本学のこれまでの歩みと、現状の学問領域、大学30周年を契機として策定した将来構想「グランドデザイン2030」を踏まえて、その教育内容や活動に相応しい名称として、2020年4月1日に、学校法人瓜生山学園「京都造形芸術大学」から名称を変更いたしました。
それは、この大学に入学したお陰です。これからは目標を見失なわず、
そして、より高い領域へと登るため、自分を磨いていこうと思います!
Y.N.(文芸コース 2012年度入学)
これからの人生を、自分のために生きようと考えたのが、入学した動機です。若い人と一緒に学び、環境の良い大学に恵まれ、好きな油絵の勉強ができるとは、こんな贅沢はないと思います。目標は4年で卒業し、本校でハカマを履いて卒業式を迎えること。それからは毎日絵を描く。展覧会に発表する。大きな賞をとることです。
S.I.(洋画コース 2012年度入学)
芸大で陶芸を学ぶ。思いもよらないことでした。リタイアして 一年半、妻と趣味でやって来た陶芸をもとに地域とつながる陶芸教室を始めた。教えることは難しい。基礎的な知識、技術そして表現力を身につけることが必要だ。妻のすすめもあり、良き友との出会い、ライフワークとしての向上を念じ、清水の舞台から飛び降りる思いの芸大入学であった。
K.W.(陶芸コース 2012年度入学)
食べることが大好きな私は長年の勘?と様々な情報を駆使して美味しい店にたどり着く。料理が素晴らしいことはもちろん、この居心地の良さは何かしら?と考える時、そこで感じる、光、温度、音、調度品、店の方の心配り…素敵な合致!に感動してきた。大切な人が心地よく過ごせる空間を自分でも造りたい。初めて気づくことばかりの毎日が楽しい。
Y.Y.(空間演出デザインコース 2012年度入学)
経営コンサルタントの仕事をしています。論理よりも感性を磨きたいと思い、経営学大学院ではなく、芸大で写真を学ぶ決意をしました。ですが、学ぶにつれ、作品制作には論理と感性の両方が必要だと気づきました。論理的思考で準備をし、感性で撮るということです。学んだことが、今後どう仕事に繋がっていくのか、とても楽しみです。
K.K.(写真コース 2013年度入学)
日本文化の素晴しさを伝えたいと思い勢いで入学。が、実は何も知らないと気づかされ、まさにゼロからの出発です(笑)。幸い仲間に恵まれ、今まで続けた茶道と華道を更に幅を持たせてくれる授業にも大変満足しています。この環境を楽しみながら、集中して頑張ります。そして、何より影で支えてくれる家族に心より感謝してます。
Y.M.(和の伝統文化コース 2012年度入学)
以前に活動していた団体で各地の子どもたちと関わり、住む町や空間によって性格や雰囲気がかわると体感。その町や空間は、どういう風にデザインされているのだろうと興味がわき、入学しました。気持ちひとつで飛び込んだので、やることなすこと初めてですが、楽しむ心は持ちつづけていきたいと思っています。
S.W.(ランドスケープデザインコース 2013年度入学)
仕事で出会ったまちづくり。ただ闇雲に動くのでなく、きちんと役立つスキルを身につけて活動したい。そんな思いから、建築の知識を身につけるため入学。とまどいながらも、ステップアップ方式で学ぶことにより、確実に自分の成長を実感。大学の課題だけでなく、様々な分野で活躍する仲間との交流からも多くの刺激をもらっています。
K.T.(建築デザインコース 2013年度入学)
今まで身につけてきた分野とは違う知識を身につけたい…第二の人生の始まりという大それたものではなく、私の人生の続きとしてごく自然な流れで入学。日本人としての自分の底に流れている、伝統文化に深く触れてみたいという思いがそうさせた。授業を受ける。体験をする。この新鮮な気持ちは、やがてこの後も広がりをみせることだろう。
K.M.(和の伝統文化コース 2014年度入学)
何気ないきっかけで始めた写真。写真は私にいろんな出会いや展開をもたらしてくれています。大学で勉強しようと思ったのも、そのひとつ。しかも京都や東京に通うとは想像もしていませんでした。おかげで真摯に応えてくれる先生・友達と出逢え、刺激的な日々を過ごしています。当面の目標は卒業制作。そして卒業後に東京と大阪で個展をすること。
