開館記念プレイベントとして展覧会を開催しました。展覧会の企画から市民へのリサーチ、アーティストの制作サポート、設営や運営まで学生の手で行い、高い評価を得ました。
作家やキュレーターと連携した展覧会
芸術を社会とつなぐ代表的な活動のひとつが展覧会。さまざまな作家やキュレーターが教員として在籍する本学において、彼らとともに、その作品や収蔵品の魅力を引き出して世に発信する展覧会の運営に参加します。
学生たちが自主的にイベントを企画・開催
人が集まる大学という環境を活かし、学生たちが自主的にイベントを企画・開催。「古着もってけ屋」では、古着を「持ち込む」「持ち帰る」というシンプルなアクションだけで、だれもが気軽に参加できるSDGsを体現しました。
アートと文化施設をリサーチする
大阪府の豊中市立文化芸術センターから依頼を受け、センターの貸館やカフェの利用者について1年かけて調査し、報告会を行いました。リサーチを通して文化事業・文化施設が社会にとってどんな意義を持つのかを考えました。
学生作品
教員紹介
卒業生紹介美術工芸学科
大学1年生の頃から「対話型鑑賞」と呼ばれる鑑賞法を繰り返し、作品と人のかかわりについて考える日々を過ごす。芸術や文化とのかかわりが深く、「対話型」の経営を大切にする社風に惹かれて京都信用金庫に入庫。「ゆたかなコミュニケーション室」に所属し、イベント企画や広報誌の制作など、地域と人、人と人をつなぐ活動に携わっている。
「シェル美術賞2020」学生特別賞、「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞受賞。現在は京都にアトリエを構え「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」やグループ展「DAWN-EXPOSITION2021.04-」に参加。2022年には個展「outline」「ピースとホール」を開催するなど、次々と作品を発表している。
京都府下の高校の、美術・工芸に関する部活動の委員長をしながら、授業は普通科の工芸や美術・工芸専攻の授業を担当している。部活動は美術部と女子バレーボール部を担当。
制作場所訪問に始まり、作品実現のため調整を行う仕事。「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」では作家5名を担当。会期中も作品のメンテナンスや運営業務に携わる。
コース活動紹介 最新ニュースをPICKUP!
取得できる資格
- 中学校教諭一種免許状(美術)
- 高等学校教諭一種免許状(美術)
- 博物館学芸員
全学科参加型
プロジェクト
学年や学科を飛びこえて、
社会とつながる教育プログラム