
デザイン科 - イラストレーションコース
許 書瑜
■ タイトル
春の訪れ
■ 説明
コロナウィルスが流行ったこの2年間、社会の雰囲気は憂鬱になり、
人々は束縛され、不自由と感じていた。
当作品は人気歌手とコラボし、歌の力を使い、
疲れた人々に希望、祝福を与えるという内容を表現する音楽企画を設定した。
イラストは曲のYouTubeサムネとして利用すると想定した。
ワクチンや医療技術の発達により、
徐々に閉鎖的な管理から脱却しつつあり、
希望が見えてきたというこの世代で独特な世界的に変化を記録する意図で制作した。
イラストの中で経済低迷や移動も制限された世界をイメージし雪原を描いた、
また幸せ、希望を象徴する「青い鳥」をモチーフにして制作した登場人物、
と地面に刺した注射器を「治療」ということを伝えたい。
春の訪れというタイトルに沿い、春植物「福寿草」を描き、
冬(困難)に乗り越えることを表現した。
また、福寿草は幸せを招くという花言葉もある。
また、コロナターゲット層の年齢が広いと想像し、
新曲に触れやすい10代~30代を設定した。
ボカロ曲の特徴を意識しながら作品全体の彩度を高めに調整した。
厚塗りの塗りを使い、キャラの立体感を増やす。
さらに、ほかのボカロ曲と区別するため、
線画の太さを変えて平面感を表現し、キャラクターの輪郭を強調した。
最後、企画は一枚絵のみの制作だが、
歌詞の文字PVの演出という用途も想定したので、
より多くの表現ができるように、各パーツを細かくレイヤーを分けて制作した