M.W.(写真コース 2011年度入学)
夢・目標は『自分の道』を見失わないで人生を送ることである。要は、今やるべきこと、一番大事なこと、何をしたいのか、優先順位はどうなのか、シンプルに言えば毎日を楽しく過ごすこと。人生の時間は有限であるから、『自分の道』に邁進するのみである。
S.H.(ランドスケープデザインコース 2012年度入学)
本格的に油絵の勉強がしたくて、入学しました。仕事との両立はとてもハードで勉強もなかなか進みません。失敗と苦悩の繰り返しです。楽しい時、苦しい時、日々のさまざまな感情を信じ、一生絵を描き続けていきたいです。
Y.N.(洋画コース 2013年度入学)
課題に取り組むたびに、挫折と達成の繰り返しですが、勉強を通して社会のしくみが見えてくる瞬間、目からウロコであり、知ることの楽しみに、毎日ワクワクしております。この学びの中で、世の中の問題を見つけ、解決することや、コミュニケーションを繋ぐ力を身につけたいと思います。
K.S.(空間演出デザインコース 2013年度入学)
いままでずっと住宅業界で働いてきたこともあり、偏った考え方しかできなくなっていることに気付きました。この大学生活で、色々な方向から物事を見て、子どものようにやわらかくて面白い発想ができるようになりたいです。将来は、人々が集まる場所の空間デザインを手がけ、世界中の人々とコミュニケーションをとりたいです。
T.M.(空間演出デザインコース 2014年度入学)
高い志や目標があったわけではありません。今興味のあることを今学びたいと考え、入学を決めました。課題に追われ、つらく思うこともありますが、それ以上にモノづくりの楽しさを感じています。作品が完成すると達成感も得られます。将来は、モノづくりの楽しさを伝えていくことを考え始めました。
K.I.(染織コース 2013年度入学)
決して優等生とは言えない人生を歩んできました。道に迷い将来が見えない時、この大学を知り、大検を取得し入学しました。僕のように挫折し、道に迷っている貴方へ、決して楽な道ではありません。けれど、遠回りしてもいい、一歩前へ踏み出してください。そこには必ず、自分の道を照らす光があります。
Y.N.(建築デザインコース 2011年度入学)
絵を描くことは趣味としか考えていなかった。この大学を知り、趣味を才能にしたいと思い、この大学に入り、自分の才能をのばせると思った。自分の色を作り出し、筆1本で思い通りの表現が出来るようになりたい。卒業する頃には、どんな絵を描いているのだろう。
M.O.(日本画コース 2012年度入学)
アートに関しては、まったくの素人。学業と仕事の両立は大変厳しい状況でありますが、幅広い年齢の方々との交流を含め、学業以外にも学ぶところが多く、今までのアートの概念にとらわれず、より努力し、より感性を磨き、成長していきたいと思う。夢は、私の入学と入れ違いで日本画コースを卒業した妻と夫婦展を開きたいと思っています。
S.K.(洋画コース 2012年度入学)
日本の手作りのものたちを紹介する小さなギャラリーを開くのが近い将来の目標です。学びを続けているうちに、散在していた物事がまぁるくつながり始めたことに気づきました。先生や仲間から学ぶすべてが私の宝物。大学を通じ、知識だけではなく感性も養い少しずつ内面も磨いてゆきたい。すべてのことに感謝の毎日です。
Y.U.(和の伝統文化コース 2011年度入学)
日本好きな他国からの留学生に多く出会えましたが、みんな自分の国が好きで、いろいろ話してくれる姿はキラキラしてみえました。入学をスタートとして少しずつ多くのことを吸収して、すてきな日本人になりたいなと思います。
A.I.(文芸コース 2014年度入学)
龍は絵に興味をもつ前から好きだ。私は鯉だ。鯉なのでまずはこの大学卒業という龍門をくぐらなければ。デッサンには不安がある。今まで絵を習ってこなかったからである。しかし、スクーリングでだいぶ自信がついてきた。龍画で九州一の絵師になってやるぞ。
H.K.(日本画コース 2012年度入学)
