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身近な生物の煌めきを纏う

染織コース 島田 知子

素材:絹
染料:酸性染料
技法:平織

 日々生活している中で、ふとした瞬間に身近にあるものが美しいと感じることがありました。卒業制作では、その美しいものを表現したいと考えました。

 今回選んだモチーフはカラスです。

 街中を飛ぶカラスの羽根の色は一見すると黒一色に見えますが、光の加減によって緑や紫に見えることがあります。その煌めく色を布に再現したいと考えました。そして、再現した布を身に纏いたいと思い、着物を製作することにしました。

 カラスの羽根の煌めきを表現するために、素材は絹にしました。試織をして使用する糸の種類を厳選し、光沢が出るように平織で仕上げています。太く大きな縞の中に細かい縞を施し、所々に少量の絣を織り込むことにより、光の加減で羽根の色が変化して見える様子を表現しました。

 遠くからでは大きな縞に見えますが、近づくと細かい縞になっています。細かい縞は等間隔ではなく、細い縞と若干太い縞を織り交ぜているので、柔らかいニュアンスが感じられるのではないかと思います。

島田 知子

染織コース

CONTACT

 幼い頃よりものを作ることが好きでした。生涯学習の講座で染色を学び、京都で機織り体験を行ううちに、より深く染織に関わっていきたいと考えるようになりました。染織について本格的に学び始めたばかりですが、創作活動を楽しみ、自分らしい作品を作っていきたいと思っています。

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