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光に憧れがある。
不変の速度で
永らくこの宙を走ってきた。
星、火、雷、生物、科学、化学、信仰。
恩恵を、サイクルを与えてきた。

光は人の感情に似ている気がする。
それは一瞬であり、
単一の意識。集団の世論。多種の思惟。
思いに色がつけば、きっと虹に似るだろう。

私は他人が意外と好きで、
分かり合いたいと感じている。
共感したいと感じている。

だから光を、虹色を探りたくなった。

デジタル/インクジェットプリント

美術科 - 写真コース

山口 仁平

over reflection

自分の“こういう写真が好き”という反射と、“なぜ好きなのか言語化する”という思考のせめぎあいだった。制作の中盤と終盤、光や色としての虹を撮るようになってから思考に表現が追い付かないことがあり、生みの苦しみを味わった。結果として、屈折で表現することを止め反射を用いることにした。

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  • 京都芸術大学 通信教育部