情報デザインコース 宮田真実【同窓会賞】
田舎と都会 ー 私が暮らした1825日
本
テレビや雑誌が伝える「憧れの田舎暮らし」を求めた多くの移住者が、理想とは違う現実に苦しんでいるということをよく耳にします。
私は都会で生まれ、子供の頃に何度も引っ越しを繰り返し、徐々に山の奥へと移り住むことになり、大人になってからは、また都会に戻って来ました。
そうした環境の変化により、理想との差に苦しんだり、辛い思いをする家族も間近で見てきました。
そのことから、同じような理由で誰かが苦しむことのないようにしたいと思うようになりました。
もっとリアルな田舎のこと、都会のことが伝えられたら、そうしたギャップに苦しむ人を減らせるのではと考えました。
田舎と都会、実際に暮らしてみると、あらゆる違いがあることが分かります。
田舎に行けば、スローライフを満喫できて、自給自足でお金がかからず、温かい近所付き合いがあり、のびのびと子育てができると期待する人が多いかと思います。
しかし実際には、都会よりも草刈りや雪かきなどの、家事労働の負担が大きかったり、都会までの長距離通勤で疲れてしまったり、田舎の人たちの常識に馴染めなかったり、都会からの移住者が予想していなかった苦労もたくさん出てきます。
そういった良いところや悪いところを含めて、予め知った上で移住をすれば、落胆してしまうことも減るのではないでしょうか。
皆さんもこれから先、田舎で生まれ育ったけれど、就職のために都会に引っ越すことになったり、都会で生まれ育ったけれど、田舎暮らしに憧れて移住を決断したり、人生の中でそういった「変化」が起こるタイミングがあるかと思います。
そんな方のために、都会と田舎にはどんな違いがあるのか、実際の自分の体験に基づいて、この本をつくりました。
この本は、田舎と都会でどんな違いがあるかをイラストで対比させ、視覚的に伝わる本を目指しました。画集を見る時のように絵を楽しみながら、田舎と都会のリアルな「あるある」が伝って欲しいと願っています。
宮田真実【同窓会賞】
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