
この物語は、夢の中の古代で、戦に巻き込まれたコフルとともに過ごすエイミの話です。それによって現実のエイミの考え方が変化する、成長の物語です。現実の会社員エイミの世界を枠物語の枠の部分と考えて、古代の少女コフルがいる世界を中の物語のように構成しました。
コフルの世界は、古代メソポタミアのシュメール人の社会を調べて、できるだけわかっている事実と違わないように再現したいと考えました。フィクションで、想像した部分が多いですが、再現する古代の社会には、現代社会を見直す何かがあると思ったからです。それはシュメール人の社会に、女性の権利を守る法律があったことから思いつきました。男神に変化する前の女神を信仰して、古代の巫女を重要視した、農耕社会の都市国家でした。物語は、仕事をするときの考え方の違い、を描きました。古代で働く人は、どんな価値観で働いていたのか。現代の会社で働く人は、なぜそんなふうに考えるのか。歴史から現代を見直したときに、エイミが古代で感じてきたことから、自分の先輩への考え方が変化します。