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デザイン科 - イラストレーションコース

安藤 友理【学長奨励賞】

■ タイトル
日めくりカレンダー「心をゆるめる31のこと」

■ 説明
<仕様>
A5変形(横:148mm×縦:158mm)
表紙・本文アラモードホワイト135kg、台紙パワークラフト
リング製本(壁掛け兼用)
片面印刷32ページ

テーマは「心をゆるめるイラスト」。

忙しい日々の中で、心をすこしでも休ませたい人へ、卓上で使える日めくりカレンダーを制作しました。匂いや音、手触りの質感を感じられる31枚のイラストを1日1枚めくることで、日々、心をゆるめるきっかけができるプロダクトです。

近年は、ストレス社会と言われ、コロナウイルスやSNS等の発達も相まって、心の問題が増加しています。そのため、誰しも気分転換が必要です。しかし時間や気持ちの余裕がないのも現実であると思います。
そこで、日々「心をゆるめるきっかけ」を、何か作れないか、というのが出発点でした。

気分転換の方法の一つとして見つけたのが「五感で感じること」です。
しかし時間の流れが早く、モノや情報の溢れるこの現代社会では、ただイラストにするだけでは、届かないのではと考えました。日めくりカレンダーにすることで、「めくる」という行動を通して、1日1つ「五感で感じること」をキャッチできます。
小さなアクションでも、日常で使い続けられるプロダクトを目指しました。

ひとつひとつのイラストは、優しい柔らかさが表現できるように、水彩のようなアナログ質感、強い線ではなく水彩の溜まりでフォルムをつくること、自我の強すぎないゆるいキャラクター、優しいトーンとコントラストのバランス、を特に意識して制作しました。
また、デザインはインテリアとして飾れる「きれいさ」を考慮し、シンプルながらもぬくもりのあるフォントや紙質を選びました。

ただ「前向きになる」ということではなく、ふっと笑ってしまったり、過去を振り返ったり、じっとして頭を空っぽにしたり…そうした明暗も大小も様々な、その人にとって心地の良い、「心のゆるみ」を感じて頂けたら嬉しいです。

月の始まりは明るい雰囲気で

同じ「花」モチーフでも様々な感じ方があります

10日、まずは一区切りのおやつタイム

15日、「月の前半お疲れさま」のゆったりした朝食

きれいなものをぼーっと眺めてみる時間

20日、あと10日頑張りましょうのおやつタイム

好きなものを思い浮かべてみる

31日、お疲れさまでした。

表現で工夫したこと

  • 京都芸術大学 通信教育部