2014年春、私の生活環境は大きく変わりました。1月6日の新聞に出ていた本学の入学募集広告を見て、私の気持ちが一瞬で決まりました。自分が「心地よい空間」づくりに興味を持っていたことを、はっきりと自覚できたのです。「心地よい空間」を求めて勉強し、出来れば自分自身にとって最高の空間をつくってみたい。
K.A.(空間演出デザインコース 2014年度入学)
私が、この京都芸術大学に入学した理由は、もともと歴史が好きということと、美術も好きだったという理由でした。スクーリングで初めて大学に来たとき、あまりにも年齢層が広いことに驚きました。両親や祖父母と変わらない方々が多くいらっしゃいます。仕事も忙しいですが、無事に卒業するのが目標です。
N.N.(歴史遺産コース 2009年度入学)
三人の娘が巣立つ時、自分が作った器をひと揃い持たせたいーこれが私の目標です。主人が亡くなり、彼が作った家具を使う暮らしの中でそう考えるようになりました。「お母さんの方が宿題、大変じゃん」そんな言葉を背に、仕事、家事、課題に追われています。とにかくやってみる。新しい師や友も出来たのですから。
Y.O.(陶芸コース 2014年度入学)
一度自分自身にテコ入れをはかるため、子どもの頃から関心があった芸術を学ぼうと大学の門を叩きました。無から有を生みだすぞ。泥中に花を咲かすぞ。と、肩に力が入っていましたが、スクーリングで先生方を含め同級生皆から感じたのは「真摯な態度」。素直に前を向いて歩いていこう。と、肩の力が抜けました。
Y.M.(陶芸コース 2014年度入学)
私の仕事は福祉スタッフであり、現代アートを扱う仕事でもあります。芸術を扱う者として、知識を高めるために、思いきって入学を決意しました。仕事と勉強の両立は大変ですが、周りの方に助けられながら頑張っています。今の芸術があるのは、今までの芸術があったから。芸術の歴史を、一歩一歩、歩んでいけたらと思います。
C.M.(芸術学コース 2014年度入学)
私は写真を切り口として、アートや美学を学ぼうとしています。いち個人としては終生選ぶことの無かった課題に取り組んだり、50年前に本屋で手にして、その難解さ故に読むことのなかったロラン・バルトの本を読むハメになったりして、更には添削で指摘されたことで次々に思考領域が広がり、殆ど知的豊作貧乏になりそうです。
K.T.(写真コース 2012年度入学)
中学のとき出会った日本画にときめいて、高校で始めた日本画。いつか自分だけの絵を表現したい。そのために絵の技術を身につけたい。今はまだ将来のことはわからないけれど、少しずつ自分の可能性をこの大学で広げていきたいと思う。
K.H.(日本画コース 2012年度入学)
光や影。四季の移ろいや風をよみ、その中から日本古来の「しつらえ」のあり方を学びたいと入学。どの授業も、日本の伝統文化の起源にふれることが多く、知る楽しさが広がり続けています。いけ花の伝統生花の姿を解きながら、花と、さまざまな出会いをひそませた作品を生けられることを夢みています。
T.S.(和の伝統文化コース 2011年度入学)
自営で不動産仲介業をしています。仕事のために多種多様な建築物に触れる中で、建築の仕組みに興味を持ち始めました。知識の拡大と将来的な業種拡大も視野に入れ、二級建築士の受験資格取得のために入学を決意しました。まったく未経験の私には困難な課題ばかりですが、「必ず成し遂げる!」という気持ちで取り組んでいます。
T.T.(空間演出デザインコース 2014年度入学)
通信なので学費が比較的安いこと、自分のペースで作品作りが出来るという点から入学を決め、今は課題の傍ら、趣味としてパソコンでイラストを描いています。イラストを通して一人でも多くの人と通じ合うことが、私の夢です。その為にも、これから学ぶことを、一つひとつ、しっかりと自分のものにできたら、と思います。
M.H.(情報デザインコース 2012年度入学)
日本の文化習慣(鎮守の森・神社・祭典・神事等)を後世に残すために写真を本格的に勉強しようと思い大学に入学しました。授業は、刺激的で楽しく充実しています。将来の目標は、世界一の写真家になり、日本の良さを世界に伝えたいと考えています。
T.M.(写真コース 2013年度入学)
