展示・イベント

2017.11.21

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交わるいと 「あいだ」をひらく術として

2017. 12/22 (金)

2018. 03/04 (日)

10:00

17:00

入場は閉館の30分前まで/月曜日(1月8日、2月12日は開館)、1月9日(火)、2月13日(火) 年末年始(12月27日(水)~1月1日(月))休館

広島市現代美術館

広島県広島市南区比治山公園1-1 MAP
卒業生の宮田彩加さんが、広島現代美術館で開催される「交わるいと 『あいだ』をひらく術として」展に参加します。
「刺繍」による作品を制作している宮田さんほか、15名と1組の作家がそれぞれ異なるアプローチで糸や布といった素材に向き合います。

お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。

―以下、公式HPより転載―

織物の大半は空気でできています。織物の質量のうち繊維が占める割合は通常20〜50%に過ぎず、繊維を撚って糸を紡ぐにも、糸と糸を交わらせて布を織るにも、そこには必ずすき間ができます。そのすき間、空間があるからこそ、布は薄く軽やかで、伸び縮みして丈夫で、あたたかくあることができるのです。糸と糸がどのように交わって、どのような形のすき間をつくるのかによって、布の布たる所以が生まれ、その性質や表情もできあがっていきます。

この展覧会では、糸や布、繊維を素材に制作を続ける15人と1組の作り手たちによる営みを紹介します。伝統工芸から現代美術、デザインまでジャンルはさまざま。それらを貫く導きの糸としたいのが、精神病理学者の第一人者であり臨床哲学の先駆者でもある木村敏の次のような言葉です。「自己とは、自己と他者とのあいだ ―現在の事物的世界とのあいだだけでなく、当面の他者とのあいだ、所属集団とのあいだ、過去や未来の世界とのあいだなども含む― の、そしてなによりも自己と自己とのあいだの関係そのもののことである」(『関係としての自己』みすず書房、2005年)。つまり糸や布と向き合うことで、自己そして人の生のあり方をふかく見つめてみようというわけです。

タイトルの「いと」は素材としての「糸」を意味すると同時に、作り手たちの「意図」でもあります。糸が交わって布が生まれるように、作家たちの意図が交わってこの展覧会ができていきます。さらにみなさんが会場を訪れ(あるいは会場を出て、まちを散策し)、思い思いに交わりながら「あいだ」の関係を幾重にも紡いでみてください。

出品作家(50音順、敬称略)

上原美智子、上前智祐、呉夏枝、加賀城健、北村武資、熊井恭子、鈴田滋人、須藤玲子、関島寿子、
髙木秋子、ヌイ・プロジェクト、平野薫、福本繁樹、福本潮子、堀内紀子、宮田彩加
費用 一般1,030円/大学生720円/ 高校生・65歳以上510円/中学生以下無料
定員 -
申込方法 -
主催 広島市現代美術館、中国新聞社
お問合せ 広島市現代美術館:082-264-1121
URL https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/majiwaruito/
https://hiroshima-moca.jp/majiwaruito/
関連卒業生 宮田彩加(美術工芸学科染織コース 2007年度卒業・修士課程(染織) 2011年度修了)
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