• TOP
  • 清水亜紀
back

デザイン科 - グラフィックデザインコース

清水亜紀

”やさしい日本語”の認知向上と実用への促し
外国人と日本語で話そう


ポスター / B2サイズ 3点、冊子 / CDサイズ 32ページ


「お昼は?」
「お昼ごはんは 食べましたか?」

外国人に伝わりやすいのはどっち?
どちらも同じ意味だけど、なにが違うか考えてみよう。

”やさしい日本語”は外国人に伝わりやすい言葉として誕生しました。
ポスターは”やさしい日本語”と日常的に使うふつうの日本語でどちらが外国人に伝わりやすいか比べて、左右で見え方が変わるじゃばら構造で「どっち?」の答えが分かります。
ターゲットは未来を担う子ども達。外国から転校生が学校に来た小学校5年生がペルソナです。「学校の廊下に貼ってあるポスター、いつも素通りするけど、ちょっと見てみよう、”やさしい日本語”か、ふーん」と立ち止まり、少し興味を持ってくれることをイメージして作りました。

冊子は、”やさしい日本語”かふつうの日本語、どっちが伝わりやすいかをページをめくりながら比べます。リズムよく繰り返される会話とシンプルな絵で、最後まで読み通し、読み終わると”やさしい日本語”が何となく分かることを目指しました。

外国人のためだけではなく、日本人同志の世代や障害を超えたコミュニケーションのためにも”やさしい日本語”は役に立つはずです。
日常生活で当たり前に"やさしい日本語”が使われるようになることを願って制作しました。

  • 京都芸術大学 通信教育部