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日差しと共に織る

ーそよそよ・きらきらー

染織コース 濱口 拡美

・サイズ:タテ160cm×ヨコ210cm×奥行15cm
・素材:ラミー糸
・染料:天然染料、直接染料
・技法:緯絣、日晒しによる抜染(型)

糸や布が日焼けて変色するのは、時間の経過や光を可視化した証と言えないだろうか。
染織物が持つ「変化する/してしまう」という特性を、マイナス要素ではなく美しさや面白さとして表現してみる。


《そよそよ》
主な染料にログウッドを使用。
緯絣で模様を織った布の上に、木漏れ日をモチーフとした型を乗せて日光退色を施した。
絣織=自分の意図を反映しておられた模様と、
日光退色でできた模様=太陽の力を借りて抜染した箇所。
両方が布上で重なる、私と太陽との共作である。

《きらきら》
染料、媒染、素材を変えた24種類の日光堅牢度サンプルを作成。
絣織の染色方法を応用し、日光に当てる部分と当てない部分を作ることで糸の状態での抜染を実施。
光をイメージした絣模様を描いた。


日光を浴びて消えていく色は、繊維を経由し、自然の力がどこかへ還っていくようにも捉えられる。
制作を行う過程で、そういった流動性や大きな循環の一片になれたら。
私が日光堅牢度に着目して制作をしている理由には、そういった思いもあるのかもしれない。

《そよそよ》作品の一部
《そよそよ》緯絣で丸模様を織っているところ
《そよそよ》日光による退色の記録
《そよそよ》作品キャプション
《きらきら》染料や媒染、素材による日光堅牢度の違いを可視化した織サンプル
《きらきら》サンプルの詳細情報
《きらきら》染めた糸をビニールテープで括る→黒いテープを重ね、直接日光が当たる部分と当たらない部分に分けて外干しした
《きらきら》作品キャプション

濱口 拡美

染織コース

CONTACT

2010年頃、写真や映像を使った作品制作をしていました
当時から写真を印刷したり、映像を投影する素材として興味のあった布
現在は自分で染めたり織ったりする技術の習得と
写真や映像と同じく、布づくりにも光や時間軸を取り入れることを意識して制作をしています

2024年度 京都芸術大学 実践型アートマネジメント・人材育成プログラム『藍の學校』参加

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