もっと茶道の勉強がしてみたい!と始めた学生生活。今まで縁のなかった芸能文化にも触れるうちに、興味の幅がずっと広がりました。働きながら学ぶということは、時間的に厳しいと感じますが、スクーリングで出会った友人達とメールなどで情報交換しながら、時に苦しく、時に楽しく学んでいます。
M.H.(和の伝統文化コース 2012年度入学)
私は自営業で造園業をしています。この仕事をしていて自分の知識の無さにこのままではアカンと思い入学する事に決めました。最初は不安でいっぱいでしたが仲の良い仲間もでき励まし合いながら頑張っています。この先も不安はありますが京都芸術大学で得た知識や仲間を大事にし、これからの仕事に活かしたいと思います。
T.K.(ランドスケープデザインコース 2012年度入学)
森羅万象 小さな器や土のかたまりの中で、クリエイティブな世界を表現できれば、自己満足だけでなく、見る人に何かを伝えられるモノを作りたいと思い、本学の門をくぐりました。スクーリングでは、多彩な先生方の、幅広い人間観・芸術感に触れられるのを楽しみに通っています。これまでの固定観念を無にして、「無」より「モノ」を考える。苦しみもあり、楽しみもあり。
S.U.(陶芸コース 2013年度入学)
今から20年前、高校生の時に本学を受験しましたが、実力不足もあり入学の夢は叶いませんでした。その後、家業であるガーデンデザインの仕事に就いた後は、わずかな教えをよりどころにキャリアを積み重ねてきました。今後のことを考え、基礎を作り直すつもりで思い切って入学することを決めました。
R.S.(情報デザインコース 2014年度入学)
一生続けられる趣味を持ちたいと考えて始めた陶芸。何かマンネリを感じていた頃、パソコンで大学の広告を見つけました。これだと思い入学。最初は戸惑いもありましたが、スクーリングでは毎回、先生のご指導に目からウロコ。出会った仲間たちとの放課後活動も楽しみの一つです。いつか自分の個展が開けるようになることを夢見ています。
N.N.(陶芸コース 2013年度入学)
スクーリングでは、みんなそれぞれがデザイナー。お互い刺激し合いながら学べる環境で、毎回もっと頑張ろうと奮起させられます。空デに入学して意識するようになったのが「おもてなし」の心。卒業までに世界中の建築やデザインを吸収して、その心を忘れず将来は広い視野で作品を創作する空間デザイナーになりたいです。
M.T.(空間演出デザインコース 2012年度入学)
着尺、帯、服地など人が身にまとう布、また、暮らしで使う布などを、コツコツと織っていきたいこと。たとえば、絹糸であれば、それはお蚕さんの生命をいただいて紡いだ糸だし、天然染料ならば、植物や虫からいただいた無限の色素。そう考えれば、実に真摯な気持ちで、染織に携わろうと考える。そして、ワクワク・ドキドキ!しながら布を創りたい。
A.T.(染織コース 2012年度入学)
果てるまで、やってみようと思いました。独りでの自宅学習はしんどい面もありますが、スクーリングにおける先生方のご指導と、クラスメイトと共に奮闘する日々を糧として、新たな学生生活を豊かで充実したものにしていきたいと思います。
K.H.(日本画コース 2012年度入学)
定年退職して日本画をはじめました。講師の方々も学生もエネルギッシュで感動します。学ぶことの楽しさを知り、これまでと違う世界がみえています。生命とは、宇宙とは、生きるとは何か。東日本の大震災で苦悩するフクシマで、芸術活動を通して、地元の活性化に役立ちたいと考えています。
S.S.(日本画コース 2011年度入学)
入学する前に感じていた色々な気持ちが入学してからは希望と目標になったことが私の中での大きな変化です。夢をかなえるため一つひとつの課題と向き合い自分らしい表現を見つけていきたいです。課題と友人との出会いが私の大きな力になっているのを感じます。芸術を学ぶことを楽しみながら日々一歩一歩進んでいきたいです。
H.T.(染織コース 2013年度入学)
