展示・イベント

2015.10.13

  • 映像・舞台
  • 近畿圏

【ダンスの創造的行為をめぐって】パフォーマンス+展示+ラウンドテーブル

川口隆夫ソロダンスパフォーマンス『大野一雄について』

2015. 11/28 (土)

14:00

17:00

終演後、ポストパフォーマンストークあり【川口隆夫、國吉和子(舞踊研究・評論)】

瓜生山キャンパス 京都芸術劇場 春秋座

舞台上 MAP

ダンスにおいて「真似る」ということと、振付という行為は、どう違うのか。

 ダンス作品創造における、基本的な方法として「振付」という行為がある。
 西洋、東洋を問わず、ダンスの創作の場で身体から身体へムーブメントを移す振付という作業はダンスの基本的スタイルとして長く行われてきた。しかし、昨今コンテンポラリーダンスの流れの中で、振付という行為への新たな視点が模索されてきている。ダンスと演劇が、境界を越えて作品創りをしている現実や、様々なジャンルのコラボレーション作品が当たり前となっている現在、言葉でのイメージの伝達、美術家による空間設定などが、振付という行為のあらたな可能性を生み出している。
 今回、ダンサー/コレオグラファーである川口隆夫氏の作品『大野一雄について』を上演する。川口氏は、故大野一雄氏の残された映像、創作のプロセスでうまれた言葉を基としつつ、さらに同時代を共にした人々へのインタビューを重ね、大野一雄氏の舞踏へのアプローチを深めた。そして、独自に振付を掘り起こし、『大野一雄について』という作品の上演に至った。現在、世界各国でこの上演を続けている。通常振付は、コレオグラファーからダンサーに渡されるものであるが、本作品は、そうした人と人の関係を持たずして、映像から大野一雄の舞踏を身体に移すという方法で作られたものである。
 ダンスにおいて「真似る」ということと、振付という行為は、どう違うのか。伝統の中で継続されてきた、「振付」という行為は、当たりまえのように、コンテンポラリーダンスの中でも受け継がれているが、そのことの意味、あるいは未来的な可能性と不可能性を、翌日29日のラウンドテーブルではダンス以外の場で活動する方々の参加も招き、身体表現思想の問題として研究していく。
研究代表者 山田せつ子(ダンサー・コレオグラファー)


《パフォーマンス》
川口隆夫ソロダンスパフォーマンス『大野一雄について』

2015年11月28日(土)14時開演
京都芸術劇場 春秋座舞台上
ポストパフォーマンストーク【川口隆夫、國吉和子(舞踊研究・評論)】
入場無料・要事前申込(定員有/100名予定)

*13:55までに春秋座ロビーにお越しください。
*当日は春秋座ロビーにて「大野一雄アーカイブ展」を開催しております。そちらもあわせてお楽しみ下さい。


**今回の上演は、京都造形芸術大学舞台芸術研究センターが文部科学省「共同利用・共同研究拠点」の認定を受けて行う、研究会【ダンスの創造的行為をめぐって】のパフォーマンスとして開催されます。  〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉について: http://www.k-pac.org/kyoten/ **
費用 入場無料・要事前申込
定員 100名予定
申込方法 http://goo.gl/forms/Z8afJFuxsu
主催 文部科学省 共同利用・共同研究拠点 京都造形芸術大学舞台芸術研究センター <舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点> 2015年度 テーマ研究Ⅱ【ダンスの創造的行為をめぐって】 研究代表者 山田せつ子(ダンサー・コレオグラファー)
お問合せ 舞台芸術研究センター 075-791-9437(平日10時~17時)
URL http://www.k-pac.org/kyoten/guide/2015b2/
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