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デザイン科 - イラストレーションコース

杉原 千晴

■ タイトル
無限に広がっている可能性

■ 説明
今回制作した作品は、就職活動をする際に、どんな仕事がしたいか分からず悩んでいる人や、社会人になってもその仕事が自分に合っているのかどうか分からず、キャリアに悩んでいる10代後半~20代をターゲットに想定して描きました。

このターゲットを選んだ理由は、私自身がキャリアに悩んでいることもあり、卒業制作を私自身へのメッセージにもなる作品にしたかったからです。

設定したターゲット層に対し、人生は長いため、まずは今知っている世界から、さらに視野を広げてみて、少しでも気になるものや、まだやったことがないことに挑戦してみることを「そっと」後押しできるようなイラストにしたいと思いました。そして視野を広げたり、挑戦してみたりすることで、まだ詳しく知らないが、自分自身に合っている世界があるかもしれない、ということを伝えたいと考えています。

そのためイラストでは、可能性が無限に広がっていることを伝えられるように、星座をモチーフとして、色々な世界(本・音楽・スポーツなど)を表現しました。そして、ターゲットをイメージした将来に悩む男の子が、女の子との対話のなかで「これから新たに探していきたい」という意思を持ちはじめたという、将来への希望が見えるようなイラストとなるように、女の子は男の子に一緒に探そうと手を伸ばし、男の子はその手をとろうとしているシーンを描いています。また、男の子の意思に寄り添うように、足元に広がる花を大きくし、地面を明るく描きました。

  • 京都芸術大学 通信教育部