学生時代から大の和文化好き。憧れの京都で学び、新しく興味の湧く分野に出会えたら、と入学。お茶や歌舞伎、連歌、落語まで。幅広い分野のスクーリングで自分の興味ある点を増やし、学びを深めて、その点と点が線でつながる面白さを実感できました。同時に、現代で忘れがちな日本人としての感性が呼び覚まされ、人に教える者として、この感覚を次世代にも伝えたいと思いました。
A.H.(和の伝統文化コース 2013年度入学)
子育てや介護が一段落し、日々の生活における「よりどころ」を求めていたところに本学を知って入学。初体験の日本画制作は大変でしたが、モチーフとの対話を通して自分と向きあう時間をもらえました。入学以来、絵を描くために体を整え、健康にも注意するようになり、心身ともに充実した生活を送れる毎日に。今後もスケッチに出かけたり、大切な学友と絵を見に行くのが楽しみです。
N.K.(日本画コース 2013年度入学)
かつて本学への進学をあきらめたものの、大人になって写真を学びたくなり、本コースを発見。23年ぶりのリベンジを果たしました。最初はただ楽しんでいましたが、深く学ぶうちに迷いも。けれど、先生の「自分の感動でシャッターを押す」「感情ぬきで冷静に見つめないと作品にたどり着けない」といった教えを胸に、高度な銀塩写真にも挑戦。いつかは個展、という野望に向けてがんばっています。
S.Z.(写真コース 2014年度入学)
職業訓練校で学んでインハウスデザイナーとして就職。働くうちに、もっと専門的な知識を得たくなって本学へ。学友ができたことで自主勉強にも前向きになれ、タイポグラフィなどの実践的な学びを通して、暮らしの中でデザインを観察する力が深まったと感じます。今後は大学で学んだことを生かしてデザインの腕を研鑽し、良いデザイナーになりたいです。
Y.Y.(情報デザインコース 2015年度入学)
美術館めぐりが趣味で、基礎知識を学びたくて入学。伝統芸術からデザインまで、幅広い学びを通して視野が広がりました。それまで海外への憧ればかり強かったのが、深く学ぶことで日本文化の面白さを発見。日本画の展示にも足を運んだり、新しい場所に積極的に行くようになりました。また、途中で一年休学した時、「自分のペースで学べるのがここの良さ」という先生の言葉を実感しました。
R.K.(芸術教養学科 2014年度入学)
自然の中で働きながら、環境教育やリバーガイドなど自然案内人として活動。人・自然・経済の元気を支え、地方を活かすための技術を学びたくて入学。人生で初めて造園や日本庭園を学び、自然と一体になって培われた、日本独自の「アイデンティティ」を実感しました。また、他者といっしょにアイデアを広げ、ワクワクする成果を生む授業を通して、技術だけでなく人間性も育まれたと感じています。
K.T.(ランドスケープデザインコース 2015年度入学)
建築やインテリアに興味がありながらも、デザインには無縁の事務職。あえて自分の気持ちに蓋をしていましたが、やらないよりもやって後悔すればいい、と入学。最初はわからないことだらけでしたが、学友や先生方に恵まれて奮闘。ひとつひとつの科目を夢中でこなす中で、少しずつでも学びが身についてると実感できる時があります。卒業後は、なにかものづくりに関わる仕事に就けたらと思っています。
A.N.(空間演出デザインコース 2013年度入学)
10代の頃から美大生生活への憧れがあり、一度社会を経験した上で美術と真剣に向き合いたい、と本学へ。社会人生活の中で余計なものとして削ぎ落とされた、その「削りカス」のようなものが、美術においては糧になると実感。画の学びとは直接関係ないように思える先生の言葉や、学生同士のディスカッションが、制作する自分のこころに影響すると感じました。
T.F.(洋画コース 2010年度入学)
某メーカーで商品開発担当として〝ものづくり〞に従事。手を動かす立場から離れるにつれ、もっと身近で自身のための〝ものづくり〞がしたいという欲求が芽生えて本学へ。ほぼ初心者でスタートしたものの、わかりやすいカリキュラムと丁寧な指導のおかげで、大学の窯を活用し、なんとか卒業制作へ。デッサンをはじめ芸術や美術を総合的に学べ、芸術に関する視野も広がったように思います。
Y.I.(陶芸コース 2013年度入学)
