やがてくるものたちへ
写真コース 山崎 真弓 (Mayumi Yamazaki)
父や叔父、友人たちの病や死を経験したことをきっかけに、この作品を制作した。
身近な人の不在を通して、「死」は決して特別な出来事ではなく、日々の延長線上にあるものだと感じるようになった。
卵やドール、骸骨、時計といった象徴的なモチーフを通し、生まれること、愛すること、失うこと、そして再び静けさに還っていく過程を見つめている。
「やがてくるものたち」とは、いつかこの世界を渡る、私たちすべてのことだ。
避けられない終わりを恐れるのではなく、その中にある穏やかさややさしさを受け止めたい。
光が消える瞬間にも、かすかな温もりが残っているーーそんな祈りのような感情を、この作品に託した。
本作品はコンストラクティッド・フォトの手法を用いており、既製品の人形はあくまで『匿名の造形物』としての素材利用です。特定のブランドを宣伝・毀損する意図はなく、独自の美術作品として再構築しています。
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