専門学校を卒業し就職活動もしましたが、自分自身を理解し、ことばで表現する難しさを実感。これまで勉強を疎かにしてきたという後悔もあり、入学を決意しました。最初は不安を持ちながらも、課題に励むたび成長できていることを実感。書いたものを批評しあうスクーリングでは、人に読んでもらえる場があり、完成形ではない人の書いたものを読めることもまた、勉強になることを知りました。
Y.A.(文芸コース 2014年度入学)
東日本の震災映像を見て、「今、自分がやるべきこと」を考え、35年つづけてきた絞染をいちから学ぼうと決意。基礎の課題には新鮮な気持ちで取り組め、難解な課題では新しい自分を切り開く楽しみを知りました。また、同じ志を持つ学友は、考えの狭かった私に、世界の広い可能性を教えてくれました。人生で一番たくさんの本を読み、ひたすらレポートに取り組んだのも、よい思い出になりそうです。
M.K.(染織コース 2011年度入学)
東京で海外ブランドの仕事をしていましたが、純粋に興味あるものを学ぼうと本学へ。授業で感銘を受けた先生のお月見会に参加し、年代やコースを超えた素敵な仲間ができました。地域学の授業で魅了された苧麻織物を卒業論文のテーマに決め、「からむし織の里」奥会津昭和村に移住。思わぬ世界が開け、出会いがひろがりました。地域文化の奥深さに日々触れつつ、論文に取り組んでいます。
M.S.(芸術学コース 2016年度入学)
家具の商品企画に携わるうち、建築関係の方々と接する機会が増え、基礎から学びたいと本学へ。初心者でも、日々の自宅課題やスクーリングを通して、体系的に建築の知識や表現の技術を習得でき、仕事にも活かせました。さらに日常生活では、建物の外観デザインだけでなく文化的背景に興味がわき、海外まで建築を見にいくように。今後は、世界で活躍できる建築家になることが目標です。
T.M.(建築デザインコース 2015年度入学)
保育園の栄養士からグラフィックデザイナーへ。デザインの基礎は現場経験と独学のみ。学問としてデザインを学び、新たな気づきを得たいと思い、入学を決意。課題や授業を重ねるたび「物や状況に対して新しい側面を探す視点」を、自身の変化として実感。身近なモノや街の新たな楽しみ方を見つけられるようになり、今まで見過ごしていた世界に気づくきっかけを得ることができました。
S.K.(空間演出デザインコース 2013年度入学)
いつか地元の郷土資料室で働きたいと思い、市役所に就職。仕事やスキルアップに取り組むうち、歴史の勉強を忘れかけていることに気づいて本学へ。座学で概要を学ぶだけでなく、現地に身を置いてさらに考えるフィールドワークなど、興味深い科目が多く、気づけば在学年限ぎりぎりに。関心が広がったことで、それまで行かなかった博物館にも足を運び、資料の状態まで観察するようになりました。
S.A.(歴史遺産コース 2010年度入学)
沖縄でエコツアーガイドをしていたものの、家族の事情で地元に戻ることに。沖縄で案内していた染織工芸を思い出し、どこにいても一生続けられる技を自分でも得たいと入学。スクーリングの合評では、周りの人の構成、色使い、技術等、自分の中に無かったすべてが刺激に。また、課題を通して気付いた植物染料の魅力を、地元の自然学校をサポートする活動にもつなげられたら、と思います。
R.M.(染織コース 2013年度入学)
図工が好きで建築の道に。達成感はありますが、建築はプロジェクトチームの作品。自分だけを表現する手段を求めて洋画コースへ。制作でわからないことは他の作品から学べることを知り、よく絵画展に行くようになりました。授業で教わった大切なことは、制作が佳境に入っても「消す勇気」。社会活動でも大切なことですが、「安易に妥協しない精神」をあらためて教わりました。
Y.M.(洋画コース 2009年度入学)
定年を前に義母の介護で仕事を辞めざるを得なくなり、家の中で悶々と自分が朽ち果てていくのが怖かった。そんな時に東日本大震災が起こり、思ったことは躊躇しないで行動にうつさなければと入学。初めての絵画体験で100%理解できないこともありますが、先生からだけでなく、仲間からも刺激を受けながら学べることは素晴らしいです。今後の人生がより豊かなものになりそうな予感があります。
S.T.(洋画コース 2011年度入学)